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2018年09月01日

魂より魂に伝う花05  マイダネク絶滅収容所記念館

魂より魂に伝う花05  マイダネク絶滅収容所記念館

折々に受け取るメッセージ


マイダネク公立博物館
Majdanek State Museum  http://www.majdanek.eu/en

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マイダネク絶滅収容所記念館 ポーランド.ルブリン郊外


"入門界The Primer"
 それはホロコーストの子供たちに捧げられる 53キャンプの常設展示 です

この教育プログラムの目的は
 絶滅収容所に送られた子供たちのことを忘れない為にあります

この展示企画は 一人の生還者の
「子供たちのキャンプ体験が何も語られていない」の示唆により実現しました

ここを訪れた子供たちは 学校で習ったホロコーストについて
 展示を通じ体験学習をするのです

 ルブリン/マイダネク絶滅収容所Majdanek Campに送られた 4人の子供たち

ユダヤ人のヘレナHalina Birenbaum(1929-)
     ヘニノHenio Zytomirski1933 –42キャンプで死亡)
ベラルーシ人のピーター Piotr Kiryszczenko;
ポーランド人のジャニナJanina Buczek
 の運命を辿ります

展示は 一人の女の子
 その少女は靴底に紙切れを残していました の第5の運命を象徴的に表します 

"かつてエルズニアは此処にいました There was once Elżunia,
私はここで たった一人で死んで行きます who was dying all alone,
此処には 父もおりました In Majdanek was her father,
母はアウシュビッツにおりました And in Auschwitz was her mum".

(靴底の紙片より)

エルズニアは9才 キャンプでの日々を
 一人でポーランドの子守歌を唄いながら過ごしました
 展示室には 彼女の歌声が響いています

展示室は"入門界The Primer World" と "キャンプ界The Camp World"に分けられます

先ず "入門界"は 子供たちに 世界とは?そしてそれは如何に構成されるのか?を説明します
人類と世界の最も基本的成り立ち 単純な社会機構を含みます
この入門界のユニークさは 残忍や邪悪が存在しない と云う事です
 
ところで 子供たちはこの単純で繊細な入門界より引きずり出され 強引にも
 キャンプ界へと放りこまれます
このキャンプ界は 入門界とは全然違うのです それは死への入口なのです

キャンプ界で 子供たちは
 飢餓/渇望 選抜/淘汰 ガス室/死 邪悪と死と向き合う日常生活
 という概念を学ぶために 違った体験をします

キャンプでの生活が 如何に子供の精神を捻じり 壊してしまうか を知る事になります

入門界の壁には 戦争前の様子を綴る展示
 4人の子供たちの名前が書かれた学校の黒板と
廊下では 子供の呼び声や 休憩時間にふざけ合う子供たちの音声が流れています

ところが キャンプ界に入るや
 「営舎.ガス室.火葬場.キャンプ.選抜.移送」 といった言葉の意味した事
 それにより これ等の言葉が含んだ恐怖 が 生還者により語られます

  また これらの言葉が子供たちに与えた強烈な印象を強調する為に
 壁の粘土板に言葉群は焼き付けられています
 この粘土板は永久保存に堪えるよう創られました

展示室に示される 書かれ語られる言葉群の全ては
 ホロコーストの子供たちを永遠に忘れないことを象徴する大事な展示です

 ここには学術研究による歴史.政治.宗教.民族学的意味解釈はありません

あるのは只 目撃者の証言のみです

訪れた子供たちは 営舎に据えられた4つの井戸を見つけるでしょう
それは 4人の子供たちの運命を象徴しています

井戸は 床を そして営舎の下部 地下へと流れ込んでいます 
その井戸に凭れるなら 井戸の底 地球の奥深くから 声が
 子供時代の一時を絶滅収容所で過ごさねばならず
 しかし奇跡的に生還した かつての子供たちが
 今 展示室に足を運んだ子供たちに
 どうしても伝えなくてはいけない大事な事 生還の意味 を語りかけます

 ところで 一つの井戸は 沈黙を保っているのです
 何故なら それはヘニノの井戸 だからでした

 でも あなたなら声が聞こえるかもしれません

希望―いのちある限り

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合掌

と たのしい演劇の日々
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