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暑さと寒さ、どっちが危険?

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調査によれば、寒さが原因で人が死に至るケースは、暑さによるそれの20倍だとか。世界各国をまたがって行われたこちらの調査、対象国は日本、イタリア、英国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、韓国、台湾、タイ、スエーデン、米国、スペインと多岐にわたります。


通常、異常な気温の上昇あるいは低下によって人が死に至る場合、まずとっさに頭に浮かぶのは暑さではないでしょうか。ところが調査の結果、死亡率全体のうち7.71%は異常気象によるもの、そしてそのうち寒さによる死亡は7.21%、暑さが原因で死亡したのはたったの0.42%でした。


また、急激な気温の低下または上昇による死亡は1%にも満たず、死亡原因のほとんどは異常気象とは言えないほどの寒暖差によるものだそうです。意外な結果ですが、これから猛暑が予測される日本の夏を思えば、少しだけ気が楽になる・・・?かもしれません。

参考:http://www.telegraph.co.uk/news/science/science-news/11619741/Cold-weather-twenty-times-more-deadly-than-hot-weather-study-suggests.html





政府の言う「遺憾」はどこまで強い非難なのか?

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国際間の外交では、相手を非難することも出てきます。ニュースなどで「遺憾の意を表明した」なんて表現がよく使われますが、これはどの程度の非難なのでしょうか。今回は、外交プロトコルによる「非難の表現」についてです。

「外交」は独自の世界で、儀典上の表現というのが決まっています。これを一般的に「外交プロトコル」といいます。例えば、外国から要人が来た際にはどのように迎えるか、服はどのようにすべきか、などは外交プロトコルで決まっているのです。

「非難の表現」も外交プロトコルで決められているのです。「非難」の度合いが強い順番に並べると下のようになります。

■外交プロトコルによる非難の表現
断固として非難する
非難する
極めて遺憾
遺憾
深く憂慮する
憂慮する
強く懸念する
懸念する

「遺憾」は、上から4番目の表現で、非難の表現として中くらいということになります。外務省の文書検索をしてみますと、以下のように検索結果が出てきます。

断固として非難する:454件
極めて遺憾:626件
深く憂慮する:282件
強く懸念する:1,820件

※……結果は記事制作時のものです。

これを見ると一番強い表現の「断固として非難する」はやはり少ないことが分かります。そこまで強く言うことはよほどのことがない限りないようですね。
ちなみに「遺憾」は、本来「思いどおりに運ばなくて残念である」ぐらいの意味で、相手を非難するときだけではなく、第三者の行為について、また自分の行為についても使ったりします。また、この「遺憾」には謝罪の意味があるわけではありません。

アメリカではどうかといいますと下のような表現が使われます。

■アメリカで使われる非難の表現
condemn(非難する)
disappoint(失望した)
deplore(憂慮する)
concern(懸念する)
regret(遺憾である)

意外なのは「disappoint」がかなり強い表現であることです。『さよなら絶望先生』という漫画に「絶望した!」なんて表現が出てきますが、「失望した!」は上から2番目の表現に当たるのです。





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