2016年03月23日
赤ちゃんも水虫になる? 予防と治療方法は大人と同じ?
足にかゆみを感じ、よく見てみると水虫だった…という経験は多くのかたにあると思いますが、知らないうちにうつってしまうのが水虫の怖いところ。
水虫というと、大人にできるイメージですが、なんと赤ちゃんでも水虫を発症することがあるのです!今回は赤ちゃんの水虫対策について、医師に詳しい話を聞いてきました。
赤ちゃんにできる水虫って?
水虫は、他者からの感染が原因の多くを占めています。また、赤ちゃんがけがをしないために、風邪を引かないためにと靴下や靴を履かせたものの、それが不潔な環境になれば、水虫を発症させる要因にもなるのです!
さらに、水虫と聞くと足にできるイメージですが、実際は足以外にも感染することがあり、ハイハイで私たち以上に床に触れる機会が多い赤ちゃんは、感染するリスクが高くなってしまうのです。
また赤ちゃんは、症状を訴えることができず、発見したときには悪化している場合もあります。そうならないためには、症状を見極め、早めに周りの大人が気付いてあげることが大切です。
目で見てわかる水虫の症状
水虫には様々な種類があり、種類によって症状は異なります。症状の中には、目で見てわかるものもあります。
1. 爪水虫
爪の色が白や黄色に濁ったり、爪が変形します。
2. 趾間型足白癬(しかんがたあしはくせん)
指の間にできる水虫。痒みを伴い、赤みを帯びてふやけたようになります。また、皮膚の皮が剥けたりします。
3. 小水疱型(しょうすいほうがた)足白癬
水疱が足の裏、側面にできる水虫。悪化すると痒みも出てきます。
4. 角質型増殖型足白癬
足裏全体に発症し、かかとの角質が厚く、硬くなります。
赤ちゃんの水虫、その治療と予防
【治療】
水虫の治療には、軟膏や飲み薬などがあり、ドラッグストアにも売ってます。しかし、赤ちゃんの場合に、まず小児科や皮膚科を受診することをおすすめします。
赤ちゃんには刺激が強くアレルギー反応など、副作用が出てしまう可能性があります。赤ちゃんの肌や体内もまだまだ強くはありませんし、水虫の種類も様々なため、医師による正しい診断と、正しい治療が必要です。
【再発や感染の予防】
家族が水虫がある場合や、赤ちゃんが水虫を再発しないために、対策が必要です!
・家族の水虫をしっかり治療すること
・バスマット、玄関マット、布団、ソファー等、素足が触れる場所は清潔に
・赤ちゃんに長時間靴や靴下を履かせない
・赤ちゃんの足が蒸れてしまった場合は、しっかり拭き、綺麗な靴下に取り替える
・毎日の入浴で、赤ちゃんの足の先まで十分に洗う
もし赤ちゃんの足に水虫が感染しても、24〜48時間以内にしっかり洗い落とせれば、水虫の発症を避けることができます。
発症しやすい水虫でも、十分に対策を行うことで、防ぐことができます。赤ちゃんが、健康に過ごせるためにも日頃から気をつけてあげましょう。