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2021年01月29日

見抜かれる思考停止

今日の記事は過去の苦い経験から得た
教訓みたいなものです。



カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
のD社でのエピソードをまず紹介します。



入社時から、僕は幹部に舐められて
いました。履歴書を見れば一目瞭然。



こいつは、警備しかできない。
施設警備検定2級を持っているなら、
いずれは指導教育責任者を取らせよう。



こいつはまだ40代だ、あと20年は
現役で使えるだろう。



なあに、第二種電気工事士などの設備
管理資格も持っているけれど、警備も
ビルメン(ビルメンテナンス)の一部。



設備管理に一旦行かれても、いづれ警備に
戻って来るさ。いや、設備管理には就職
することもできないだろう。



そう、僕が設備管理を目指している限り
ビルメン業界の中で踊らされ続ける。



加えて、地元警備会社の幹部は地元設備管理
会社の幹部と仲がいい。まるで、お釈迦様の
手のひらを飛ぶ孫悟空のようです。



僕のビルメン業界の中で留まる思考停止を
見抜いたかのように、D社は僕を捕縛
しようと躍起になってきます。



強引な異動、指導教育責任者資格受験の
強制。詳しくは上記カテゴリをどうぞ。



僕は警備しかできない、またはビルメン
業界の中でしか生きられない。この思い
込みこそ、思考停止の正体です。



これまでの記事で紹介したように、警備の
知識や経験を活かせる仕事、ビルメン業界
以外での仕事があります。例:空港の仕事



これに気づけば、現実が変わり始める。
資格はあるに越したことはありませんが、
無くても何とかなるはずです。



警備の現場でお荷物になっていなければ
チャンスはあると思います。



地元ビルメン業界の捕縛から抜けるには、
この気づきを以て、思考停止から脱却。



D社の捕縛しようとする浅ましさが気付き
をアシストした、とも言えそうです。



大事なのは思考停止しないためには、
どうすればいいか。



警備業界から脱出するにはこの仕事しか
ない、という限定(観念)をなくす。



加えて警備を含むビルメン業界以外で働ける
求人を捜すことです。彼らの手のひらの
外に行ってしまう。



上記の気づきとアクションが、現実を変える
キーになっていきます。



その際留意したいのが、メンタルを整える。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」で
C社にアプローチした時の精神状態では、
変な縁を引き寄せる可能性大です。



冷静な判断力が残っているうちに転職する
のが理想ですが、生活もあり簡単には
いきませんよね。



ブラック企業ほど、リカバーするケアが
必要なのです。僕が繰り返し職業訓練を
勧めている理由もここにあります。



まとめると、思考停止は見抜かれて
使う側の思惑にはまってしまう。



それを防ぐには、業界の外に目を向ける
気づきを得る。自分はこれ(警備)しか
できないと言った観念を外す。



例えていうならば、AかBしかないのでは
なく、Cという選択肢もある。



しかる後にメンタルを整えて転職の準備を
する。会社がブラックで余裕がないなら、
一旦労働を離れる職業訓練も視野に入れる。



思考停止を脱するだけで、周囲の状況は
変わり始めるはずです。



僕がD社を辞めた時はギャンブルに近い
決断でしたが、見えざるところで現実が
動いていた、と回想します。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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