2016年03月08日
意外と知らない、ピアスの恐ろしさとは?
現代ではとても手軽なファッションの1つになっているピアス。病院や市販のものでとても簡単に穴をあけることができるため、学生時代に開けたという方も多いのではないでしょうか。
しかし、当たり前のようにとりいれられているピアスですが、体に対してはどのような影響があるか、考えたことはありますか?今回は、ピアスをあけたことによって考えられる健康被害について医師に解説していただきました。
穴を開ける際は皮膚科&その後のケアが感染を防ぐ基本!
まず、穴を開ける施術の際に、清潔操作(滅菌した器具などをほかの部位と区別して行うこと)で行われているかどうかという点がとても重要です。一般的なお店での施術の清潔操作に関しては、医学的には証明しようがありませんので、「お金がかかるから」といった理由で、病院(皮膚科)での施術を嫌がらず、安心できる環境で施術を行うようにしましょう。
また、病院で施術を行ったとしても、その後のケア不足により細菌感染をしてしまうこともあります。ピアスは誰しもがやっていることと甘く見ずに、体の中に傷をつくっているという自覚を持ち、施術後もきちっとケアをするようにしてください。
事前にパッチテストを!金属アレルギー
金属アレルギーの症状としては、かゆみや、赤くなるなどがあります。金属(ピアス、ネックレス、指輪など)をつけているときに汗をかくことで、溶けた金属が、イオン化して皮膚の中に入ってしまいます。これを異物と認識されて起こる反応が金属アレルギーです。
金属アレルギーは、一度起きてしまうと一生続くことになります。対策は、穴を開ける前にパッチテストをして、原因となる金属の種類をはっきりさせることです。その金属がわかれば、避けることができます。
ピアスは身体の中にいれるものですので、清潔を保つということが最も大事です。また、ピアスのサイズを耳たぶを圧迫しない適度な大きさにすることも、アレルギーを引き起こさないためには重要ですね。これらの点に気をつけながら、耳元のオシャレを楽しんでください。