僕が警備員を辞めた理由

当カテゴリの始めに、警備員とすべり台
社会（前・中・後編）の記事を書きました。



今回はそれに関連して、興味深いサイト
を見かけたので、リンクを貼ります。
「すべり台社会を是正すれば、正規と
非正規の格差はあって良い」



筆者の主張は、正規と非正規の格差是正
よりも、セーフティーネットの充実が
先決。



すべり台社会は、一度落ち始めたら止まる
ことなく、一番下まで落っこちてしまう。
日本社会の不安定さ、不完全を端的に表した
言葉です。



そのストッパーたるセーフティーネットが
機能していないのが問題である、との事。



セーフティーネットがしっかりしていれば
少々失業しても生活の不安がありません。
非正規雇用で働きながら、自分のやりたい
生き方を模索する事もできるでしょう。



一方、正規雇用も名ばかり正社員といった
詐欺のような雇用形態も少なくありません。



すべり台社会の「お先真っ暗感」を払拭する
セーフティーネットがあれば、多様な働き方
が実現できるのではないでしょうか。



正規・非正規というよりは労働の負荷に
よって所得が選べる、格差と言うより
「労働者の階層化」を実現するのが、
僕は個人的に理想と思います。



労働問題を扱うNPO法人には、非正規
でも生きていける仕組みを社会の中に
埋め込んでいくべき、という主張も。



これだけ非正規が増え、名ばかり正社員
も幅を利かせれば、上記のような主張も
さもありなん。



もし、ベーシックインカムのようなセーフ
ティーネットがあれば、警備業界も変わら
ざるを得ないでしょう。



長時間労働はなくなり、無理をして心身を
損ねる心配もなくなります。無理な勤務を
強要すれば、すぐに辞められる。



これに伴い日本の世界一厳しい指揮命令権
（人事権）に風穴が空く可能性もあります。
警備業に限った事ではありません。



皆の生きやすい社会は、セーフティーネット
の充実から。資本主義も行き詰まり、富の分配
が歪になっているのを見直す時期に来ています。

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