昨日8/7(水)エプソンが3D対応透過型パネル搭載の液晶プロジェクターの新モデルを発表した。例年は9/6(金)から開催される「IFA(国際コンシューマエレクトロニクス展)」で発表しているので1か月も早いニュースリリースに驚きだ。
発表されたのは下記の4機種だ。
1) EH-TW8200W
2) EH-TW8200
3) EH-TW7200
4) EH-TW5200
8200シリーズは明るさ2,400ルーメン、コントラスト比60万対1、10月発売予定、実売価格約32万円。
7200シリーズは明るさ2,000ルーメン、コントラスト比12万対1、10月発売予定、実売価格約24万円。
5200は明るさ2,000ルーメン、コントラスト比1.5万対1、2W×1スピーカー内蔵、8/29(木)月発売予定、実売価格約10万円。
8200/7200シリーズには2D-3D変換機能、3D映像対応超解像技術搭載。
末尾の”W”モデルは60GHz帯ワイヤレスAV伝送技術「WirelessHD」規格に対応で、トランスミッターはHDMIスイッチャー機能搭載。
Bluetooth(RF)方式専用3Dメガネは「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」標準規格に対応。
トランスミッターはHDMIスイッチャーとHDMIリンク機能を持ち便利そうだ。3Dメガネは標準規格に対応で同規格の他社製品も使用出来るとのことだ。表示遅延を軽減するFast modeを新搭載してゲーマーのニーズにも応えている。
筐体デザインは変わらず前モデルの改良型新製品なので新鮮味は薄いが、2013年モデルは明るさを少し犠牲にしてもDEEPBLACK技術によるコントラストアップを狙った画作りの様だ。実際どんな映像を見せてくれるのか興味深い。
またエプソンから3D対応フルHD液晶プロジェクターが10万円台で発売されるのだからホームシアターの入門モデルとして人気を呼びそうだ。
この発表会で販売戦略の説明があったそうだが、プロジェクター市場No.1シェアのエプソンが「新モデルの1年間の販売目標は7,000台」というのだからシアター向け上位機種のマーケットの小ささを想像してしまった。
そこでエプソンは11月下旬に東京ソラマチ イーストヤードで「3Dホームシアター体感イベント」を実施する予定だ。既にテレビでは4K対応が話題になっており3D対応は話にものぼらない。ましてや3D対応プロジェクターが発売されているとは知らない人が殆どなのだからスカイツリー観光ついでに体験してもらうのは良い試みだと思う。
【関連リンク】
『3D対応フルHDホームシアタープロジェクター新商品』
http://www.epson.jp/osirase/2013/130807.htm
2013年08月08日
2013年04月14日
地デジ用アンテナ立て直し予算を見積もってみた
12/03/22(木)に地デジが映らなくなった原因は13/01/20(日)に調べてもらいアンテナケーブルが切断されていると判明した。それから3か月経過したが、週末雨が降ったり北風が強かったり外出していたりとヤマダ電機へ行く機会を作れなかった。
BS放送の録画だけでも常にブルーレイレコーダーのハードディスクの残り容量はギリギリで毎週末せっせとBD-REに焼いて移すのが精いっぱい。とても観る時間が作れない。そこに地デジが見られるようになっても単に今以上にBD-REが積まれるだけと思うと積極的に動く気になれなかったというのが正直な気持ちだ。
冷蔵庫が無いと日常生活に困るが、SV-MV100のワンセグとBS放送があれば特に困らないという訳で1年と1箇月が経過しようとしている。このままではズルズルと先延ばししていまい駄目だとアンテナ工事の予算を出すことにした。
まず現在のアンテナ配線だが、屋根の上に10素子VHFアンテナ、20素子UHFアンテナ、5素子FMアンテナが立っておりベランダにはBSアンテナが取り付けられている。その2本が西側の壁から室内に入り屋根裏のDXアンテナ製BSブースタS-3AEで混合され2分配器SD-772で1階と2階に届けられているようだ。
S-3AEの仕様を知りたいが何しろ20年以上前の1990年頃の製品なのでネットで検索しても殆ど情報がない。西暦で紀元前(Before Christ)紀元後(After Christ)という表現があるが、情報世界では1995年より前をネット普及前(Before Internet)、それ以降をネット普及後(After Internet)と呼んでも良いくらい情報量に差があり過ぎる。(苦笑)
調査で屋内への引き込み線が切られていると判明していることと、既に立てて20年以上経過しているので新規に立て直した方が良いだろう。必要な機材は地デジ用UHFアンテナとFMアンテナ、それにFM/UHF/BS帯用ブースタになる。地デジを見ることが出来た時も2台目のブルーレイレコーダーから信号レベルが低くなり時折ノイズが発生することがあったのでブースタは必須だ。
DXアンテナのカタログを見るとFM/UHF/BS帯用ブースタCM45Y1があるが定価18万円、実売11万円台と予想以上に高価だ。UHF/BS帯用ブースタCU33L2であれば定価39,600円とお手頃で、FMをどうするか悩みどころだが、この製品の方が現実的な選択だろう。
八木アンテナショップでは5素子FM帯用共同受信アンテナF-F5VR1Bが33,600円、普及型F型接栓20素子 UHF家庭用アンテナU-DW25が5,072円、20素子 高性能UHFパラスタックアンテナCLUS-W20CRが10,143円だ。チャンネル別動作利得グラフを見ると高性能型パラスタックタイプを選ぶ価値は高いと思う。
UHF/BS帯用ブースタCU33L2定価39,600円+FMアンテナF-F5VR1B 33,600円+UHFパラスタックアンテナCLUS-W20CR 10,143円=83,343円に、アンテナ工事費5万円の計13万円となる。結構な金額になるが20年以上掛けて減価償却出来ることを考えれば安いとも言えるだろう。ただ12/03/22(木)朝まで見られていたものが何者かにアンテナ切られて見られなくなったと思うと素直に払う気になれないのもまた正直な気持ちだ。
BS放送の録画だけでも常にブルーレイレコーダーのハードディスクの残り容量はギリギリで毎週末せっせとBD-REに焼いて移すのが精いっぱい。とても観る時間が作れない。そこに地デジが見られるようになっても単に今以上にBD-REが積まれるだけと思うと積極的に動く気になれなかったというのが正直な気持ちだ。
冷蔵庫が無いと日常生活に困るが、SV-MV100のワンセグとBS放送があれば特に困らないという訳で1年と1箇月が経過しようとしている。このままではズルズルと先延ばししていまい駄目だとアンテナ工事の予算を出すことにした。
まず現在のアンテナ配線だが、屋根の上に10素子VHFアンテナ、20素子UHFアンテナ、5素子FMアンテナが立っておりベランダにはBSアンテナが取り付けられている。その2本が西側の壁から室内に入り屋根裏のDXアンテナ製BSブースタS-3AEで混合され2分配器SD-772で1階と2階に届けられているようだ。
S-3AEの仕様を知りたいが何しろ20年以上前の1990年頃の製品なのでネットで検索しても殆ど情報がない。西暦で紀元前(Before Christ)紀元後(After Christ)という表現があるが、情報世界では1995年より前をネット普及前(Before Internet)、それ以降をネット普及後(After Internet)と呼んでも良いくらい情報量に差があり過ぎる。(苦笑)
調査で屋内への引き込み線が切られていると判明していることと、既に立てて20年以上経過しているので新規に立て直した方が良いだろう。必要な機材は地デジ用UHFアンテナとFMアンテナ、それにFM/UHF/BS帯用ブースタになる。地デジを見ることが出来た時も2台目のブルーレイレコーダーから信号レベルが低くなり時折ノイズが発生することがあったのでブースタは必須だ。
DXアンテナのカタログを見るとFM/UHF/BS帯用ブースタCM45Y1があるが定価18万円、実売11万円台と予想以上に高価だ。UHF/BS帯用ブースタCU33L2であれば定価39,600円とお手頃で、FMをどうするか悩みどころだが、この製品の方が現実的な選択だろう。
八木アンテナショップでは5素子FM帯用共同受信アンテナF-F5VR1Bが33,600円、普及型F型接栓20素子 UHF家庭用アンテナU-DW25が5,072円、20素子 高性能UHFパラスタックアンテナCLUS-W20CRが10,143円だ。チャンネル別動作利得グラフを見ると高性能型パラスタックタイプを選ぶ価値は高いと思う。
UHF/BS帯用ブースタCU33L2定価39,600円+FMアンテナF-F5VR1B 33,600円+UHFパラスタックアンテナCLUS-W20CR 10,143円=83,343円に、アンテナ工事費5万円の計13万円となる。結構な金額になるが20年以上掛けて減価償却出来ることを考えれば安いとも言えるだろう。ただ12/03/22(木)朝まで見られていたものが何者かにアンテナ切られて見られなくなったと思うと素直に払う気になれないのもまた正直な気持ちだ。
2013年04月10日
パナソニックがディーガ2013年春モデル4機種を発表!DMR-BZT850が欠番の訳は?
13/04/04(木) パナソニックがDIGA2013年春モデルDMR-BZT750、BWT650、BWT550、BRT250の4機種を発表した。2012年秋モデルは12/10/17(水)に6機種発表なので2モデル少ない構成となる。DMR-BZT9300はプレミアムモデルだから今回継続販売は当然のこととしてもDMR-BZT830の後継機BZT850がないことに驚いた。
テレビ販売不振でブルーレイレコーダーも売れていないと聞いている。DMR-BZT830とDMR-BZT730は内蔵HDD容量3TBと2TBしか機能の違いしかないのでラインアップを整理したのだろう。そう勝手に解釈していた。
ところが今日04/10(水)にDMR-BZT9300に「マスターグレードビデオコーディング(MGVC)」採用高画質ブルーレイディスクの再生機能強化を行うとの発表があり腑に落ちるところがあった。本田雅一氏のAVTrendsの解説によると”MGVC対応ブルーレイプレーヤー/レコーダに採用されるドライブは、従来よりも高速なデータ読み出しに対応している。”必要があるという。
6月中旬にDMR-BZT9300のソフトウエアバージョンアップを実施予定とのことだが、この高価な1機種しか対応しないまま、あとは10月の秋モデルまでAV phileを待たせると言うのは飢餓感を煽り過ぎる。そこで例外的に6月中旬にMGVC対応のDMR-BZT850を発売する。そんな販売計画を考えているのではないかと予想した。これは同時にBZT750との差別化になる。
そう思いながら新製品の特長を見ると新機能として「マイメニュー」「Wi-Fi取り込み」「おもいでボタン」等が追加されている。レコーダーの使い勝手向上や新しい楽しみ方を提案するものが多い。
私的には待望の「番組お引越しダビング」が搭載されて喜んだのだが対応モデルが2012年秋モデル以降と言うのだから失望してしまった。BW200からi.LINK端子が付いているのだからこれを使って同じ機能を開発できなかったのか?と思うのだがLAN端子との速度の違いやダビング10によるコピーガード処理の負荷等色々ハード的に難しい問題もあるのだろう。
あとは「アドバンスドAVCエンコーダー」「リアルクロマプロセッサ」「HDオプティマイザー」「アニメモード」「旧作モード」もアップグレードされているので画質も地道に磨き上げられているようだ。
正直な話この春モデルには余り魅力を感じず、発表直後に記事にしなかったのだがMGVC対応という新次元の高画質化技術が発表されて俄然秋モデルが楽しみになった。それだけに”この技術を何らかの標準規格として定義する予定はないという。”パナソニックの姿勢はもったいないと思う。
【関連リンク】
『【ディーガ】「マイメニュー」「おまかせ録画」で、見たい番組がすぐ見られるディーガ「DMR-BZT750」など4機種発表!』
http://panasonic.jp/diga/blu-ray/bzt750/
『業務用スタジオマスターと同等の高階調映像を実現』
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/04/jn130410-2/jn130410-2.html
『真のマスター品質を再現。パナソニック独自技術MGVCが魅せる映像作品の実力』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20130410_595253.html
テレビ販売不振でブルーレイレコーダーも売れていないと聞いている。DMR-BZT830とDMR-BZT730は内蔵HDD容量3TBと2TBしか機能の違いしかないのでラインアップを整理したのだろう。そう勝手に解釈していた。
ところが今日04/10(水)にDMR-BZT9300に「マスターグレードビデオコーディング(MGVC)」採用高画質ブルーレイディスクの再生機能強化を行うとの発表があり腑に落ちるところがあった。本田雅一氏のAVTrendsの解説によると”MGVC対応ブルーレイプレーヤー/レコーダに採用されるドライブは、従来よりも高速なデータ読み出しに対応している。”必要があるという。
6月中旬にDMR-BZT9300のソフトウエアバージョンアップを実施予定とのことだが、この高価な1機種しか対応しないまま、あとは10月の秋モデルまでAV phileを待たせると言うのは飢餓感を煽り過ぎる。そこで例外的に6月中旬にMGVC対応のDMR-BZT850を発売する。そんな販売計画を考えているのではないかと予想した。これは同時にBZT750との差別化になる。
そう思いながら新製品の特長を見ると新機能として「マイメニュー」「Wi-Fi取り込み」「おもいでボタン」等が追加されている。レコーダーの使い勝手向上や新しい楽しみ方を提案するものが多い。
私的には待望の「番組お引越しダビング」が搭載されて喜んだのだが対応モデルが2012年秋モデル以降と言うのだから失望してしまった。BW200からi.LINK端子が付いているのだからこれを使って同じ機能を開発できなかったのか?と思うのだがLAN端子との速度の違いやダビング10によるコピーガード処理の負荷等色々ハード的に難しい問題もあるのだろう。
あとは「アドバンスドAVCエンコーダー」「リアルクロマプロセッサ」「HDオプティマイザー」「アニメモード」「旧作モード」もアップグレードされているので画質も地道に磨き上げられているようだ。
正直な話この春モデルには余り魅力を感じず、発表直後に記事にしなかったのだがMGVC対応という新次元の高画質化技術が発表されて俄然秋モデルが楽しみになった。それだけに”この技術を何らかの標準規格として定義する予定はないという。”パナソニックの姿勢はもったいないと思う。
【関連リンク】
『【ディーガ】「マイメニュー」「おまかせ録画」で、見たい番組がすぐ見られるディーガ「DMR-BZT750」など4機種発表!』
http://panasonic.jp/diga/blu-ray/bzt750/
『業務用スタジオマスターと同等の高階調映像を実現』
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/04/jn130410-2/jn130410-2.html
『真のマスター品質を再現。パナソニック独自技術MGVCが魅せる映像作品の実力』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20130410_595253.html
2012年10月17日
パナソニック2012年冬モデルDIGAシリーズ6機種発表、その意外さに3度驚いた!
毎年パナソニックのDIGA秋の新製品はTVの新番組が始まる10月前に発売されていた。今年は発表が無くこのまま春の○20シリーズが続投されると私は思い込んでいた。
そう思った理由は4つあった。
1) ロンドンオリンピックでもTVとブルーレイレコーダーが計画より売れず新製品を出す状況でないと経営判断した。
2) Mデータ番組内容を使った東芝の「タイムオン」、ソニーの「もくじでジャンプ」機能が無料サービスなので、「ミモーラ」(MeMORA)有料サービス(月額315円)を見直す必要があった。
3) 機能と性能が一定水準に達して製品開発サイクルを他社と同じ1年にするつもりだ。
4) 4K対応次世代HDMI規格発表後に対応機種を出す予定だ。
などと勝手な推測をしていた。だから今日10/17(水)にディーガ新製品発表があったのを知って驚いた。
2012年冬モデルの『プレミアムディーガ』DMR-BZT9300、『スマートディーガ』シリーズDMR-BZT830、DMR-BZT730、『ベーシックディーガ』シリーズDMR-BWT630、DMR-BWT530、『シンプルディーガ』DMR-BRT230がラインナップされている。全モデル11/20(火)発売予定だから例年より2か月遅れだ。
『プレミアム/スマートディーガ』は3チューナー内蔵、無線LAN内蔵が特徴で、『ベーシックディーガ』はチューナー数が2個、『シンプルディーガ』は1チューナーになる。『プレミアム/スマート/ベーシックディーガ』は高速デュアルコアプロセッサ「新UniPhier」を搭載してUSB HDDへの長時間モード録画と録画モード変換ダビングの高速化を実現していると言う。
DMR-BZT930が無いのにまた驚いた。2系統HDMI出力はDMR-BZT9300のみとなり、私の様にHDMI1.4未対応AVアンプ使用者の選択肢はBZT9300だけというのはお財布に痛い。(涙)
ソニーBDレコーダーと比べてマルチタスクに関する優位性が無くなったことで、今後どう差別化するのかと思っていたら自社開発LSIという強みを生かし「新UniPhier」を搭載してきたのも興味深い戦略だ。
CPU速度2倍、グラフィック性能大幅アップ、3デコーダー/エンコーダー搭載と基本性能を強化したのは今後の機能追加を見据えてのことだと思うので、どんな新機能を提案してくるのか楽しみだ。
この点はiPhone/iPadと同じでハードのリッチ化で得た処理能力を使い、どの様なユーザー体験を提供出来るかが製品差別化の鍵と考えているのだろう。
AV Phileの注目は勿論DMR-BZT9300だと思うので新機能を中心に見て行きたい。
1) 4Kダイレクトクロマアップコンバート
2) 4K超解像
3) 新画質モード
4) ネットワーク/ハイレゾオーディオ対応(FLAC/WAVフォーマット192kHz/24bit対応)
5) バランス音声出力端子搭載(192kHz/32bit対応DAC左右独立完全バランス伝送回路)
パナソニックは一般消費者向けの4K2Kディスプレイ発売を発表していないが、まずはレコーダーに4Kアプコンを搭載してきた。そしてオーディオ業界のトレンドに乗り遅れないようPCオーディオ機能までも搭載してきたのにまたまた驚いた。
ここまで音質にこだわるのであれば素直に高級BDプレーヤーを発売すれば良いのにと思うのだが、市場規模や量産効果を考慮するとレコーダーという商品の中でこそパナソニックの強みが生かせるのだろう。
価格コムを見るとソニーBDZ-EX3000の最安値が約22万、それに対しDMR-BZT9300は約40万というのだから同じフラグシップとはいえ価格帯が違い過ぎる。一方旧モデルとなったDMR-BZT9000は約19万、DMR-BZT920は約11万だからお買い得感がある。
DMR-BZT9300には魅力を感じる。だがデジタル製品のフラグシップモデルの寿命はアナログに比べて短いのはSC-LX90で体験済みだ。特に「4K対応次世代HDMI規格」が策定されている今、指を咥えつつ我慢するのが賢明だろう、というのが私の結論だ。(苦笑)
【関連リンク】
『パナソニック ディーガ』
http://panasonic.jp/diga/
そう思った理由は4つあった。
1) ロンドンオリンピックでもTVとブルーレイレコーダーが計画より売れず新製品を出す状況でないと経営判断した。
2) Mデータ番組内容を使った東芝の「タイムオン」、ソニーの「もくじでジャンプ」機能が無料サービスなので、「ミモーラ」(MeMORA)有料サービス(月額315円)を見直す必要があった。
3) 機能と性能が一定水準に達して製品開発サイクルを他社と同じ1年にするつもりだ。
4) 4K対応次世代HDMI規格発表後に対応機種を出す予定だ。
などと勝手な推測をしていた。だから今日10/17(水)にディーガ新製品発表があったのを知って驚いた。
2012年冬モデルの『プレミアムディーガ』DMR-BZT9300、『スマートディーガ』シリーズDMR-BZT830、DMR-BZT730、『ベーシックディーガ』シリーズDMR-BWT630、DMR-BWT530、『シンプルディーガ』DMR-BRT230がラインナップされている。全モデル11/20(火)発売予定だから例年より2か月遅れだ。
『プレミアム/スマートディーガ』は3チューナー内蔵、無線LAN内蔵が特徴で、『ベーシックディーガ』はチューナー数が2個、『シンプルディーガ』は1チューナーになる。『プレミアム/スマート/ベーシックディーガ』は高速デュアルコアプロセッサ「新UniPhier」を搭載してUSB HDDへの長時間モード録画と録画モード変換ダビングの高速化を実現していると言う。
DMR-BZT930が無いのにまた驚いた。2系統HDMI出力はDMR-BZT9300のみとなり、私の様にHDMI1.4未対応AVアンプ使用者の選択肢はBZT9300だけというのはお財布に痛い。(涙)
ソニーBDレコーダーと比べてマルチタスクに関する優位性が無くなったことで、今後どう差別化するのかと思っていたら自社開発LSIという強みを生かし「新UniPhier」を搭載してきたのも興味深い戦略だ。
CPU速度2倍、グラフィック性能大幅アップ、3デコーダー/エンコーダー搭載と基本性能を強化したのは今後の機能追加を見据えてのことだと思うので、どんな新機能を提案してくるのか楽しみだ。
この点はiPhone/iPadと同じでハードのリッチ化で得た処理能力を使い、どの様なユーザー体験を提供出来るかが製品差別化の鍵と考えているのだろう。
AV Phileの注目は勿論DMR-BZT9300だと思うので新機能を中心に見て行きたい。
1) 4Kダイレクトクロマアップコンバート
2) 4K超解像
3) 新画質モード
4) ネットワーク/ハイレゾオーディオ対応(FLAC/WAVフォーマット192kHz/24bit対応)
5) バランス音声出力端子搭載(192kHz/32bit対応DAC左右独立完全バランス伝送回路)
パナソニックは一般消費者向けの4K2Kディスプレイ発売を発表していないが、まずはレコーダーに4Kアプコンを搭載してきた。そしてオーディオ業界のトレンドに乗り遅れないようPCオーディオ機能までも搭載してきたのにまたまた驚いた。
ここまで音質にこだわるのであれば素直に高級BDプレーヤーを発売すれば良いのにと思うのだが、市場規模や量産効果を考慮するとレコーダーという商品の中でこそパナソニックの強みが生かせるのだろう。
価格コムを見るとソニーBDZ-EX3000の最安値が約22万、それに対しDMR-BZT9300は約40万というのだから同じフラグシップとはいえ価格帯が違い過ぎる。一方旧モデルとなったDMR-BZT9000は約19万、DMR-BZT920は約11万だからお買い得感がある。
DMR-BZT9300には魅力を感じる。だがデジタル製品のフラグシップモデルの寿命はアナログに比べて短いのはSC-LX90で体験済みだ。特に「4K対応次世代HDMI規格」が策定されている今、指を咥えつつ我慢するのが賢明だろう、というのが私の結論だ。(苦笑)
【関連リンク】
『パナソニック ディーガ』
http://panasonic.jp/diga/
2012年10月02日
三菱電機DLPプロジェクターLVP-HC7900DW発表。価格は20万円台!
10/01(月)三菱電機はホームシアター用DLPプロジェクターLVP-HC7900DWを10月上旬に発売すると発表した。ホワイト(W)1色で店頭予想価格は約20万円、3Dエミッター EY-3D-EMT2Hと3Dメガネはオプションだ。型番を見るとLVP-HC7800Dの後継モデルに思えるがそうなのだろうか?私なりにまとめてみた。
製品特徴は次の通り。
1)4倍速6セグメントDLP素子採用(2D時24P信号専用として6倍速駆動が設定可能)
2)明るさ1400ルーメン
3)コントラスト比15万:1(新光学エンジン搭載)
4)エミッターケーブル(3.0m)、レンズキャップ付属
5)シャープさ(クロストークCUT)、クッキリ鮮明(ジャダーCUT)、チラつき低減(フリッカーCUT)で、3Dコンテンツを楽しめる。
6)FRC(フレーム・レート・コンバータ)搭載で動画のボヤケを抑制
7)フル10bitパネルドライバーを2基搭載(DDP3021)で2Dの誤差拡散を減少
8)2D/3D高精度変換機能搭載
購入する際には以下の仕様を理解しておくと良いだろう。
1)単板式のDLPプロジェクターなので動体視力の良い人はカラーブレーキングノイズ(レインボーノイズ)が見えることがある。
2)ズーム/フォーカス操作は手動(1.5倍)/手動となる。
3)レンズシフトは上下のみ可能。
4)レンズキャップ付属なので無くしたり、未使用時に取り付けるのを忘れたりしないように注意が必要となる。
5)3Dメガネは汎用品が対応するが無線方式のメガネは使用出来ない。
6)3Dエミッター EY-3D-EMT2Hは別売り。
LVP-HC7800Dと比べて明るさが100lm落ち3Dエミッター別売りとコストカットされているモデルだが、それ以外の機能と性能は同等、コントラストは向上している。強誘電型液晶3Dメガネを汎用品に変え導入コストを抑えたコストパフォーマンスの良いプロジェクターという位置付けだ。ただ価格.comを見るとLVP-HC7800Dも約20万円で購入出来るようなので3D重視であればこちらも検討すると良いだろう。
強誘電型液晶3Dメガネを採用したLVP-HC7800Dの高画質3D映像には驚かされたが、汎用3DメガネのLVP-HC7900DWはどこまでそれに迫れるのか興味深い。アバック大商談会2012ウインターのシューアウトにエントリーされていたら、しっかりこの目でその実力を見てきたいと思う。
【関連リンク】
『LVP-HC7900DW』
http://www.mitsubishielectric.co.jp/projector/home/products/lvp_hc7900dw/index.html
製品特徴は次の通り。
1)4倍速6セグメントDLP素子採用(2D時24P信号専用として6倍速駆動が設定可能)
2)明るさ1400ルーメン
3)コントラスト比15万:1(新光学エンジン搭載)
4)エミッターケーブル(3.0m)、レンズキャップ付属
5)シャープさ(クロストークCUT)、クッキリ鮮明(ジャダーCUT)、チラつき低減(フリッカーCUT)で、3Dコンテンツを楽しめる。
6)FRC(フレーム・レート・コンバータ)搭載で動画のボヤケを抑制
7)フル10bitパネルドライバーを2基搭載(DDP3021)で2Dの誤差拡散を減少
8)2D/3D高精度変換機能搭載
購入する際には以下の仕様を理解しておくと良いだろう。
1)単板式のDLPプロジェクターなので動体視力の良い人はカラーブレーキングノイズ(レインボーノイズ)が見えることがある。
2)ズーム/フォーカス操作は手動(1.5倍)/手動となる。
3)レンズシフトは上下のみ可能。
4)レンズキャップ付属なので無くしたり、未使用時に取り付けるのを忘れたりしないように注意が必要となる。
5)3Dメガネは汎用品が対応するが無線方式のメガネは使用出来ない。
6)3Dエミッター EY-3D-EMT2Hは別売り。
LVP-HC7800Dと比べて明るさが100lm落ち3Dエミッター別売りとコストカットされているモデルだが、それ以外の機能と性能は同等、コントラストは向上している。強誘電型液晶3Dメガネを汎用品に変え導入コストを抑えたコストパフォーマンスの良いプロジェクターという位置付けだ。ただ価格.comを見るとLVP-HC7800Dも約20万円で購入出来るようなので3D重視であればこちらも検討すると良いだろう。
強誘電型液晶3Dメガネを採用したLVP-HC7800Dの高画質3D映像には驚かされたが、汎用3DメガネのLVP-HC7900DWはどこまでそれに迫れるのか興味深い。アバック大商談会2012ウインターのシューアウトにエントリーされていたら、しっかりこの目でその実力を見てきたいと思う。
【関連リンク】
『LVP-HC7900DW』
http://www.mitsubishielectric.co.jp/projector/home/products/lvp_hc7900dw/index.html
2012年09月20日
ソニーBDレコーダー2012年新モデル8機種発表
9/18(火)ソニーがBDレコーダー新モデル8機種を発表した。(1モデルは色違い)10/13(土)発売予定だ。昨年は8/23(火)だったので3週間ほど遅いニュースリリースとなっている。
昨年は型番から仕様が分かり難かったが、今年は単純明快に整理されていて覚えやすい。(笑)
1)チューナー数は型番T(triple)が3基、W(double U:ダブリュー)が2基、なしが1基だ。
2)HDD容量は型番3000=3TB、2000=2TB、1000=1TB、500=500GBだ。
3)型番のEXはexcellenceということで高画質高音質の旗艦モデルとなる。
スカパー! HDチューナー本体内蔵モデルが無くなったことを残念に思う人もいるだろう。
機能に関しては、録りためた番組をどこでも効率良く見る手段が提供されている。
1)新機能「目次でジャンプ」「ワイヤレスおでかけ転送(『BDZ-E500』を除く)」機能搭載
2)タブレット端末の「RECOPLA」(レコプラ)アプリ提供
3)録画番組の検索機能
4)外付けUSBハードディスクが「容量3TB」、「ソニールームリンク」「x-おまかせ・まる録」に対応
「目次でジャンプ」はWBSやモーサテを見る時には役立ちそうだ。また映画等で接客用デモを行う時にサラウンド効果が楽しめるシーンや3D効果が実感出来るシーンが目次になっていれば大変便利なのだが、さてどうデータが入力されるのだろう。またBDにダビングした場合には使えないので、便利となればどんどん外付けHDが増えていきそうだ。(冷汗)
ETシリーズとEWシリーズはチューナー数とHD容量の違いで5モデルある。ハイビジョンレコーダーを使っていると最低でもダブルチューナー、1TBハードディスクは欲しいと思うのでBDZ-EW1000(約8万円)を最低ラインと考えたい。BDZ-ET2000(約12万円)であれば余裕もって「x-おまかせ・まる録」が使えるだろう。
HiVi連載の「録っても極楽」で麻倉怜士先生がリークしていたのはBDZ-EX3000(約27万円)と判明した。
1)“CREAS Pro”(クリアス プロ)が4Kアップコンバート出力に対応
2)HDMI出力2系統、金メッキ映像/音声端子採用
3)i.LINK(HDV1080i/DV入力)1系統(前面)搭載
とフラグシップモデルとしてAV Phileの注目を集めそうだ。
いつもはソニーより先に新製品発表を行っているパナソニックが後攻に回った。昨年は8/9(火)発表だったので発表の遅れは何か隠し玉を用意しているのだろうか。発表が楽しみだ。
【関連リンク】
『ブルーレイディスク™レコーダー8機種発売』
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201209/12-0918/
昨年は型番から仕様が分かり難かったが、今年は単純明快に整理されていて覚えやすい。(笑)
1)チューナー数は型番T(triple)が3基、W(double U:ダブリュー)が2基、なしが1基だ。
2)HDD容量は型番3000=3TB、2000=2TB、1000=1TB、500=500GBだ。
3)型番のEXはexcellenceということで高画質高音質の旗艦モデルとなる。
スカパー! HDチューナー本体内蔵モデルが無くなったことを残念に思う人もいるだろう。
機能に関しては、録りためた番組をどこでも効率良く見る手段が提供されている。
1)新機能「目次でジャンプ」「ワイヤレスおでかけ転送(『BDZ-E500』を除く)」機能搭載
2)タブレット端末の「RECOPLA」(レコプラ)アプリ提供
3)録画番組の検索機能
4)外付けUSBハードディスクが「容量3TB」、「ソニールームリンク」「x-おまかせ・まる録」に対応
「目次でジャンプ」はWBSやモーサテを見る時には役立ちそうだ。また映画等で接客用デモを行う時にサラウンド効果が楽しめるシーンや3D効果が実感出来るシーンが目次になっていれば大変便利なのだが、さてどうデータが入力されるのだろう。またBDにダビングした場合には使えないので、便利となればどんどん外付けHDが増えていきそうだ。(冷汗)
ETシリーズとEWシリーズはチューナー数とHD容量の違いで5モデルある。ハイビジョンレコーダーを使っていると最低でもダブルチューナー、1TBハードディスクは欲しいと思うのでBDZ-EW1000(約8万円)を最低ラインと考えたい。BDZ-ET2000(約12万円)であれば余裕もって「x-おまかせ・まる録」が使えるだろう。
HiVi連載の「録っても極楽」で麻倉怜士先生がリークしていたのはBDZ-EX3000(約27万円)と判明した。
1)“CREAS Pro”(クリアス プロ)が4Kアップコンバート出力に対応
2)HDMI出力2系統、金メッキ映像/音声端子採用
3)i.LINK(HDV1080i/DV入力)1系統(前面)搭載
とフラグシップモデルとしてAV Phileの注目を集めそうだ。
いつもはソニーより先に新製品発表を行っているパナソニックが後攻に回った。昨年は8/9(火)発表だったので発表の遅れは何か隠し玉を用意しているのだろうか。発表が楽しみだ。
【関連リンク】
『ブルーレイディスク™レコーダー8機種発売』
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201209/12-0918/
2012年09月10日
エプソンIFA2012にて3D対応液晶プロジェクター7モデル発表!
ドイツで開催されていた「IFA(国際コンシューマエレクトロニクス展)2012」においてエプソンがプロジェクター新製品を発表した。ニュースリリースが見つからなかったので日本のニュース記事を読んで自分なりにまとめてみた。参考になれば幸いだ。
1.エプソン
3D対応透過型パネル搭載の液晶プロジェクター7モデルを発表。
1)EH-TW9100W 3,199ユーロ
2)EH-TW9100 2,899ユーロ
3)EH-TW8100 2,499ユーロ
4)EH-TW6100W 1,799ユーロ
5)EH-TW6000 1,499ユーロ
6)EH-TW5910 1,099ユーロ
7)EH-TW550 699ユーロ
9100/8100シリーズは明るさ2,400ルーメン、コントラスト比32万対1、欧州11月発売予定。
6100シリーズは明るさ2,300ルーメン、コントラスト比4万対1、10W×2スピーカー内蔵、欧州10月発売予定。
5910は明るさ2,100ルーメン、コントラスト比2万対1、10W×2スピーカー内蔵、欧州10月発売予定。
550は明るさ3,000ルーメン、コントラスト比5千対1、2Wスピーカー内蔵、WXGAパネル搭載、欧州12月発売予定。
9100シリーズにはISFキャリブレーション機能搭載。
9100/8100/6100/5910シリーズには2D-3D変換機能、超解像技術搭載。
末尾の”W”モデルは60GHz帯ワイヤレスAV伝送技術「WirelessHD」規格に対応。トランスミッターはHDMIスイッチャー機能搭載。
Bluetooth(RF)方式専用3Dメガネは「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」標準規格に対応。
去年はTW8000/6000シリーズ4モデルだけだったものが5シリーズ7モデルとほぼ倍増している。ビジネス用プロジェクターも手掛けているので多機種展開はお得意なのだろう。JVCに続きエプソンも「ISFキャリブレーション機能」を搭載したことで今後プロジェクターのトレンドとなりそうだ。
トランスミッターはHDMIスイッチャー機能を持ち色々と便利に使えそうだ。3Dメガネは標準規格に対応ということでパナソニックのRFタイプと互換性があるだろう。
2. パナソニック
1) PT-AT6000E 2,799ユーロ
明るさ2,400ルーメン、コントラスト比50万対1、欧州・北米・アジア9月末発売予定。前モデルPT-AE5000Eは日本未発売だったからこれも同じ運命だろうか?
ソニー、JVCも新製品発表済みなのでこれで年末商戦の役者は揃った、と思ったらシャープと三菱がまだ発表していない。三菱は毎年魅力的な製品を出しているだけに期待しているがどうしたのだろうか。
【関連リンク】
『【IFA 2012】エプソン、フルHD/3Dプロジェクタを一新』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120903_557097.html
『<IFA>エプソン、WirelessHDトランスミッターを強化した3Dプロジェクター/699ユーロの3D入門機も』
http://www.phileweb.com/news/d-av/201209/01/31460.html
1.エプソン
3D対応透過型パネル搭載の液晶プロジェクター7モデルを発表。
1)EH-TW9100W 3,199ユーロ
2)EH-TW9100 2,899ユーロ
3)EH-TW8100 2,499ユーロ
4)EH-TW6100W 1,799ユーロ
5)EH-TW6000 1,499ユーロ
6)EH-TW5910 1,099ユーロ
7)EH-TW550 699ユーロ
9100/8100シリーズは明るさ2,400ルーメン、コントラスト比32万対1、欧州11月発売予定。
6100シリーズは明るさ2,300ルーメン、コントラスト比4万対1、10W×2スピーカー内蔵、欧州10月発売予定。
5910は明るさ2,100ルーメン、コントラスト比2万対1、10W×2スピーカー内蔵、欧州10月発売予定。
550は明るさ3,000ルーメン、コントラスト比5千対1、2Wスピーカー内蔵、WXGAパネル搭載、欧州12月発売予定。
9100シリーズにはISFキャリブレーション機能搭載。
9100/8100/6100/5910シリーズには2D-3D変換機能、超解像技術搭載。
末尾の”W”モデルは60GHz帯ワイヤレスAV伝送技術「WirelessHD」規格に対応。トランスミッターはHDMIスイッチャー機能搭載。
Bluetooth(RF)方式専用3Dメガネは「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」標準規格に対応。
去年はTW8000/6000シリーズ4モデルだけだったものが5シリーズ7モデルとほぼ倍増している。ビジネス用プロジェクターも手掛けているので多機種展開はお得意なのだろう。JVCに続きエプソンも「ISFキャリブレーション機能」を搭載したことで今後プロジェクターのトレンドとなりそうだ。
トランスミッターはHDMIスイッチャー機能を持ち色々と便利に使えそうだ。3Dメガネは標準規格に対応ということでパナソニックのRFタイプと互換性があるだろう。
2. パナソニック
1) PT-AT6000E 2,799ユーロ
明るさ2,400ルーメン、コントラスト比50万対1、欧州・北米・アジア9月末発売予定。前モデルPT-AE5000Eは日本未発売だったからこれも同じ運命だろうか?
ソニー、JVCも新製品発表済みなのでこれで年末商戦の役者は揃った、と思ったらシャープと三菱がまだ発表していない。三菱は毎年魅力的な製品を出しているだけに期待しているがどうしたのだろうか。
【関連リンク】
『【IFA 2012】エプソン、フルHD/3Dプロジェクタを一新』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120903_557097.html
『<IFA>エプソン、WirelessHDトランスミッターを強化した3Dプロジェクター/699ユーロの3D入門機も』
http://www.phileweb.com/news/d-av/201209/01/31460.html
2012年09月08日
JVCプロジェクター新製品を発表。DLA-X55RでソニーVPL-HW50ESを迎え撃つ!
9/6(木)アメリカで開催中の「CEDIA Expo 2012」で例年通りJVCプロジェクター新製品が発表された。JVCのニュースリリースと各サイトの記事を読んで自分なりにまとめてみた。参考になれば幸いだ。
1)DLA-X95R $11,999 明るさ?ルーメン コントラスト比13万:1(X90Rは1,200ルーメン)
2)DLA-X75R $7,999 明るさ?ルーメン コントラスト比9万対1(X70Rは1,200ルーメン)
3)DLA-X55R $4,999 明るさ?ルーメン コントラスト比9万対1
4)DLA-X35 $3,499 明るさ?ルーメン コントラスト比5万対1(X30は1,300ルーメン)
※輝度はまだ公表されていない。
4機種共通仕様は以下の通り。
・a new illumination system, including a new lamp and power supply(新ランプと電源部を含む光学システム)
・3D performance has been improved(3D映像の改善)
・New active shutter glasses for 3D viewing use IR technology(RF方式の新しいアクティブシャッターメガネ)
・PK-AG3 RF 3D Glasses $179(RF 3Dメガネ)
・PK-EM2 RF Emitter $99(RFエミッター)
末尾Rの3機種共通仕様は以下の通り。
・upconverts and scales 2D content to a 4K signal. Now called e-shift2(e-shift2方式による4K表示)
・new 2K to 4K scaling technology(新しい4Kアップスケーリング)
・this Multiple Pixel Control offers five preset modes plus Off(5種類のマルチピクセルコントロールとオフ機能)
X95R/X75R固有の仕様は以下の通り。
・upgraded light engine, full color management, ISF certification and advanced calibration functionality(フルカラーマネジメント、キャリブレーション機能)
ソニーがVPL-HW50ES、VPL-VW1000ESと2モデルに機種を絞ったと思えるのに対してJVCは逆に4モデルとラインアップを増やしてきたことに驚いた。VPL-HW50ESが「超解像リアリティクリエーション」搭載してきたのをX55Rで迎え撃つ布陣だ。
型番的にはX70Rの後継機種はX75Rに見えるが、実は機能的にはX55Rが後継機種だ。X70R有償アップグレードサービスモデルの後継機がX75Rと考えた方が正しい。それでいてX75RはX70Rから価格据え置き、X55Rの日本価格は40万円と予想される。新モデルの中でX55RとX75Rのコストパフォーマンスはかなり高い。その為X95Rのプレミアムモデル感が一層増した様に見える。
3DメガネがRF方式になり通信が安定するのは良いがメガネを買い替えなくてはならないのは地味に痛い。パナソニックのER3D4シリーズと互換性があれば良いのだがJVCはフルHD 3Dグラス・イニシアチブのラインセンシーリストに掲載されていないから期待薄だ。
例年2年ごとに新筐体フルモデルチェンジしてきたが今年も外見はそのまま同じで新鮮さは無い。その分光学エンジン、4K回路の強化と内部性能向上にコストを掛けているようだ。その成果がどう画質に反映されるのか、e-shiftの弊害”ドット形状のぼやけ”といった点がどう改善されているのか、今から試写が楽しみだ。
【関連リンク】
『Performance Enhancements in New, Expanded JVC Projector Line』
http://newsroom.jvc.com/news-blog/performance-enhancements-in-new-expanded-jvc-projector-line/#more-2330
『Licensee (TV/PC/Projector)』
http://www.fullhd3dglasses.com/index.php/licensee-list/#tvpcprojector
1)DLA-X95R $11,999 明るさ?ルーメン コントラスト比13万:1(X90Rは1,200ルーメン)
2)DLA-X75R $7,999 明るさ?ルーメン コントラスト比9万対1(X70Rは1,200ルーメン)
3)DLA-X55R $4,999 明るさ?ルーメン コントラスト比9万対1
4)DLA-X35 $3,499 明るさ?ルーメン コントラスト比5万対1(X30は1,300ルーメン)
※輝度はまだ公表されていない。
4機種共通仕様は以下の通り。
・a new illumination system, including a new lamp and power supply(新ランプと電源部を含む光学システム)
・3D performance has been improved(3D映像の改善)
・New active shutter glasses for 3D viewing use IR technology(RF方式の新しいアクティブシャッターメガネ)
・PK-AG3 RF 3D Glasses $179(RF 3Dメガネ)
・PK-EM2 RF Emitter $99(RFエミッター)
末尾Rの3機種共通仕様は以下の通り。
・upconverts and scales 2D content to a 4K signal. Now called e-shift2(e-shift2方式による4K表示)
・new 2K to 4K scaling technology(新しい4Kアップスケーリング)
・this Multiple Pixel Control offers five preset modes plus Off(5種類のマルチピクセルコントロールとオフ機能)
X95R/X75R固有の仕様は以下の通り。
・upgraded light engine, full color management, ISF certification and advanced calibration functionality(フルカラーマネジメント、キャリブレーション機能)
ソニーがVPL-HW50ES、VPL-VW1000ESと2モデルに機種を絞ったと思えるのに対してJVCは逆に4モデルとラインアップを増やしてきたことに驚いた。VPL-HW50ESが「超解像リアリティクリエーション」搭載してきたのをX55Rで迎え撃つ布陣だ。
型番的にはX70Rの後継機種はX75Rに見えるが、実は機能的にはX55Rが後継機種だ。X70R有償アップグレードサービスモデルの後継機がX75Rと考えた方が正しい。それでいてX75RはX70Rから価格据え置き、X55Rの日本価格は40万円と予想される。新モデルの中でX55RとX75Rのコストパフォーマンスはかなり高い。その為X95Rのプレミアムモデル感が一層増した様に見える。
3DメガネがRF方式になり通信が安定するのは良いがメガネを買い替えなくてはならないのは地味に痛い。パナソニックのER3D4シリーズと互換性があれば良いのだがJVCはフルHD 3Dグラス・イニシアチブのラインセンシーリストに掲載されていないから期待薄だ。
例年2年ごとに新筐体フルモデルチェンジしてきたが今年も外見はそのまま同じで新鮮さは無い。その分光学エンジン、4K回路の強化と内部性能向上にコストを掛けているようだ。その成果がどう画質に反映されるのか、e-shiftの弊害”ドット形状のぼやけ”といった点がどう改善されているのか、今から試写が楽しみだ。
【関連リンク】
『Performance Enhancements in New, Expanded JVC Projector Line』
http://newsroom.jvc.com/news-blog/performance-enhancements-in-new-expanded-jvc-projector-line/#more-2330
『Licensee (TV/PC/Projector)』
http://www.fullhd3dglasses.com/index.php/licensee-list/#tvpcprojector
2012年08月30日
ソニーのIFA 2012プレスカンファレンスで発表された気になる4新製品を調べてみた
昨夜8/29(水)夜蒲団に入って耳を澄ますと何か違和感があった。近所の公園からいつも聞こえてくる蝉の鳴き声が一切しないのだ。蝉はおろか秋の虫の演奏すら聞こえてこない。”無音”、余りの静けさに「これで大きな地震でもあったら冗談にならないぞ。」そう思いつつ何時の間にか寝入ってしまった。
30日04時17分頃茨城県南部で発生した地震で起こされた。埼玉では震度3だったがまさか本当に起こるとは・・・。(冷汗) 今夜はうるさいほど蝉が鳴いているので枕を高くして眠れそうだ。
さてドイツで行われる「IFA 2012」に先駆けてソニーがプレスカンファレンスを開催した。そこで発表された新製品は数多くあるが、その中から「音楽と映像」に関するモデルを4点取り上げたいと思う。
1.STR-DA5800ES
1) 9.2 multi-channel amplifier搭載
2) Upscale Full HD to 4K
3) Flexible set-up with 9 HDMI and 4 LAN ports
4) audio files in a range of formats including WAV, FLAC 5.1ch, 192kHz and 24bit
5) Control entertainment with a smartphone
1)から3)までTA-DA5700ESから機能強化された点となるようだ。他社製品は4K信号バススルー機能を搭載しているがソニーは4K Upscaleの方を売りにするらしい。
2. HMZ-T2
1) Weighing just 330g, the Personal 3D Viewer is 20% lighter than previous models
2) Use your favourite headphones
HMZ-T1に比べて軽くなりヘッドホンが別売りになったのが嬉しい。これであとはFull HDパネルにさえなればDLA-X3をリプレイスして3D専用プロジェクターとして使いたいのに残念だ。来年登場するであろうHMZ-T3に今から期待しよう。(笑)
3. VPL-HW50ES
1) ‘Reality Creation’ which was developed for VPL-VW1000ES
2) 1,700lm brightness
3) dynamic contrast ratio of more than 100,000:1.
4) include a built-in 3D transmitter, a wider lens shift
5) Europe from the end of October 2012
欧州では10月末発売とのことだがHW30ESに比べて機能の強化点が多くVPL-VW95ESの後継モデルとの差別化に苦労しそうだ。もしかしてVW100ES(?)は出さないつもりなのだろうか。
4. NEX-5R
1) New Fast Hybrid AF for optimal fast and precise autofocus
2) Easy image sharing through Wi-Fi
3) Download new features with PlayMemories Camera Apps
ニコン、キヤノンに続きハイブリットAF採用が注目点だ。ただし現行レンズで対応しているのがまずは4本だけというので注意が必要だ。スマホのカメラ機能が脅威ということで逆にスマホの機能を貪欲に取り込んでいるのが面白い。アプリで機能強化出来るのは陳腐化が早いデジタルガジェットの寿命が延びそうで期待したい。
プレスリリースの中には「new ES Series speakers」の発表があり新製品か?と見てみると日本では2010年12月から発売されているSS-NA2ESシリーズのことで「欧州では今まで発売されていなかったのか?」と驚いてしまった。(笑)
【関連リンク】
『STR-DA5800ES』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7875&NewsAreaId=2
『HMZ-T2』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7874&NewsAreaId=2
『VPL-HW50ES』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7872&NewsAreaId=2
『NEX-5R』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7859&NewsAreaId=2
30日04時17分頃茨城県南部で発生した地震で起こされた。埼玉では震度3だったがまさか本当に起こるとは・・・。(冷汗) 今夜はうるさいほど蝉が鳴いているので枕を高くして眠れそうだ。
さてドイツで行われる「IFA 2012」に先駆けてソニーがプレスカンファレンスを開催した。そこで発表された新製品は数多くあるが、その中から「音楽と映像」に関するモデルを4点取り上げたいと思う。
1.STR-DA5800ES
1) 9.2 multi-channel amplifier搭載
2) Upscale Full HD to 4K
3) Flexible set-up with 9 HDMI and 4 LAN ports
4) audio files in a range of formats including WAV, FLAC 5.1ch, 192kHz and 24bit
5) Control entertainment with a smartphone
1)から3)までTA-DA5700ESから機能強化された点となるようだ。他社製品は4K信号バススルー機能を搭載しているがソニーは4K Upscaleの方を売りにするらしい。
2. HMZ-T2
1) Weighing just 330g, the Personal 3D Viewer is 20% lighter than previous models
2) Use your favourite headphones
HMZ-T1に比べて軽くなりヘッドホンが別売りになったのが嬉しい。これであとはFull HDパネルにさえなればDLA-X3をリプレイスして3D専用プロジェクターとして使いたいのに残念だ。来年登場するであろうHMZ-T3に今から期待しよう。(笑)
3. VPL-HW50ES
1) ‘Reality Creation’ which was developed for VPL-VW1000ES
2) 1,700lm brightness
3) dynamic contrast ratio of more than 100,000:1.
4) include a built-in 3D transmitter, a wider lens shift
5) Europe from the end of October 2012
欧州では10月末発売とのことだがHW30ESに比べて機能の強化点が多くVPL-VW95ESの後継モデルとの差別化に苦労しそうだ。もしかしてVW100ES(?)は出さないつもりなのだろうか。
4. NEX-5R
1) New Fast Hybrid AF for optimal fast and precise autofocus
2) Easy image sharing through Wi-Fi
3) Download new features with PlayMemories Camera Apps
ニコン、キヤノンに続きハイブリットAF採用が注目点だ。ただし現行レンズで対応しているのがまずは4本だけというので注意が必要だ。スマホのカメラ機能が脅威ということで逆にスマホの機能を貪欲に取り込んでいるのが面白い。アプリで機能強化出来るのは陳腐化が早いデジタルガジェットの寿命が延びそうで期待したい。
プレスリリースの中には「new ES Series speakers」の発表があり新製品か?と見てみると日本では2010年12月から発売されているSS-NA2ESシリーズのことで「欧州では今まで発売されていなかったのか?」と驚いてしまった。(笑)
【関連リンク】
『STR-DA5800ES』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7875&NewsAreaId=2
『HMZ-T2』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7874&NewsAreaId=2
『VPL-HW50ES』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7872&NewsAreaId=2
『NEX-5R』
http://presscentre.sony.co.uk/content/detail.aspx?ReleaseID=7859&NewsAreaId=2
2012年06月01日
SV-MV100後継機?デジタルメディアプレーヤーUN-MT300登場!その違いは?
パナソニックが「防水タッチパネル搭載」「約1.2m耐衝撃仕様」のデジタルメディアプレーヤーUN-MT300を発表した。2012年07月25日(水)発売予定日、店頭価格は約43千円と言う。
11/03/18発売のSV-MV100の後継機としては型番が大きく変わっているし仕様も大幅に強化されている。別シリーズと思えるモデルなので比較してみよう。
UN-MT300 寸法:約幅68.0o×高さ138.0o×奥行き13.5o(突起部を除く) 質量:約168g
SV-MV100 寸法:約幅119.7o×高さ60.0o×奥行き14.7o(突起部を除く) 質量:約130g
UN-MT300 4.0V型液晶 画素数:横800×縦480 ワンセグアンテナ内蔵
SV-MV100 3.5V型液晶 画素数:横854×縦480 アンテナ端子+ワンセグアンテナケーブル付属
UN-MT300 SDカードスロット:microSD 内蔵メモリー:8GB(ユーザー使用可能領域は約2.7GB)
SV-MV100 SDカードスロット:SDメモリーカード 内蔵メモリー:16GB(ユーザー使用可能領域は約14.4GB)
UN-MT300 OS:Android 2.3 Google Play対応
SV-MV100 OS:Android 2.1 Androidマーケット非対応
画面サイズが大きくなり頑丈になった引き換えに大きく重くなっている。ワンセグアンテナ内蔵というのは便利だ。
SDカードスロットはmicroSD用になってしまった。携帯電話ユーザー向けになったと言う事だろう。これはデジカメのフォトビューワーとして使おうと思うと不便だ。内蔵メモリーは半減され使用可能領域が約5分の1になっているのも痛い。安くなったとは言え本格的に使うには別途マイクロSDカードが必要だろう。
SV-MV100はWiFi規格:IEEE802.11b/IEEE802.11g センサー:加速度センサーを内蔵している。
一方UN-MT300は無線、センサー、カメラ、マイクと内蔵ハードウェアは強化され豊富になっている。
WiFi規格:IEEE802.11b/IEEE802.11g/IEEE802.11n準拠 Bluetooth:Bluetooth Ver.2.1+EDR
GPS:受信周波数1575.42MHz(C/Aコード) センサー:加速度センサー、照度センサー、地磁気センサー
内蔵カメラ:フロント約30万画素 バック約200万画素 内蔵マイク:モノラル
Google Play対応ということで色々なアプリケーションが楽しめることになりそうだ。こうして比較してみるとアウトドア用途に強化されておりやはり後継機というより別モデルという気がする。
次は正統的なSV-MV100後継モデルの発売を期待したい。SV-MV100の静電容量式タッチパネルは感度が良すぎてワイシャツの胸ポケットに直接入れると反応してしまい使い物にならない。次期モデルで是非改善して欲しい点だ。またSDカード対応スロットは残しておいて欲しい。
【関連リンク】
『デジタルメディアプレーヤー UN-MT300を発売』
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn120531-4/jn120531-4.html
http://panasonic.jp/dmp/mt300/
『SV-MV100』
http://panasonic.jp/dmp/mv100/index.html
11/03/18発売のSV-MV100の後継機としては型番が大きく変わっているし仕様も大幅に強化されている。別シリーズと思えるモデルなので比較してみよう。
UN-MT300 寸法:約幅68.0o×高さ138.0o×奥行き13.5o(突起部を除く) 質量:約168g
SV-MV100 寸法:約幅119.7o×高さ60.0o×奥行き14.7o(突起部を除く) 質量:約130g
UN-MT300 4.0V型液晶 画素数:横800×縦480 ワンセグアンテナ内蔵
SV-MV100 3.5V型液晶 画素数:横854×縦480 アンテナ端子+ワンセグアンテナケーブル付属
UN-MT300 SDカードスロット:microSD 内蔵メモリー:8GB(ユーザー使用可能領域は約2.7GB)
SV-MV100 SDカードスロット:SDメモリーカード 内蔵メモリー:16GB(ユーザー使用可能領域は約14.4GB)
UN-MT300 OS:Android 2.3 Google Play対応
SV-MV100 OS:Android 2.1 Androidマーケット非対応
画面サイズが大きくなり頑丈になった引き換えに大きく重くなっている。ワンセグアンテナ内蔵というのは便利だ。
SDカードスロットはmicroSD用になってしまった。携帯電話ユーザー向けになったと言う事だろう。これはデジカメのフォトビューワーとして使おうと思うと不便だ。内蔵メモリーは半減され使用可能領域が約5分の1になっているのも痛い。安くなったとは言え本格的に使うには別途マイクロSDカードが必要だろう。
SV-MV100はWiFi規格:IEEE802.11b/IEEE802.11g センサー:加速度センサーを内蔵している。
一方UN-MT300は無線、センサー、カメラ、マイクと内蔵ハードウェアは強化され豊富になっている。
WiFi規格:IEEE802.11b/IEEE802.11g/IEEE802.11n準拠 Bluetooth:Bluetooth Ver.2.1+EDR
GPS:受信周波数1575.42MHz(C/Aコード) センサー:加速度センサー、照度センサー、地磁気センサー
内蔵カメラ:フロント約30万画素 バック約200万画素 内蔵マイク:モノラル
Google Play対応ということで色々なアプリケーションが楽しめることになりそうだ。こうして比較してみるとアウトドア用途に強化されておりやはり後継機というより別モデルという気がする。
次は正統的なSV-MV100後継モデルの発売を期待したい。SV-MV100の静電容量式タッチパネルは感度が良すぎてワイシャツの胸ポケットに直接入れると反応してしまい使い物にならない。次期モデルで是非改善して欲しい点だ。またSDカード対応スロットは残しておいて欲しい。
【関連リンク】
『デジタルメディアプレーヤー UN-MT300を発売』
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn120531-4/jn120531-4.html
http://panasonic.jp/dmp/mt300/
『SV-MV100』
http://panasonic.jp/dmp/mv100/index.html