いよいよ本格的な業務が始まりました。
先輩A・先輩Bの容赦ないしごきが始まり、
息つく暇もない。残業時間も増えていきます。
言葉遣いもヤクザなものに変わってきました。
新入社員が通る道だったのでしょうが、
「IT土方」といった言葉が後にできるほどの
業界の現実でした。
まだ入社1年目。こんなことで根を上げては
恥だ。根性なしと後ろ指されるに違いない。
どんな理不尽なしごきでもついていこう、
それが社会人としての価値だ、なんて思う。
最初は体力もあり、気合で乗り切れると
思っていました。しかしこの業界はそんな
生ぬるいものではなかったのです。
先輩Bは彼なりのサバイバル術を使って凌いで
いたようです。先輩Aの下請けと化していた
彼は、理不尽な命令に対してこう抗います。
「こんな事できねえよ」
上司に対しても容赦ない言葉遣いは先輩Bらしい。
それに対して先輩Aは、そんな事じゃ成長しない
とたしなめる日々。
先輩Bは1年目、先輩Aのしごきで体を壊した
と言っていました。残業100時間超をボヤ
く。反動で2年目は楽だったとか。
こんな職場環境なので、先輩Bがされた事は
僕に降りかかってくるルーチンでしょう。
僕を含めた新入社員の状況は似たようなもの。
同期の中にはもっとひどい扱いを受けている
悲惨なケースもあったのです。
アンケートモニター
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