テレビ販売不振でブルーレイレコーダーも売れていないと聞いている。DMR-BZT830とDMR-BZT730は内蔵HDD容量3TBと2TBしか機能の違いしかないのでラインアップを整理したのだろう。そう勝手に解釈していた。
ところが今日04/10(水)にDMR-BZT9300に「マスターグレードビデオコーディング(MGVC)」採用高画質ブルーレイディスクの再生機能強化を行うとの発表があり腑に落ちるところがあった。本田雅一氏のAVTrendsの解説によると”MGVC対応ブルーレイプレーヤー/レコーダに採用されるドライブは、従来よりも高速なデータ読み出しに対応している。”必要があるという。
6月中旬にDMR-BZT9300のソフトウエアバージョンアップを実施予定とのことだが、この高価な1機種しか対応しないまま、あとは10月の秋モデルまでAV phileを待たせると言うのは飢餓感を煽り過ぎる。そこで例外的に6月中旬にMGVC対応のDMR-BZT850を発売する。そんな販売計画を考えているのではないかと予想した。これは同時にBZT750との差別化になる。
そう思いながら新製品の特長を見ると新機能として「マイメニュー」「Wi-Fi取り込み」「おもいでボタン」等が追加されている。レコーダーの使い勝手向上や新しい楽しみ方を提案するものが多い。
私的には待望の「番組お引越しダビング」が搭載されて喜んだのだが対応モデルが2012年秋モデル以降と言うのだから失望してしまった。BW200からi.LINK端子が付いているのだからこれを使って同じ機能を開発できなかったのか?と思うのだがLAN端子との速度の違いやダビング10によるコピーガード処理の負荷等色々ハード的に難しい問題もあるのだろう。
あとは「アドバンスドAVCエンコーダー」「リアルクロマプロセッサ」「HDオプティマイザー」「アニメモード」「旧作モード」もアップグレードされているので画質も地道に磨き上げられているようだ。
正直な話この春モデルには余り魅力を感じず、発表直後に記事にしなかったのだがMGVC対応という新次元の高画質化技術が発表されて俄然秋モデルが楽しみになった。それだけに”この技術を何らかの標準規格として定義する予定はないという。”パナソニックの姿勢はもったいないと思う。
【関連リンク】
『【ディーガ】「マイメニュー」「おまかせ録画」で、見たい番組がすぐ見られるディーガ「DMR-BZT750」など4機種発表!』
http://panasonic.jp/diga/blu-ray/bzt750/
『業務用スタジオマスターと同等の高階調映像を実現』
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/04/jn130410-2/jn130410-2.html
『真のマスター品質を再現。パナソニック独自技術MGVCが魅せる映像作品の実力』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20130410_595253.html
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