たのしい演劇

戯曲『神の審問/The Trial of God 』21

カバラより

善：セフィロト/命の樹　　悪：クリフォト /悪魔の樹　

セフィロト　カバラの10の属性/展開
放射　それを介して　アイン.ソフEin Sof（無限）が自らを明かし
　継続的に　物理的領域と形而上学的領域　の両方を生み出す

クリフォト　殻
不純.悪の力.善に対峙する影　セフィロが他とのバランスを崩した時
　解き放たれる混沌とした力


天地創造への５過程

聖なる閃光

アブラハム-ケセド　イサク-ケプラ　ヤコブ-ティフェレトを体現する

ケセドとケプラのバランスが崩れると　ティフェレトは両者の調和を保つ

その結果　ヤコブはイスラエルの12部族の父となり
　アブラハムはイシュマエルを産み　イサクはエサウ(ヤコブの双子の兄)を産む

エサウとイシュマエルを　民族/種族における　2つの霊的根源とみなす

また彼らは　天地創造過程における「混沌」とする世界にあって
　愛が報われない状態のケソド　と　ケプラであるとする

それらはメシアの時代　全人類が「ノアの7つの戒め」 に従う時　修正される

イスラエル　エドムの地で君臨した8人の王は　粉砕された器/混沌の世界で
　ダート　から　マルクトに至る8セフィロトを体現した

彼等は一生を終え
　「死」はセフィロトを構成する「魂の光」がその源に戻ることを意味し
　身体/器は下降し破壊する

宇宙の意志により　宇宙創造の継続は　いつも無から始まる　故に
　破壊した器はかつての「聖なる閃光」の面影を残すのみ

「聖なる閃光」は　4世界を下降するセフィロトの創造力となる
　それは壊れた器に命を与え　各領域を下降する意志となる

下降しつつ千万無料の時を細分化する

壊れた器には「聖なる閃光」のみが在り　それ故自己認識を有する創造物となる

最低位にある形而下世界/アッシャー(4世界最下位/活動の世界)の未消化残留物は
　不純物と悪の領域になる

カバラは　創世記1「神の発言」を通し天地創造は成されるとし
　ゲマトリア/ヘブライ文字数秘術　ヘブライ文字に数字を当て奥義を読み解く

霊的世界秩序の起源である「放射」は　288の根源なる閃光　に細分化される

創世記1：2「...そして神の霊は水の上に浮かび　288の死　という数に分割され
　夫々壊れた器の中で「聖なる閃光」を放つ」

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　と　たのしい演劇の日々