2015年08月14日
ダイエットに関する3つのウソ
嘘その(1):体重はゆっくり減らさなくてはいけない
真実:確かに急激な減量は、リバウンドしてしまうリスクはあります。ですが、必ずしも1週間に0.5kgずつ、というようなゆっくりダラダラなペースでは、逆にモチベーションが下がってしまいます。デューク・ダイエット&フィットネスセンターのエリザベタ・ポリティ教授によると、安全な方法であれば、1週間に2−3kg減量しても問題は無く、また、週ごとに減らす体重が一定でなくても問題ない、とのことです。
また、研究に寄ると、ダイエット期間を短く設定した方がモチベーションも高くなる事が分かりました。太り気味の人が体重の15%の減量を目標に、12週間もしくは36週間のダイエットに参加したところ、12週間のダイエットに参加した8割が目標を達成したのに対し、36週間のダイエットに参加した人で目標達成した人は、5割に留まりました。
嘘その(2):食事の前に水を飲む事で食べ過ぎを防げる
真実:お腹を水で膨らませればその分食べる量が減らせる、というわけではありません。ペンシルバニア州立大学のバーバラ・ロールズ教授によると、水は食べ物のように満腹感を与える訳ではなく、一時期に満足したとしてもすぐに尿として排出されてしまうそうです。
なので食事前に水を飲んでも、結局同じ分量とカロリーを食べてしまうそうです。食べすぎを防ぐには、食物繊維が豊富で水分も含んだ食品を食べる事。水に食物繊維が加わる事で満腹感が長く続くそうです。ロールズ教授のリサーチによると、食事前にリンゴやブイヨンで作ったスープなど、150−200カロリーの軽食を食べるとで、20%ほど消費カロリーを抑えることが出来るそうです。
嘘その(3)摂取カロリーは少なければ少ないほど良い
真実:確かに減量にはカロリーは減らさなくてはいけませんが、食べ過ぎないのも良くないのです。食事を極端に減らすことで新陳代謝も下がってしまうことがあります。また、イェール大学医学部の研究によると、空腹感は白色脂肪組織(心臓病の原因となる身体に悪い脂肪)を褐色脂肪組織(身体に良い、カロリー消費に役立つ脂肪)に変換するのを妨害してしまうことがあるそうです。
一日最低でも1,200カロリーは摂るようにし、食事を抜いてはいけません。
http://www.womenshealthmag.com/weight-loss/weight-loss-lies