たのしい演劇

シュタイナー神秘劇4「魂の目覚め(上梓:1913)(劇中年代設定:1924)」
反ユダヤ主義の背景 59

ドイツのオカルト文化と疑似科学による人種理論39

優生学02

エルンスト.ルディン
Ernst Rüdin (April 19, 1874 1952)スイス生.ドイツ人
精神科医.遺伝学..優生学.アルフレッドプロッヅ【10/19詳細】の異母兄弟.同輩
ドイツ人種衛生学協会会員.

医療の名の下の強制避妊.殺人を設計.正当化.資金提供を行った

1898　チューリッヒ大学病院精神科オイゲン・ブロイラー(1857 – 1939) に師事
　　　　博士号取得後　ベルリン監獄勤務

1907　ミュンヘン大学エミールクレペリン(1856 – 1926) に師事

1909　アロイス・アルツハイマー(1864 – 1915) を継ぎミュンヘン精神病院勤務

次世代の人種的退化　という考え方は当時国際的テーマでもあった
ドイツ人種の家畜化による精神病罹患率の上昇懸念し　ルディンは政治的介入の必要性を訴え
　また病人と障害者への財政負担の是非にも言い及ぶ

精神疾患/統合失調症への遺伝的因子と発病予測を研究　
「精神病の遺伝因子を追求した父」と呼ばれる

米では　人種衛生学の名の下　避妊手術は実施されており　ルディンもその効用を宣伝

1905　ドイツ人種衛生学協会創立メンバー

精神病、アルコール依存症、てんかんは自然法則の歪みであり
　医学は弱体/悪玉遺伝子清掃に役立つと　評論発表

1917　マックス・プランク研究所 ドイツを代表する学術研究機関 属　精神医学研究所設立　
　　　　クレペリン監督下　資金はユダヤ人銀行家とロックフェラー財団より得
　　　（ナチ.反ユダヤ政策後は　ユダヤ人研究者は排斥される）

1925-28　スイス.バーゼル大学(スイス最古.パラケルスス.ニーチェ.チェ.ユング卒)
.精神科教授 就任

1931　クレペリンの死によりマックス・プランク研究所.精神科研究所監督就任　

遺伝的欠陥による人種的危険　と　文化創造者としての北欧人　の価値を一般人に啓蒙
『生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁( 1920)』
　　　法学者カール・ビンディンク. 精神科医アルフレート・ホッヘ(妻はユダヤ人)の著書 　を座右に

1930　国際精神衛生学術会議.米　代表参加

1932　優生学国際連盟(IFEO.設立英.ロンドン1912) 代表
カルロス・ブラックアー( 1895 –1975.英優生学者) 望まぬ命の為の法的準備あり　と伝言

1935-45　ドイツ神経.精神.心理療法協会　代表
　　　　引き続きロックフェラー財団は医学研究費を援助

1937　ナチ党入党　
1939 .ヒトラーよりゲーテ賞授与


次回へと続く


と　たのしい演劇の日々