僕が警備員を辞めた理由

（前編の記事から続く）
それでは、警備においてリーダーシップは
必要なスキルなのでしょうか。



僕個人の結論を言えば「特に必要ない」
但し条件があります。



一生警備で終えるならリーダーシップは
必要ないでしょう。しかしそれに代わる
スキルが必要です。



それは要領良く立ち回ること。リーダー
シップに代わるスキルかも知れません。
長年警備員として生き残る為のスキル。



上記スキルは、自分の居場所を確保し、
そこそこ美味しい立場に居るのに必須。
責任者？冗談じゃない。



責任者という立場は、僕のように要領の
悪い人間に回って来るのかも知れません。



しかし、警備業界から外へ目を向けて
新たな生き方を望むならば重要なスキル。



警備業界からの脱出に一役買うものに
違いありません。



というのは、前編のNOTE記事に戻りますが、
人はリーダー体験を積むことにより、高い
成果を出せるチームの構成員になれるのです。



警備からワンランク上の待遇を目指したい。
ならば、リーダーシップ経験が武器になる。



リーダーシップといっても難しく考える
必要はないと思います。飲み会の幹事だって
立派なリーダーシップ経験です。



店の選び方について後からどうでもいい
意見を言ってみたり、参加可否を問う
メールを放置して返事をしなかったり。



たいした用もないのに遅れてきたり、
俺は酒が飲めないから安くしろと言って
きたり。



これらがどれだけ慎むべき行為か
すぐ理解できます。



リーダーシップ経験がないと、上記のような
言動をし、それの何が悪いのかさえ理解して
いない。前編のB社警備隊、平隊員の如し。



リーダーシップというものは、本を読んだり
勉強して身につくものではなく、日常生活の
経験を通して学ぶのものです。



話は戻りますが、このまま警備員で終わる覚悟
であれば、リーダーシップは必要ありません。
むしろ長く続ける上で障害になる可能性も。



幸か不幸か、責任者に就かざるを得ない人は
そこで苦労したとしても、経験という財産と
引き換えになります。



その財産をどこへ使うのか。警備業界に
居場所を失くした僕は、別の仕事に就く際の
武器としました。



これは偏見かもしれませんが、警備業界は他の
業界に比べて、平社員のレベル（社会人として）
が低い人が多いような気がする。



これは前述した、リーダーシップの経験がない
職歴を持った、集まりであるからでしょう。



そんな部下の面倒を見て「何事もなかった」
という成果を出すことが、如何に大変か。
会社や上司がブラックなら尚更です。



警備業界で使う側も、その辺を分かっていて
リーダーシップを期待する隊員は決まっている。



警備でどこへ行ってもリーダーシップを
期待される隊員ならば、もう少し待遇の
いい仕事ができるはず。



ただし警備が天職ならこの限りでは
ありません。



警備業界の在り方から見て、リーダーシップに
対して待遇（金銭面）で報いるのは、難しい。



この在り方に満足できないならば、自己責任で
新天地を目指すしかありません。



最後にブラック企業や上司の下で、リーダーを
務めるのは、とても危険です。経験以前に自分
が壊されます。



リーダーを要請された時、ちょっとでも不安な
要素があれば、出口戦略も要ります。ぶっちゃけ
退職（転職）の戦略。



平社員時代の負荷が、何倍にもなって心身を削る
リスクを勘案する必要があります。



やばいと感じたら、いや違和感を感じた時点で
逃げましょう。傷が深くなる程、後遺症も深刻に
なります。リーダー経験は短くてもいい。



逃げる方法はカテゴリ「警備員を辞めたい人へ」
を参照願います。リーダー経験は心身の健康
あってこそ、有効に積めるものなのです。



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