14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第9回目は14/11/23(日) 10:30〜11:25 Room9-2:Integra DHC-80.6 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験 堀切日出晴氏だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はAVプリアンプONKYO Integra DHC-80.6、パワーアンプPA-MC5501(B)とADM-30.1、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、120インチスクリーン、スピーカーはCabasse ジャバ×2本、カブレラ×1本、MINIORCA×2本、EOLE3×8本、サブウーファーSL-D501×2本による7.2.4ch構成だ。トールボーイタイプ「ジャバ」(予価18万円)とセンタースピーカー「カブレラ」(予価13.5万円)はCabasseの新製品スピーカーだ。
堀切氏から使用しているIntegra DHC-80.6は量産機でないこと、電源にこだわり3トランス搭載といったコメントがあった。エスカートのオーディオボードの効果が高く自宅のDHC-80.6用に準備したそうだ。
従来のサラウンドは「音を鳴らして、そこから聞こえる様に思わせる」ものだったが、ドルビーアトモスは「音を配置してそこから聞こえるようにしている」と堀切氏が違いを説明した。BDに収録されているアトモス音声は映画館とは別リミックスなので、リファレンスとして映画館の音を体験することを勧めていた。
視聴ディスクは以下の9枚。
1)『プロメテウス』(7.2ch再生)
2)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
3)ATMOS『トランセンデンス』
4)ATMOS『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出
5)ATMOS『エクスペンタブルズ3』
6)「SHORT PEACE」より「オープニング」(7.2chと7.2.4ch比較)
7)『ハンガー・ゲーム2』より鳥の襲撃シーン
8)『シカゴ』より「セル・ブロック・タンゴ」
9)『ヒート』より空港での直接対決
堀切氏はガラスの飛び散る方向感を確認して欲しいと輸入盤『エクスペンタブルズ3』を使ったアトモスデモを行った。輸入盤『ハンガー・ゲーム2』は7.1ch音声収録なのでドルビーサラウンドのアップミックスの効果が高いという説明通り、怪鳥が人の悲鳴を真似て飛び回るのがしっかりと上空から聞こえる。輸入盤『シカゴ』はアトモス音声が収録されているがドルビーの発表前だったのでフラグが無いとのことだが、環境音がしっかり監獄の雰囲気を伝えてくれていた。
ドルビーサラウンド(アップミックス)に関しては、アトモス採用映画を7.1ch化したソフトには効果が高い、でも『ゼロ・グラビティ』は全然音が回らない。音楽ライブソフトは歓声に包まれているような効果がある、一方でスタジオミックスの音楽ソフトはダメ、といった興味深い話が聞けた。
ドルビーサラウンドにはソニーの「センタースピーカーリフトアップ」やヤマハの「バーチャルダイアログリフト」と同じ効果があるとのこと。11/22(土)と同じイベント内容かと思ったら視聴ディスクや話す内容が少し異なっており参加した甲斐があった。
価格:62,208円 |
価格:30,240円 |
MISTRAL EVA-AKU(EVA for AKURATE)(1枚) 価格:44,928円 |
【関連リンク】
『ドルビーアトモス採用映画』
http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/content/movie/release/dolby-atmos-movies.html
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