2015年04月02日
「ウイルス感染しやすい家」危険要因
風邪やインフルエンザ、ウイルス性の胃腸炎……。さまざまな感染症が流行するこの季節は、普段よりも体調管理に気を使う必要があります。
しかし、どういうわけか「頻繁に体調を崩してしまう」という人もいますよね。もしかしたらそれ、生活環境と関係があるのかも……。
そこで今回は、ウイルス感染しやすくなる家の環境についてお話していきたいと思います。
■1:湿ったタオル
手や顔を洗った後に使用する洗面所のタオル。「替えどきがわからない」「汚れていないような気がする」などの理由から、数日間同じものを使い続ける人も少なくないのでは?
しかし、いくら見た目が汚れていないからといって、湿ったタオルを長時間放置するのは、細菌を増殖させることにつながるので絶対にNG! そんなタオルを使っていては、細菌を手に移すことになります。
”タオルが湿ってきたら交換する”という習慣をつけましょう。
■2:フタを閉めていないトイレ
ノロウイルスやロタウイルスといったウイルス性の胃腸炎が流行する今の季節。感染を予防するために、手洗いが重要だということはみなさんご存知のとおりなのですが、トイレの環境や使い方にも注意が必要なのです。
なんでも、便器のフタをせずに水を流した場合、微生物が最大約26cm飛び散り、90分間空中を漂うという研究結果もでているそう。これでは、水を流すレバーや便座、トイレットペーパーにウイルスが付着して、感染を広げることになってしまいますよね。
水を流すときは、便器のフタを閉めてからにしましょう。
■3:乾燥した部屋
空気が乾燥していると、ウイルスが活発に動きだします。また、このような環境で過ごすことで喉や鼻の粘膜も乾燥し、ウイルスが体内に入りやすくなってしまいます。
換気をしたり、加湿機能付き空気清浄器を使ったりして、空気をキレイに保つこと・適度な湿度を保つことを心がけましょう。
「対策をしているつもりなのに、体調を崩してしまう……」という人は、上記の項目に心当たりがあるのでは? ツライ体調不良に苦しむことがないように、生活環境にも気を使うようにしたいものですね。