僕が警備員を辞めた理由

この記事は、僕が聞いた人事の話です。
警備にも当てはまる部分があると
思ったので紹介します。



ある職場で退職者が出て、課内の応援
で一時しのぎをすることになったそう
です。



ちなみに仕事はデスクワークではなく、
現場作業、肉体労働に近い。



その一時応援の人事が、現場にそぐわない
ものであったらしい。



その現場の一人が「応援の適任者が他に
いたのに、何で末端（現場）に相談しない
のか」とこぼしていたそうです。



その人の言い分も一理あります。
ただ、人事は人事権がある人が決める
もの。末端の意見は参考程度。



理不尽な人事であっても、上の考えが
反映されている、そう考えるのが妥当な
ようです。



話は脱線しますが、以前僕が勤めた警備
会社A社で、隊員の現場異動がありました。



異動になったのは、比較的若手の３０代。
彼には理不尽極まりない異動。



彼は荒れ、退職までほのめかしましたが
結局別の現場に収まりました。



異動の理由は彼の勤務態度にありました。
彼はパチンコ店の駐車場警備に従事して
いましたが、そこでの狼藉ぶりが発覚。



年上の隊員をアゴで使っていた。それが清掃
担当からA社幹部の耳に入ったらしい。



このように理不尽な異動であっても、何か
上の考えが反映されている。



異動を含め人事は、しばらくしないと
吉か凶か見えてこない部分があります。



後でこうだったのか、と分かる異動も
ちらほら。



しかし、本当に思い付きのような人事
案件もあったりします。



この組織に従事し続けるべきなのか？と
葛藤する事もありますね。



その際重要なのは「徳」があるか。
大事なのはリーダーの徳だったりします。



抽象的な話になってしまいましたが。
政治家が不祥事を起こして記者会見など
で「不徳の致すところ」の徳です。



組織をリードする統率力みたいなもの
と言えるのかも知れません。



この徳が無いリーダーが管理する組織は
悲劇です。



ちなみに今回の徳は、スピリチュアル
なものではなく、中国古典「老子」の
「無為にして化す」から。



人徳のある人が上に立つと、特別な事は
何もしなくても、世の中は自然に治まる
と解説されています。



または、車輪の軸のように自ら動かない事で
周囲を動かす存在かも知れません。



組織のリーダーは能力もそうですが、
徳があるのが理想です。



逆に徳がないリーダーだと、やったことが
裏目裏目に出て、末端が疲弊します。



カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」
のB社の如しです。



結論としてついて行くべきかどうかは、
リーダーの徳を見る。徳と言っても
これまでの生き様を見ればいい。



リーダーに徳があれば、コミュニティの
構成員は幸せになります。特にこれから
は、徳が重要な時代になっていくはず。



徳のある人が行った人事なら、一時的に
混乱しても、丸く収まっていくもの。
狭い正義に勝る徳の力、かもしれません。



警備を含め小さな会社なら、社長の徳が
全てと行っても過言ではありません。



徳のあるリーダーの下で働きたい
ものですね。



そして自分自身が徳のある人物になりたい
ものです、リーダーと構成員に徳があれば
最強に違いありません。

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