たのしい演劇

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」
反ユダヤ主義の背景 63

ドイツのオカルト文化と疑似科学による人種理論43

優生学06



カール・ピアソン
Karl Pearson.英王立協会.エディンバラ王立協会会員(1857 –1936） 
.数学者.生物統計学.

父は勅選法廷弁護士（王の弁護士）

UCS ハムステッド 私立3-18歳（幼小中高）一貫教育機関で学ぶ
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン UCLが 設立母体
オックスブリッジに対し高等教育の大衆化　無宗教.性別.貧富.階級.
　　　　ダーウィン「種の起源1859」（反福音）を発表） 　　

1879　数学をケンブリッジ大学

　　ドイツ留学
ハイデルベルク大学 物理.哲学（クーノ・フィッシャー『近代哲学史』に師事
：（1386創立ドイツ最古の大学.
ナチ反ユダヤ支持しユダヤ人教授学生排除.大学中庭にてユダヤ系梵書.）
フンボルト大学 （ エミール・ハインリヒ・デュ・ボア＝レーモン 電気生理学の祖）に師事
ローマ法.ドイツ文学.社会主義　『受難劇』宗教.ゲーテ研究.
性を考えるクラブ設立

ドイツより帰国後　ケンブリッジ大.ドイツ学を教示
　"ケンブリッジの学生に比べ　ドイツ人は筋骨弱し"　と記録あり


最初の本となる『新たなウィリアムテル序曲』には　
この宇宙に存在する学問に学ぶ価値のないものはない　
哲学.歴史.詩を学んだことで　人類は絶えず新たな発見に直面している　ことを認識
　 そして　ニュートンが宇宙運動を単純化したように
　多様なしかし孤立した宇宙を包括する理論を
数学的物理学を用い一つに纏める時が訪れた　とある　

1881　更に　彼の好奇心は父の専門である　法律に及ぶ

1884　UCL　応用数学と物理学部長就任

1885 　『正確な科学の常識』 W.K.クリフォードの死により受継ぎ　刊行

1891　幾何学教授の指名を受け　W・F・R・ウェルドン(1860―1906)と共同研究
　 ガルトン【詳細9/21】を紹介され崇敬.ガルトン伝記を残す

1892　『科学の文法 』出版
　アインシュタイン(1879–1955)は
主催するオリンピア.アカデミー（物理と哲学研究）にて活用

1893　英王立協会「個体変異の統計学的研究」研究員へ

1911　UCLにカール・ピアソンらが中心となり応用統計学部創設

ピアソンの社会進化論と政治：
劣勢人種との戦争は進化論に含む　つまり　劣勢種は淘汰され　優勢種は維持される
オーギュスト・ワイスマン ( 1834 – 1914) の進化論が正しければ
　劣勢種の遺伝子は引き継がれる故　啓蒙の効果はその第限りだ

高い文明を生み出す優勢の人種は創造されたのだ
　.勝利者アーリア人に適した地勢は劣勢種には不向きかもしれない　ならば
　劣勢種を互いに滅ぶまで戦わせればよい　　


ユダヤ人種については
　英国へのユダヤ人移民は寄生虫の様に　雑婚.繁殖し
　そした生まれた新たな種は　心身共ににより弱体種である


社会主義者の自由思想家ピアソンは　大英勲章.栄誉称号を受賞を拒否した






次回へと続く

と　たのしい演劇の日々