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2019年10月12日

検定取得のしがらみ

警備会社で育成の目玉といえば、検定取得。
国家資格で、厳しくなる配置基準にも対応。



しかし、検定取得させた隊員が他の警備会社
に転職(移籍)してしまう事は珍しくあり
ません。



せっかく、将来を見込んで検定を取得させ
たのに・・・この業界若手(40代位まで)
の隊員に検定を取らせたがらない会社も。



そこで、会社で検定費用を持つ代わりに
検定取得後、自己都合で2年以内に退職
した場合には、検定費用を自己負担とする
といったような約束をさせる事例あり。



このような約束については、グレーゾーン
で違法になるケースとそうでないケースが
あるようです。(詳細はリンク参照)



退職時に揉めると、同業界の移籍した
会社でも後味の悪い想いをしますし、
争うにしても手間・費用がかかります。



ブラック臭のする会社だと、検定費用を
人質いや物質のようにして、隊員を捕縛
する手段として使ったりします。



もし、金銭的に余裕があれば検定費用は
自費で負担するのがしがらみのない方法と
言えるでしょう。警備業界で長く働く
見込みがあれば回収できるはず。



とはいえ、2級検定で約7万は大きい。
講習のない直接検定なら安くできますが
運転免許で言えば、試験場での一発試験
ですからね。合格率は落ちます。



検定を取らしてもらうなら、その会社に
勤め続けるか、僕のように警備業界から
脱出するのがあと腐れがないと思います。



業界の宿命である、長時間労働をこなし
勉強する時間を確保するのは大変です。
会社としては、一発で取れと厳命。



職場に過去の合格者(前年がベスト)が
いれば、稽古をつけてもらう。乗り越えた
プロセスが共有でき、前向きになれます。



検定合格証は、顔写真付きの身分証明書
として使えるはずです。しょぼい感じが
するのは残念。国家資格なのに・・・

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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