SNSで、警備員と思われる人の嘆きを
目にしました。
ウチの現場に、50代おじさんが決まって
上番時刻に遅刻します。
ウチの会社は人手不足な為、クビには
できないみたいで上司に相談するも
注意はするけど、決定打にはならない。
遅刻しても、休憩時間を間違えて多く
取っても謝罪なし。
仮眠時間起きてこなくても謝罪なし。
考えられない・・・といったもの。
この手のお荷物隊員に対してどうするか
これが今回のテーマ。
僕も警備時代、お荷物隊員、問題隊員を
見てきましたが、業務内容が遂行できない
といったもの。
上記の、遅刻や仮眠・休憩時間が守れない
といった勤怠項目レベルではありません
でした。
上司は口頭で注意するだけ、というのも
ぬるい。
遅刻を繰り返すのなら、始末書を取ったり
減給などのペナルティーを与えるべきです。
勤怠項目ですから、最悪クビになります。
ただ人手不足でクビにできないという以上、
労務管理も適当な会社かもしれません。
勤怠項目で足を引っ張るのは、他の隊員の
心身を削ります。
交代時間になっても出勤しない。仮眠交代
の時間になっても起きてこない。休憩時間
が終わっても、交代に来ない。
要は、他の隊員の時間(給与)を奪っている。
この自覚がない。
どこか自分は特別だ、と根拠のない自信
でもあるのでしょうか。
警備は業務内容はともかく、この時間に
どこにいる、というようにポストに穴を
空けないのが仕事です。
それすら蔑ろにしているようでは、他所
でも勤まらないでしょう。
最初の対処法としては、上司に言い続ける
しかないでしょう。問題隊員が、いかに
職場の生産性を下げているか。
この延長上にトラブルが起きれば、
クライアント側にまで被害が及び
ますよ、と。
次に、これはあまりおすすめできないの
ですが、シフトを変えて日勤だけにする。
給料も大きく下がるでしょう。仮眠時間を
取りすぎるトラブルも防げます。
実は過去、同じような試みがありました。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社。
仕事ができない問題隊員に対し、24時間
拘束の当務を外し、日勤だけにしました。
当務(夜間)時のトラブルは防げた
でしょう。
しかし、他の隊員にしわ寄せが行き
シフトがきつくなってしまった。
やるなら短期間、効果が見られなければ
直ぐに戻すという条件付きです。
さて、上記でも効果がないならば最後の
手段。
クライアント側から、交代を命じてもらう。
これにはかなりの根回しが必要。
普段からコミュニケーションを取って、
警備隊の実情を知ってもらう必要が
あります。
クライアント側としては、よほど深刻な
事態を招かない限り、警備会社の人事には
介入したくないもの。
そこへ問題提起して、実情を知ってもらう。
警備にあまり詳しくないクライアントの
方が、やややり易いか。
但しこちらも警備上こうあるべきだ、と
理論武装し折衝する必要があります。
指導教育責任者レベルの仕事です。
加えて当該隊員が、誰から見ても問題あり
というコンセンサス(意見の一致)を得る
必要もあります。
問題隊員を排除したい、という声が大きく
なれば、上司は隊員一人一人を個別に
呼んで、話を聞くでしょう。
その際、皆の意見が一致していないと
いまひとつ決め手に欠けます。
ボトムアップ式に人事へ介入するには
上記のような根回しが必要なのです。
最後に留意点のようなものを言えば、
クライアント側と仲良くなりすぎるのも
諸刃の剣。
上記カテゴリでは。クライアント側と
結託した所長・隊長が人事上の職権乱用
を行い、組織転覆の遠因となりました。
また官公庁警備でクライアント側と仲良く
なり過ぎると、癒着が疑われたりします。
官製談合の因縁も付けられたくない。
クライアント側と適切な距離感を持ち、
警備側の事情も汲んでもらうような
根回し力が、決め手になります。
【GMOとくとくBB WiMAX +5G】最新モバイルWi-Fiルーターが月額2,079円(税込)〜
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image