たのしい演劇

演技05　カメラ演技01


カメラ演技の際　監督によるコマ毎の　演技指示はありがたい　

例えば

１.　中腰で深くしゃがむ

２.　オーブンの中を覗く

3.　ケーキトレーを半分手前に引き出し　出来栄えを誇らしく眺める

4.　ケーキトレーを持ち上げ　オーブンの上に置き　微笑む

と云った具合にだ

又は

1.　携帯電話上の娘の写真を見ている

2.　「１.２.」の掛け声を聞いたら　携帯電話のスイッチを押す

3.　テキストを受信　眞にその娘からだ！

4.　文面の内容に　嬉しく微笑む


以上を一つ撮影で　監督の指示/キューに従い演技する
　　細切れ　間延びなく　自然な流れにのって　演じ終える
　

「感情」や「思い」は　監督の指示を聞くやいなや
　瞬時に勝手に沸き起こり　それが演技を促すので　考えない


もしも...........
常識的に　現実では遣らない動作を　求められたら..…

例えば　ケーキの生地を　スケッパーで分割する演技
（実際は押し切るのだが）スケッパーを手前から前方へ押し出して切ろ
　と監督は求める

練習で何度か　スケッパー押し出し切り　を試した後で

掛け声に合わせ　薄目に伸ばしたパン生地をチョンチョンチョンチョンチョンと
押し出し切りにしたらば　監督は大いに喜び
（パン生地が傷むから　パン作りをする輩はやらないと思うのだが.....）

監督は　単純に面白い映像　を求めているのだな　と理解する

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と　たのしい演劇の日々