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2014年12月10日

【詳細版】HTJ14W『ONKYO Integra DHC-80.6にはEscart EVA-C1が効く!セッティングにはこの1枚!!』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第9回目は14/11/23(日) 10:30〜11:25 Room9-2:Integra DHC-80.6 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 堀切日出晴氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はAVプリアンプONKYO Integra DHC-80.6、パワーアンプPA-MC5501(B)とADM-30.1、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、120インチスクリーン、スピーカーはCabasse ジャバ×2本、カブレラ×1本、MINIORCA×2本、EOLE3×8本、サブウーファーSL-D501×2本による7.2.4ch構成だ。トールボーイタイプ「ジャバ」(予価18万円)とセンタースピーカー「カブレラ」(予価13.5万円)はCabasseの新製品スピーカーだ。

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堀切氏から使用しているIntegra DHC-80.6は量産機でないこと、電源にこだわり3トランス搭載といったコメントがあった。エスカートのオーディオボードの効果が高く自宅のDHC-80.6用に準備したそうだ。

従来のサラウンドは「音を鳴らして、そこから聞こえる様に思わせる」ものだったが、ドルビーアトモスは「音を配置してそこから聞こえるようにしている」と堀切氏が違いを説明した。BDに収録されているアトモス音声は映画館とは別リミックスなので、リファレンスとして映画館の音を体験することを勧めていた。

視聴ディスクは以下の9枚。
 1)『プロメテウス』(7.2ch再生)
 2)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
 3)ATMOS『トランセンデンス』
 4)ATMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出
 5)ATMOS『エクスペンタブルズ3』
 6)「SHORT PEACE」より「オープニング」(7.2chと7.2.4ch比較)
 7)『ハンガー・ゲーム2』より鳥の襲撃シーン
 8)『シカゴ』より「セル・ブロック・タンゴ」
 9)『ヒート』より空港での直接対決

 堀切氏はガラスの飛び散る方向感を確認して欲しいと輸入盤『エクスペンタブルズ3』を使ったアトモスデモを行った。輸入盤『ハンガー・ゲーム2』は7.1ch音声収録なのでドルビーサラウンドのアップミックスの効果が高いという説明通り、怪鳥が人の悲鳴を真似て飛び回るのがしっかりと上空から聞こえる。輸入盤『シカゴ』はアトモス音声が収録されているがドルビーの発表前だったのでフラグが無いとのことだが、環境音がしっかり監獄の雰囲気を伝えてくれていた。

ドルビーサラウンド(アップミックス)に関しては、アトモス採用映画を7.1ch化したソフトには効果が高い、でも『ゼロ・グラビティ』は全然音が回らない。音楽ライブソフトは歓声に包まれているような効果がある、一方でスタジオミックスの音楽ソフトはダメ、といった興味深い話が聞けた。

ドルビーサラウンドにはソニーの「センタースピーカーリフトアップ」やヤマハの「バーチャルダイアログリフト」と同じ効果があるとのこと。11/22(土)と同じイベント内容かと思ったら視聴ディスクや話す内容が少し異なっており参加した甲斐があった。

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【関連リンク】

『ドルビーアトモス採用映画』
 http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/content/movie/release/dolby-atmos-movies.html

2014年12月09日

【詳細版】HTJ14W『サンシャインよ!三菱は帰って来た!! 4KレーザーテレビLCD-X65PR1登場』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

ヤマハの次は「Room8:EPSON EH-TW8200 こんなに凄い!3Dホームシアターの世界」視聴予定で部屋に行ったら何故か16:30から行われていた様で丁度終了してしまった。そこで他に見ていないイベントが無いか探してRoom1に向かった。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第8回目は14/11/22(土) 17:30〜18:20 Room1:三菱4KレーザーテレビLCD-X65PR1イベント 堀切日出晴氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成は4KレーザーテレビLCD-X65PR1、BDレコーダーDMR-BZT9600、シャープ4KレコーダーTU-UD1000だ。セッティングではテレビの後ろにライトを置いて仄かにてらしているが、これは真っ暗にすると瞳孔が完全に開いてしまいコントラストが低下した状態になるのを防ぐ為とのことだ。

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堀切氏と三菱電機の開発担当者がコンビで説明を行い、「他の部屋がドルビーアトモスと大がかりなシステムを組んでいますが、この部屋はシンプルにテレビ1台にまとめてみました」「民生用プロジェクターから撤退してこのイベントに参加しなくなりましたが、今年は4Kテレビを引っ提げて戻ってきました」といったちょっと自虐的な台詞で参加者の笑いを取っていた。

視聴ディスクは以下の通り。他に4K試験放送の番組を視聴した。
 1)「SHORT PEACE」より「九十九」
 2)「鑑定士と顔のない依頼人」
 3)「k.d. lang: Live in London With the BBC Concert Orchestra」より「11.- The Valley」
 4)「マーヴェリックス/波に魅せられた男たち」

三菱らしい非常に凝ったテレビとなっており多くの特徴がある。
 1)スピーカーユニットには時計をしたまま手に持つと時計が壊れる程強力な磁石を使っている。
 2)明るい部屋で見ても黒が締まる様にパネルはグレアタイプを特注している。
 3)サブウーファー端子を備えている。
 4)デジタルミュージックプレーヤーを接続して音楽を聴くことが出来る。
 5)HDMI 2.0 18Gbps対応

調査によると若者の多くがステレオを持っていないそうだ。そこでステレオ代りに音楽も再生出来る機能を付けたそうだ。堀切氏が「ヘッドホン祭りは大盛況ですからね」と言っていたが、私にはステレオがない生活は考えられない。(汗)

確かに独立したキャビネットを持っているだけあって貧弱なテレビの音とは一線を画している。2本のステレオスピーカーでもちょっとしたサラウンド感が味わえた。画質に関しては単体で見る分には不満のない4K画質だ。4Kテレビシュートアウトを行ったら各社の絵作りの個性が見られて面白そうだ。

なお堀切氏から「4K BDは2015年のCESで発表される。日本での発売は来年冬になるだろう。値段は未定だ」といった情報があった。これは年明けが楽しみだ。


2014年12月08日

【詳細版】HTJ14W『2014年冬、ヤマハはこのアトモスデモ構成で巡業します!?』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第7回目は14/11/22(土) 16:30〜17:20 Room2:YAMAHA RX-A3040最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

システム構成はAVアンプ:RX-A3040、ステレオアンプ:A-S2100、プレーヤー:OPPO BDP-105JP、BD-A1040、フロントSP: NS-F901×2、センターSP: NS-F901、リアSP: NS-F901×2、ハイトSP: NS-B901×4、サブウーファー:NS-SW901×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)だ。

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スピーカーレイアウトはRX-A3040にA-S2100の2chパワーアンプを使用した7.2.4ch仕様との話だったが、シネマDSP HD3用の9.2chしか設置されていない様に見えた。どこにあと2本あったのだろうか?

試聴ソフトは以下の通り。
1) 96kHz/24bit「Time and Place/Claire Martin」より「6. The Man Who Sold the World」

視聴ディスクは以下の通り。
 1)DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE
 2)ATOMOS『ネイチャー』より「ヌーを襲うワニ」
 3)ATOMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』より
 4)『アナと雪の女王』より「王女を探せ」 DSP:ドラマモード
 5)『ゼログラビティ』より「宇宙ステーションに乗り移れ」 DSP:RPGモード
 6)『中島みゆき「縁会」2012〜3』より「19. パラダイス・カフェ」
 7)「シューマン ピアノ協奏曲」
 8)『ワイルド・スピード EURO MISSION』より「離陸を止めろ」 DSP:スペクタクルズモード

MCを務める女性コンパニオンは音展2014の人だった。時間が5分延びた分枚数が増えているもののデモディスクとイベント構成はほぼ同じ。この冬のヤマハはこれで各地を回っているようだ。HTJはメーカーの人の話が聞けることを楽しみにしているので残念だ。

ヤマハはアトモス用にハイトスピーカーを設置したらシネマDSPにも使ってもらいたいと考えており、ドルビーサラウンド(疑似アトモス)よりシネマDSPの方がより制作者の意図を汲んだサラウンドを体験できると自信を持っている。そう思わせるデモ内容だった。実際ソフト内容に合ったモードを多く持っており1種類しかないドルビーサラウンドより有利だ。

麻倉先生が「アトモスBDソフトが増えるまで時間は掛かる」と話していたので、それまでシネマDSPで楽しむのが良さそうだ。


2014年12月06日

【詳細版】HTJ14W『イネーブルドスピーカーKEF R50登場、そのドルビーアトモス効果は?』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第6回目は14/11/22(土) 15:30〜16:20 Room3:JVC DLA-X700R&KEF R50+ONKYO TX-NR3030 ドルビーイネーブルドスピーカーで簡単ドルビーアトモス導入 潮晴男氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はAVアンプONKYO TX-NR3030、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、シネスコスクリーンOS 150インチ、スピーカーはKEF R900×2本、KEF R600C×1本、KEF R700×2本、KEF R50×4本、サブウーファーKEF R400B×2本による5.2.4ch構成だ。

潮氏からイネーブルドスピーカーは4本使うのが効果的と説明があった。R50自身が傾斜の付いたキャビネットとなっているのでそのまま使用しているスピーカーの上に置けば良いのだが、この会場では視聴席に音が反射するよう角度を調整しているとの話だった。

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視聴ディスクは以下の6枚。
 1) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER
 2) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
 3) ATOMOS『トランセンデンス』
 4) ATOMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』より
 5)『ニード・フォー・スピード』(5.2chと5.2.4chの比較)
 6)『ジャージー・ボーイズ』より「シェリー」
 7)『Emerald: Musical Gems - Live in Concert/Celtic Woman』より「ユー・レイズ・ミー・アップ」

 潮氏は『ネイチャー』が面白くなかったそうで視聴ディスクには含まれていなかった。(笑)
ONKYOでもイネーブルドスピーカー SKH-410を使用したデモがありアトモスサラウンドの雰囲気は味わえることを確認しているが、R50の方がサイズが大きいこともあり反射角度を考慮して設置すれば十分使えることが分かった。コンパクトスピーカーがあれば自宅の天井がどの程度音を反射するのかテストしてから導入すると良さそうだ。

ドルビーの担当者に疑似アトモスモードに1980年代に使用していた「ドルビーサラウンド」という名称を使った理由を尋ねたら「過去の話なので皆忘れていると思った」からだそうだ。潮氏は「忘れる訳ないでしょ」とツッコんでいたが、ドルビーのAudio&Visual業界への貢献を考えれば30年経っても忘れる筈がない。(笑)


2014年12月05日

【詳細版】HTJ14W『麻倉氏の期待の大きさにBDP-LX88が思わず緊張?いえ、トラブルは妖怪の仕業なのです!』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第5回目は14/11/22(土) 14:30〜15:25 Room7:Pioneer SC-LX88&BDP-LX88 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 麻倉怜士氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

部屋に入ると既に満席で立ち見となった。さすがパイオニアのLX88コンビへの注目度は高い。麻倉氏は高級BDプレーヤーがオッポだけではつまらないので各社に要望を伝えて来たのにソニーやパナソニックはレコーダーにしか興味を示さなかった。やっとパイオニアが応えてくれたとBDP-LX88への期待の大きさを語った。

使用機材はAVアンプ:SC-LX88、プレーヤー:BDP-LX88、フロントSP:S-1EX×2、センターSP:S-7EX、リアSP:S-2EX×2、トップSP: S-CN301-LR×4、サブウーファー:S-W1EX×2、プロジェクター:SONY VPL-VW500ES、スクリーン:(未確認)の5.2.4ch構成だ。音展で初登場した治具で今回もトップスピーカーを設置していた。

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前半の試聴ディスクは以下の通り。
 1)CD「Sings-Bedtime Stories/高岡早紀」より「3. アゲイン」
 2)CD「バッハ:ヴァイオリン協奏曲集/カルミニョーラ(ジュリアーノ)」より「ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調」
 3)SACD「Pineapple/松田聖子」より「赤いスイートピー」
 4)CD「歌劇トゥーランドット/パヴァロッティ」より「誰も寝てはならぬ」
 5)BD-A「オペラ座の夜/クィーン」より「ボヘミアン・ラプソディ」

「赤いスイートピー」をHDMIで再生しようとしたところノイズまみれだったので急遽アナログ接続に切り替えて聴く一幕があった。スピーカーが同じなので我が家のSC-LX90&DVD-A1XV(A)とどう違って聴こえるのかベストポジションで試聴したいところだ。

後半の視聴ディスクは以下の通り。
 1)「王様と私」より「Shall We Dance?」
 2)「アナと雪の女王」(※トラブルにより中止)
 3)DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER

麻倉氏はドルビープロロジックIIx、IIzやヤマハのDSP用のハイトスピーカーが設置してあればドルビーアトモスに使えると説明し、「DOLBY ATOMOS DEMO」ディスクは販売店で手に入るかも?と仄めかした。

「アナ雪」を再生しようとしたところ映像が出なくなり10分強中断となった。原因は使用していたBDP-LX88が調子悪かったようでロビーに展示していた同機種と交換してデモが再開された。

音展でSC-LX88&BDP-LX88コンビのパフォーマンスの高さは体験しているので麻倉氏のトークを期待していたが途中マシントラブルで水を差されてしまい残念だ。

15:25を過ぎた時点で麻倉先生が「中断した10分間の分延長しようか」とパイオニアの担当者に声を掛けたので、私は途中退室してRoom3へ向かった。


2014年11月28日

【詳細版】HTJ14W『marantz SR7009で視聴するDOLBY ATOMOS DEMOのsilentは映画愛に溢れた音響効果!』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第4回目は14/11/22(土) 13:30〜14:25 Room9-1:marantz SR7009 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はAVアンプmarantz SR7009、プリメインアンプmarantz PM-14S1、BDプレーヤーDBT-3313UD、プロジェクターJVC DLA-X500R、スピーカーはB&W CM-10S2×2本、CMC2S2×1本、CM8S2×2本、イン・シーリングスピーカーCCM818×4本、サブウーファーASW-DB1×2本による7.2.4ch構成だ。PM-14S1は外部パワーアンプとして使用し、大型埋込スピーカー4器を天井スピーカーとして使う為ブース内にやぐらを組んでいた。

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 マランツとデノンのAVレシーバーはスピーカー配置の融通性が高いとの説明があった。ドルビーはトップスピーカーが無いアトモスモードを認めていないが、開発時期が早かったこの2社は通常の5.1ch構成でもアトモスのオブジェクトレンダリング処理が出来るそうだ。

まずステレオ再生の音質を聴いて欲しいとのことで1曲試聴した。
1)DSD2.8MHz「Alice/short straps」より「1.Supercar」

視聴ディスクは以下の5枚。
 1) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER
 2) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
 3) DOLBY ATOMOS DEMOよりsilent
 4)『アナと雪の女王』より「ありのままで」
 5) ATMOS『トランセンデンス』
 6)『ステップ・アップ4:レボリューション』
 7) ATMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』より船舶への急襲

「silent」は街角芸人の父と娘のショートアニメ。娘が楽器を弾くとその楽曲に合った映画のシーンに父親が遭遇すると言う映画愛に溢れた作品。オリジナルの映画の該当シーンを思い出すという楽しみ方も出来る。派手なサラウンド効果はない雰囲気重視の音作りだ。(笑)

こうして詳細版を書いていて気づいたのはデノンとマランツの視聴ディスクがほぼ同じこと。まあアトモスBDが少ないから同じソフトばかり観ることになるが、余りに何度も見ているものだからAMAZEの雷雨の後に映る川辺の岩が、空を見上げる人間の左顔の様に見えてきた。丁度左側に生えている草が髪の毛で細面の美人さんだ。どうやら4時間連続の視聴で目も頭も疲れてきたようだ。(苦笑)


2014年11月27日

【詳細版】HTJ14W『5年ぶりのAVプリIntegra DHC-80.6登場!あれ、ペアになるパワーアンプは?』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。金曜日までに仕事を片付けて2日間とも参加することが出来た。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第3回目は14/11/22(土) 12:30〜13:25 Room9-2:Integra DHC-80.6 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 堀切日出晴氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はAVプリアンプONKYO Integra DHC-80.6、パワーアンプPA-MC5501(B)とADM-30.1、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、スピーカーはCabasse ジャバ×2本、カブレラ×1本、MINIORCA×2本、EOLE3×8本、サブウーファーSL-D501×2本による7.2.4ch構成だ。トールボーイタイプ「ジャバ」(予価18万円)とセンタースピーカー「カブレラ」(予価13.5万円)はCabasseの新製品スピーカーだ。

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AVプリは発売してもペアとなるパワーアンプの新製品がないのはAVプリを購入する層は既にお気に入りのパワーアンプを持っていると言う前提なのだろう。

堀切氏はIntegra DHC-80.1(2009年9月発売)を使用していて5年間待った甲斐があったとDHC-80.6の導入を決定したそうだ。当モデルの特徴としてPLL(Phase Locked Loop)方式ジッタークリーナーを搭載しているのがポイントと説明した。

視聴ディスクは以下の8枚。
 1)『プロメテウス』
 2)ATMOS『トランセンデンス』(5.1chと7.2.4ch比較)
 3)ATMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出
 4)ATMOS『エクスペンタブルズ3』
 5)『ハンガー・ゲーム2』
 6)『シカゴ』より「セル・ブロック・タンゴ」
 7)『マレフィセント』より
 8)『ヒート』より空港での直接対決

DHC-80.6の実力をまず7.1chで確認して、次にアトモスソフト『トランセンデンス』を5.1chと7.2.4chで比較視聴した。電脳世界の科学者ウィルが妻に「エヴリン」と呼びかけるシーンは5.1chだとスピーカーから音が出ていると認識してしまうが、7.2.4chだとスピーカーが消え空中から声が聞こえてくる。この音場の差は大きい。

「ドルビーサラウンド(アップミックス)」について堀切氏は「ドルビーアトモスで上映された映画のBDソフトに7.1ch音声が収録されていればドルビーサラウンドモードがマッチする」と言う。確かに『ハンガー・ゲーム2』『シカゴ』『マレフィセント』は音場に3次元的な広がりが出て映像への吸引力が高まる。

なお「2D版のみになるだろうが音声マスターのある『ゴジラ』や『シカゴ』はアトモス版が発売されるだろう」とのことだ。

狭い部屋ほどアトモスを導入すべき。既に7.1chスピーカー構成ならトップミドルを追加すれば部屋の大きさを感じさせない音場が楽しめると対応AVアンプ購入を勧めていた。(笑)

私も2008年にSC-LX90を購入して早や6年、SC-LX88がHDCP2.2に対応さえしていれば今すぐにでも買い替えるのだが、あと1年我慢するか他社に浮気するか悩ましいところだ。


2014年11月26日

【詳細版】HTJ14W『DENON AVR-X7200WのドルビーアトモスはトップスピーカーCCM818×4本で迫力満点!』

11/22(土)と23(日)の両日池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F『ホームシアタージャパン2014ウィンター』が開催された。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第2回目は14/11/22(土) 11:30〜12:25 Room9-1:DENON AVR-X7200W 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はAVアンプDENON AVR-X7200W、プリメインアンプmarantz PM-14S1、BDプレーヤーDBT-3313UD、プロジェクターJVC DLA-X500R、スピーカーはB&W CM-10S2×2本、CMC2S2×1本、CM8S2×2本、イン・シーリングスピーカーCCM818×4本、サブウーファーASW-DB1×2本による7.2.4ch構成だ。PM-14S1は外部パワーアンプとして使用していた。

大型埋込スピーカー4器を天井スピーカーとして使う為ブース内にやぐらを組んでいた。今回参加のメーカー内で一番気合が入っているだけあって一番トップスピーカーに迫力があった。(笑)

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11/20(木)発表されたAVR-X7200Wの世界初の視聴会で、AVR-X4100Wの視聴に来た方へのお詫びと個別対応の説明があった。デノンではドルビーアトモスをドルビーデジタル以来の革命と考えており世界初のアトモス対応AVレシーバーX5200W(海外モデル)をドルビーに10台出荷した実績があると語った。

特徴として以下の説明があった。
 1)多様なスピーカー配置に対応
 2)アンプとしての基礎体力の向上
 3)ピュアオーディオエンジニアの参加(シャーシの厚み増、パルス電源の90kHz化)

視聴ディスクは以下の6枚。
 1) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER
 2) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
 3) DOLBY ATOMOS DEMOよりsilent
 4)『トランセンデンス』
 5)『スカイ・クロラ』より出撃(7.2.4chと0.0.4chの比較)
 6)『ネイチャー』より火山地帯、ミノコサゴ
 7)『ステップ・アップ4:レボリューション』
 8)『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出

フロントとリアハイトスピーカーが設置されていたが、視聴の結果トップスピーカーの方が効果が高いので今回は未使用との説明があった。

『スカイ・クロラ』では試しに他のスピーカーの音を切って0.0.4chとしてトップスピーカーのみを鳴らすと余り効果音が再生されていないことが確認出来た。その中で飛行機のエンジン音が鳴っているので上空を飛んでいる様に聴こえる訳だ。

1月の発売までに開発が間に合わないので2015年夏にはHDCP 2.2対応基板への無償交換を予定しているとのこと。30万円台の価格が掲示されていたが、この交換費用を含んでいると考えると来年夏以降の対応済みモデルは値下がりが期待出来そうだ。

ONKYO TX-NR3030が現在のフルファンクションモデルだとしたら、AVR-X7200Wは半年後の夏モデルの機能もキャッチアップ出来る可能性を買うモデルだろう。まだ試作機ということで前モデルAVR-4520からの音質の向上が感じられなかったが今後に期待だ。


2014年11月25日

【詳細版】HTJ14W『ONKYO TX-NR3030のドルビーアトモスで聴くリーフの北風は寒かった!』

11/22(土)池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5Fに着いたのは10:10頃。4階で開催されている全国物産展が人気の様だ。ホームシアタージャパン会場に入るとまずぐるりと一周してブースの位置関係を確認するとRoom9-2に入った。

14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第1回目は14/11/22(土)10:30〜11:25 Room9-2:ONKYO TX-NR3030 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)

使用機材はAVアンプONKYO TX-NR3030、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、スピーカーはCabasse ジャバ×2本、カブレラ×1本、MINIORCA×2本、EOLE3×8本、サブウーファーSL-D501×2本による7.2.4ch構成だ。トールボーイタイプ「ジャバ」(予価18万円)とセンタースピーカー「カブレラ」(予価13.5万円)はCabasseの新製品スピーカーだ。堀切日出晴氏が本番に備えてメーカーデモを見学していた。

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視聴ディスクは以下の4枚。
 1) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
 2) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER
 3) DOLBY ATOMOS DEMOよりIN THE HOME
 4) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER(7.1chと7.2.4chの比較)
 5)『ネイチャー』よりオープニング
 6)『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出
 7)『キング・コング(2005年)』より摩天楼上の戦い
 8) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER(フロントハイト、リアハイトSPによる5.2.4ch)
 9) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER(イネーブルドスピーカー使用の7.2.4ch)
 10) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER(イネーブルドスピーカー使用の7.2.4ch)

リーフの7.1chと7.2.4chの比較では7.1chだと当然北風や種が周囲を回るだけ。これがいつも聴いているサラウンド効果なのだが、これではアトモスの様な「北風が冷たく背中がソクッ」とするような感覚は味わえない。

5.1chソフトには既存のサラウンドモードでは使用されていないフラグがあるようでドルビーアトモスで追加された「ドルビーサラウンド」モードではそれを使い疑似アトモスにしているらしいとの話があった。『キング・コング(2005年)』はかなり「ドルビーサラウンド」にはまるソフトで、しっかり複葉機が上空を舞っていた。

ドルビー プロロジックUxやUz用にフロントハイト、リアハイトスピーカーを設定している場合、それらをトップスピーカーとして使用してもアトモスが楽しめることも分かった。

イネーブルドスピーカーからは指向性の強い高周波が出ているので直接聞かない様にと注意があった。反射音なので音像は甘くなるが十分アトモスを楽しむことが出来るので、スピーカー設置に困った場合の良い選択肢になりそうだ。

アトモス効果が高いのは天井SP、ハイトSP、イネーブルドSPの順となることを体験出来たのは有益だった。EOLE3は1.3kgだからEOLE3インシーリングアダプターEOLE3 ICADで4本天井に取り付けても大丈夫だろうか…と考えたりしている。(笑)

TX-NR3030とCabasseはアトモスシステム構築に最適な組み合わせだろう。TX-NR3030はイネーブルドスピーカー SKH-410 [ペア]付きで28万円を切った価格が提示されており、お買い得感が高い。HDCP2.2にも対応しているし購入候補としておこう。


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2014年11月24日

【速報版】11/23(日)『HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER』のイベントを6つハシゴしてみた

11/23(日)も『HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER』に行ってきた。昨日参加出来なかった各ブースを見て回った。今日は速報版として各社のイベント内容を短くまとめてみたい。

1.10:30〜11:25 Room9-2:Integra DHC-80.6 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 堀切日出晴氏
 堀切氏は輸入盤『エクスペンタブルズ3』を使ったアトモスデモを行った。輸入盤『ハンガー・ゲーム2』は7.1ch音声収録なのでドルビーサラウンドのアップミックスの効果が高い。輸入盤『シカゴ』はアトモス音声が収録されているがドルビーの発表前だったのでフラグが無い。『ゼロ・グラビティ』はドルビーサラウンドを使っても全然音が回らないといった興味深い話が聞けた。

2.11:30〜12:25 Room3:ホームシアターでのハイレゾ導入提案 麻倉怜士氏
 ハイレゾ音源をTX-NR3030単体で鳴らす、NR3030をDACとして使いA-9000Rで鳴らす、exaSound ESD-E22を使いA-9000Rで鳴らすといった比較試聴が行われた。こうして比較するとコストの掛け方が違うだけあってAVアンプはまだピュアオーディオアンプには勝てないことを実感する。

141124a.jpg


3.12:30〜13:25  Room7:Pioneer SC-LX88&BDP-LX88視聴
 「プロジェクターの個性をとことん引き出す!EPSON/JVC/SONYリレー視聴会」を見学しようと思っていたのだがJVCの新製品がないからなのか、がらがらだったので急遽パイオニアへ移動した。(汗)

BDP-LX91とLX88の直接対決という大変興味深い内容となっていたが、CD再生にサラウンドモードが入っていて最初からやり直したり、画質比較を始めようとしたらLX91の画がでないというトラブルが発生したりと昨日同様予定通りには行かなかった。(冷汗)

AVアンプの電源を入れ直したところHDMIのリンクが復活してデモが再開された。こうして比較視聴すると確かにLX88は音質画質ともLX91を上回っているようだ。

4.13:30〜13:55 Room3:最新ドルビーアトモス収録ソフト先行視聴会 堀切日出晴氏
 KEF R50イネーブルドスピーカーを使用した5.2.4chのドルビーアトモス構成で『トランセンデンス』と『アイ・フランケンシュタイン』を視聴した。堀切氏からは「とにかくソフトを買って下さい」とのお願いがあった。

5.14:30〜15:45 Room7:Pioneer SC-LX88&BDP-LX88 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 麻倉怜士氏
 昨日同様立ち見となった。昨日も気になったのだが、BDP-LX88でSACDを再生する際に麻倉先生は「今月末に発売されるPineappleから赤いスイートピーをかけます」と説明したのだが、パイナップルは10月末に発売済み。

「パイオニアはコードネームスサノオのSC-LX91からデジタルアンプを…」「パイオニアはデジタルアンプの時から音場補正MCACCを開発して…」という説明も単なる勘違いだと分かっていても、現SC-LX90ユーザーで世界初のMCACC搭載に惚れ込んでアナログAVアンプVSA-AX10を購入した身として訂正したくなる。(笑)

6.15:45〜16:20 Room8:EPSON EH-TW8200 こんなに凄い!3Dホームシアターの世界
 『ボルト』『アバター』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『とびだすアニメ!! ヒピラくん』『ゼロ・グラビティ』『メリダとおそろしの森』を180インチ3Dで観る快感、その迫力!いやはや面白かった。最初どんなタイトルを上映したのか大変気になり15分遅れて参加したことを後悔した。

2日間HTJ14Wに参加してアトモスを導入する気になったものの、来年1月のCESで4K BDの仕様が発表されAVアンプに必要な機能が判明してから機種を選定して買い替えることにしようと思う。


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バンブーヤン
【アフィリエイト広告を利用しています】 2011年6月に副業のつもりでアフィリエイトを始めたものの自分の興味のまま書き散らかしてブランディングに失敗したブログです。毎日その時自分が気になったことを書いています。
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