以前僕は、リーダーシップは必要かと
いう記事を書きました。
警備からの転職においては武器となり
ますが、警備を続ける上では特に
必要ない、が結論でした。
今回は、リーダーシップでなくても、
別の能力を培っていくと有利になると
いう話をします。
それは、フォロワーシップ。聞き
なれない言葉だと思います。
リーダーを支えながら協働する形を
イメージしてもらえば、わかりやすいと
思います。
では、フォロワーシップを発揮するとは
具体的にどういうことでしょうか。
過去記事:リーダーシップは必要?(後編)
で、飲み会の幹事に例えたリーダーシップ
経験の重要性について話をしました。
リーダーでなくても、その立場や役割を
慮り、足を引っ張る言動を慎んだり、別の
人が意見や注文を取りまとめたり。
リーダー経験をするのが一番手っ取り早い
ものですが、そうでなくてもリーダーの
立場や業務を慮れば、できるものです。
リーダーの経験が、より高次のフォロワー
シップとなったりします。
そこまで行かなくとも、自分がやりますと
業務の一端を責任を持って引き受けたり
任せてくださいと、リーダーの片腕と
なって、かけがえのないパートナーと
して、上位者を支持したり。
フォロワーシップはリーダーの経験が
なくても、発揮できるのです。
思い返せば、カテゴリ「施設警備〜
市役所葛藤編」で僕のフォロワーシップ
は鍛えられていきました。
ふがいない隊長が次々に交代する。
それをみて「自分がしなければ」と
前に出ていったのがきっかけ。
当時の市役所警備隊は、施設警備の
素人集団で、徒手空拳で痛い目に
遭いながら少しづつ、形にしていった。
上位者が頼りないから支えようという
モチベーションこそが、フォロワーシップ
の原点でした。
ちなみにフォロワーシップとは、以下の
ように定義されています。
チームの成果を最大化させるために、
自律的かつ主体的に、上位者や周囲の
メンバーに働きかけ、サポートする事。
失敗続きで、クライアント側である市役所
管財課からは、叱責の連続。二言目には
警備会社を変えるとさえ言われていた。
警備隊の存続には、チームの成果を
最大化する必要がありました。
要するに、フォロワーシップを発揮
せざるを得ない状況であったのです。
リーダーシップは向き不向きがあると
思いますが、フォロワーシップは誰でも
発揮できるはずです。
リーダーシップとフォロワーシップは
共通する部分がかなりあり、将来の
リーダー育成の揺りかごにもなり得ます。
フォロワーシップを発揮しつつ、チーム
ワークの強化に貢献できれば、リーダー
でなくても、評価されます。
リーダーをせずに警備を続けるなら、
フォロワーシップを地味に発揮して
いぶし銀のような存在を目指す。
ただ最後に留意したいのは、フォロワー
シップはブラック企業では育たない。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社はまさにそうでした。
フォロワーシップを発揮すれば、リーダー
に祭り上げられ、潰される。
当時班長という警備隊の中間管理職に
あった僕としては、フォロワーシップ
のある隊員がいないことに落胆しました。
当然です。自分が潰されないためには
フォロワーシップを発揮しないのが
最適解だからです。
それどころか、トラブルの火を大きく
して、僕に振ってくるブラック隊員も
いました。
そんな事では警備隊いや社会人としての
成長もありませんね。足を引っ張るだけの
存在です。
リーダーシップはともかくフォロワー
シップは誰でも発揮する事ができる。
しかしブラック企業では育たない。
目安としては、職場を仕切っている上司
の社会人としてのレベルを見ることです。
仕事ができるできないよりも、社会人と
して、言動が痛くないか。既得権益に
あぐらをかいていないか。
社会人として痛い存在なら、フォロワー
シップを発揮するにはリスクがあるかも
知れません。
そんな場合は、より上位者と相談して
みるといいと思います。全うな組織なら
改善策を出してくるでしょう。
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