手続きや、警備業法に規制された警備業務の
実態などを述べる前に伝えたい事があります。
「警備業は縁で入る」
警備に限らず地方なら人間関係にツテで就職
することも多々あります。
そうでなくてもハローワークの紹介等を頼りに
就職する。勿論、業界の実態もわかりません。
新卒ならともかく多くの場合、失業し背に腹は
代えられぬ思いで仕事を探します。業界の研究
などする余裕などありません。
僕の場合、緊急雇用対策事業を委託されて
いた、警備会社でアルバイトしたことが
きっかけでした。カテゴリ「プロローグ〜
交通誘導警備編」を参照願います。
加えて警備は選考の敷居が低く、人手不足。
アルバイトならやってみようかと、気軽に
応募できる環境です。
ちょっと体験して、自分にも出来そうだと
思えば就職となります。警備業界の知り合い
に誘われるケースもあるでしょう。
こうやって、最初にアプローチした所の
縁が警備業界就職の分水嶺になります。
大げさに言えば「運を天に任せる」要素が
多く、人間としての努力を超えた部分に左右
される。未知の業界に飛び込むのですから。
それは他の仕事でも同じじゃないか、と
言われるかも知れません。確かに縁の
要素が皆無の転職はあり得ない。
しかし、警備に関して言えば上記転職時の
状況からして、縁の占めるウエイトが
（相対的に）高いと言わざるをえません。
もっとも、警備以外で就職できるスキルや
人脈があればそちらへ行くでしょう。
人間は自分の器に合った仕事しかできない、
と言われます。縁のあった所が今の自分の
職場たる器なのでしょう。
警備をちょっとかじったけど、すぐ辞めて
しまった。縁がなかったのです、気にする
事はありません。
逆に１年以上続くのは、縁があったという事
なのです。そうなったら警備業を利用した
今後のキャリア（といっても大したものでは
ありませんが）戦略を練っていきましょう。
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