警備に従事し続けても、他の仕事に転職する
にも、リーダーシップは必要なのでしょうか。
まず、ネットで目にしたNOTE記事を紹介
します。
外資系企業の面接に行くと、リーダーシップ
体験について常に聞かれる。
欧米(特にアメリカ)社会においては
リーダーシップは重要な項目になっている。
一方、日本ではリーダーシップについて
問われるのはごく限定的。その概念自体が
あまりよく理解されていない。
なぜ、欧米では全員にリーダーシップを
求めるのでしょうか。
日本人の感覚からすれば、船頭多くして
船山に上るという諺があります。
すなわちリーダーシップは組織を率いる
少数のトップ人材だけが持っていればいい。
10人のチームで10人の人が強いリーダー
シップを発揮したら、チームとしては巧く
動かないのでは、と思ってしまう。
これに対して、以下のように回答しています。
全員にリーダーシップがある組織は、
一部の人にだけリーダーシップがある
組織より圧倒的に高い成果が出やすい。
だから欧米(外資系企業)では、
全員にリーダーシップを求める。
(中略)
組織を動かして成果を出すことがどれほど
大変か、これを実体験で学んでない人が、
チームにいると恐ろしく非効率なことになる。
これについて話は脱線して、僕の体験の
回想から。カテゴリ「施設警備3〜
ブラック企業編」のB社時代のこと。
外資系保険会社ビルを警備する
全国系列規模のB社。そこで僕は責任者
(班長)に任命されました。
班長は平日日勤のみの隊長不在時を
埋める、時間帯責任者。
隊長不在時ほど、面倒な事が起こったり
します。僕は従事してみて痛感したのが、
平隊員の無責任さに辟易したこと。
別に向上心を持て、とこの程度の職場では
思いませんでしたが、面倒な事は班長に振り、
あとは知らん顔。お気楽なルーチンワーク。
この当事者意識のなさに、絶望したものです。
それでいて班長への批判だけは百人前。
もうお分かりかも知れませんが、警備以外の
仕事でも使えない輩です。僕はそんな敵にも
囲まれていました。上から下から板挟み。
B社の現場は外資系らしく?成果が出なければ
速攻で首を切られます。隊長はプレッシャーを
常に与えます。クビか降格か。
警備においては、トラブルの処理が上手く
出来なければ、マイナスの成果となります。
そう、自己保身のためには、無責任がベスト。
班長の立場がどうなろうと知ったことか。
それならば、無責任な平隊員を強引に班長に
上げて鍛えればいいじゃないか、と思った人も
いると思います。
その通りなのですが、いかんせん隊長が人を
育てるリスクを取れなかった。隊長もまた、
リーダーシップの経験がなかったと観ます。
隊長は、前隊長が解雇される形で平隊員から
昇格しました。その舞台裏を知っていた当時の
隊員からは、最初から胡散臭いと思わていた。
それを払拭する為なのか、権勢を振るい始め
ました。ぶっちゃけパワハラです。自分の
お気持ちに添えなければ、排除するぞ。
これが社会人として、全うな規範意識から
出たものであれば、問題はありませんが、
勤務態度からして模範になっていない。
こうしてリーダー不在の組織で、僕は班長
(責任者)をやらされていたのです。部下
のみならず上司の面倒も見る羽目に。
僕が辞めて2年後、責任者不在の
B社警備隊は、クライアント側から
切られる形で転覆しました。
詳しくは上記カテゴリ及び、過去記事:
B社現場の結末前編・後編を参照願います。
ここまで書いてきてリーダーシップの価値は
どう見ていったらいいのでしょうか。
後編に続きます。
正社員未経験大歓迎!利用はすべて無料!東京都内での就職なら!【ミドルコーナー】
↑Let's check
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image