14回予定の「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER 」詳細レポートの第1回目は14/11/22(土)10:30〜11:25 Room9-2:ONKYO TX-NR3030 最新サラウンド「ドルビーアトモス」体験だ。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
使用機材はAVアンプONKYO TX-NR3030、BDプレーヤーOPPO BDP-105DJP、プロジェクターJVC DLA-X700R、スピーカーはCabasse ジャバ×2本、カブレラ×1本、MINIORCA×2本、EOLE3×8本、サブウーファーSL-D501×2本による7.2.4ch構成だ。トールボーイタイプ「ジャバ」(予価18万円)とセンタースピーカー「カブレラ」(予価13.5万円)はCabasseの新製品スピーカーだ。堀切日出晴氏が本番に備えてメーカーデモを見学していた。
視聴ディスクは以下の4枚。
1) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER
2) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER
3) DOLBY ATOMOS DEMOよりIN THE HOME
4) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER(7.1chと7.2.4chの比較)
5)『ネイチャー』よりオープニング
6)『トランスフォーマー/ロストエイジ』よりUFOからの脱出
7)『キング・コング(2005年)』より摩天楼上の戦い
8) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER(フロントハイト、リアハイトSPによる5.2.4ch)
9) DOLBY ATOMOS DEMOよりLEAF TRAILER(イネーブルドスピーカー使用の7.2.4ch)
10) DOLBY ATOMOS DEMOよりAMAZE TRAILER(イネーブルドスピーカー使用の7.2.4ch)
リーフの7.1chと7.2.4chの比較では7.1chだと当然北風や種が周囲を回るだけ。これがいつも聴いているサラウンド効果なのだが、これではアトモスの様な「北風が冷たく背中がソクッ」とするような感覚は味わえない。
5.1chソフトには既存のサラウンドモードでは使用されていないフラグがあるようでドルビーアトモスで追加された「ドルビーサラウンド」モードではそれを使い疑似アトモスにしているらしいとの話があった。『キング・コング(2005年)』はかなり「ドルビーサラウンド」にはまるソフトで、しっかり複葉機が上空を舞っていた。
ドルビー プロロジックUxやUz用にフロントハイト、リアハイトスピーカーを設定している場合、それらをトップスピーカーとして使用してもアトモスが楽しめることも分かった。
イネーブルドスピーカーからは指向性の強い高周波が出ているので直接聞かない様にと注意があった。反射音なので音像は甘くなるが十分アトモスを楽しむことが出来るので、スピーカー設置に困った場合の良い選択肢になりそうだ。
アトモス効果が高いのは天井SP、ハイトSP、イネーブルドSPの順となることを体験出来たのは有益だった。EOLE3は1.3kgだからEOLE3インシーリングアダプターEOLE3 ICADで4本天井に取り付けても大丈夫だろうか…と考えたりしている。(笑)
TX-NR3030とCabasseはアトモスシステム構築に最適な組み合わせだろう。TX-NR3030はイネーブルドスピーカー SKH-410 [ペア]付きで28万円を切った価格が提示されており、お買い得感が高い。HDCP2.2にも対応しているし購入候補としておこう。
【14/11/25(火):デモ内容を訂正しました。】
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