14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第3回目は14/11/22(土) 12:30〜13:25 Room9-2:Integra DHC-80.6 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 堀切日出晴氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はAVプリアンプONKYO Integra DHC-80.6、パワーアンプPA-MC5501(B)とADM-30.1、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、スピーカーはCabasse ジャバ×2本、カブレラ×1本、MINIORCA×2本、EOLE3×8本、サブウーファーSL-D501×2本による7.2.4ch構成だ。トールボーイタイプ「ジャバ」(予価18万円)とセンタースピーカー「カブレラ」(予価13.5万円)はCabasseの新製品スピーカーだ。
AVプリは発売してもペアとなるパワーアンプの新製品がないのはAVプリを購入する層は既にお気に入りのパワーアンプを持っていると言う前提なのだろう。
堀切氏はIntegra DHC-80.1(2009年9月発売)を使用していて5年間待った甲斐があったとDHC-80.6の導入を決定したそうだ。当モデルの特徴としてPLL(Phase Locked Loop)方式ジッタークリーナーを搭載しているのがポイントと説明した。
視聴ディスクは以下の8枚。
1)『プロメテウス』
2)ATMOS『トランセンデンス』(5.1chと7.2.4ch比較)
3)ATMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出
4)ATMOS『エクスペンタブルズ3』
5)『ハンガー・ゲーム2』
6)『シカゴ』より「セル・ブロック・タンゴ」
7)『マレフィセント』より
8)『ヒート』より空港での直接対決
DHC-80.6の実力をまず7.1chで確認して、次にアトモスソフト『トランセンデンス』を5.1chと7.2.4chで比較視聴した。電脳世界の科学者ウィルが妻に「エヴリン」と呼びかけるシーンは5.1chだとスピーカーから音が出ていると認識してしまうが、7.2.4chだとスピーカーが消え空中から声が聞こえてくる。この音場の差は大きい。
「ドルビーサラウンド(アップミックス)」について堀切氏は「ドルビーアトモスで上映された映画のBDソフトに7.1ch音声が収録されていればドルビーサラウンドモードがマッチする」と言う。確かに『ハンガー・ゲーム2』『シカゴ』『マレフィセント』は音場に3次元的な広がりが出て映像への吸引力が高まる。
なお「2D版のみになるだろうが音声マスターのある『ゴジラ』や『シカゴ』はアトモス版が発売されるだろう」とのことだ。
狭い部屋ほどアトモスを導入すべき。既に7.1chスピーカー構成ならトップミドルを追加すれば部屋の大きさを感じさせない音場が楽しめると対応AVアンプ購入を勧めていた。(笑)
私も2008年にSC-LX90を購入して早や6年、SC-LX88がHDCP2.2に対応さえしていれば今すぐにでも買い替えるのだが、あと1年我慢するか他社に浮気するか悩ましいところだ。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image