2018年02月06日
演技01 流れ/FLOW(心理学)
演技01
俳優が彼岸と此岸を跨ぎ役を生きている状態を
ミハイ・チクセントミハイMihaly Csikszentmihalyi
(1934-ハンガリー心理学者 作業療法を考案)の 流れ/FLOW 定義にみます
起源は古く 東洋哲学に遡り
仏教 道教が目指す魂の状態
不活動な活動action of inaction 無動の動/doing without doing
ヒンズー教のヨガの教え等も同様な魂と身体状態を追求します
チクセントミハイは芸術家共通に見られる行動様式と精神状態を調査研究
流れ/フロウの精神状態
俳優は
今あるその瞬間に集中
反省的自意識の喪失
事態をコントロールできる媒介者の立場/クールな精神状態
現時間の認識は希薄になる
本質的に俳優の目的に叶った体験をしている満足感
タスクに対し即時に反応できる
タスク成功への可能性を感じる
進行中の活動に夢中で 進行中のタスクに直接関わらない事柄には頓着しない
流/フロウ を成立させるための条件
タスクに向かう俳優は 挑戦と自身の能力間のバランスを取れる
俳優は自身の可能性/スキルを理解している
タスクのゴールとそこへ向けた成果スケールが判明している
タスクと向き合う過程では即座にフィードバックを得ることが出来
それによるゴールへ向かう課程に変更が必要な場合 柔軟に対応出来る
困難とも向き合う自由な魂である
この流れ/フロウの定義は
人間の肯定的側面/主体性 創造性 自己実現 を強調する 人間性心理学者たち
アブラハム.マヅロウAbraham Maslow
(1908 –1970 米心理学者 人間性心理学の父 トランスパーソナル心理学創立)
カール・ロジャーズ Carl Rogers (1902 –1987
米心理学者 来談者中心療法創立) を導きます
と たのしい演劇の日々
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