アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2017年04月14日

黄金の夜明け団と演劇03

黄金の夜明け団と演劇03

黄金の夜明け団と演劇の関係についての論考意訳の試みを続けております


第1章後半部を以下に

黄金の夜明け団と演劇の関係 
事に彼らの秘儀祭典を見る場合 
伝承に関する理解とその活動成立に至る背景に焦点を当てる

まず3人の創立者
ウィリアム.ウィン.ウェストコット Dr William Wynn Westcott (1848-1925)
儀式魔術師 高位のフリーメーソンリー 英国薔薇十字協会 
神智学協会ロンドン支部長 ヘルメス協名誉会員 検視官

ウィリアム.ロバート.ウッドマン Dr William Robert Woodman (1828-1891)
高位フリーメーソンリー 英国薔薇十字協会会長も務める 外科医

サミュエル.リドル .マグレガー.マサース Samuel Liddell Mathers (1854-1918)
高位フリーメーソンリー 英国薔薇十字協会で上記の二人と出会う
ヘルメス協会 神智学協会ロンドン支部と交流 天才的な儀式魔術師

 組織のリーダーとなったのはメイザースである 
彼は1880年代 新しく起こったオカルト運動に参加し 
大英博物館で秘儀魔術に関する文献を踏査 神秘哲学の基幹を育てる
 それは黄金の夜明け団教理へと及ぶ

神智学協会(Theosophical Society 1875年創設)
が目指したものは人間の潜在能力研究を通じて
17世紀薔薇十字団の教義に科学と宗教の橋掛かりを取り付けることであり
その役目を果たした 
謎めいたロシア人ブラバツキー婦人Madame Helena Blavatsky (1831-1891)は
心霊主義が社会現象となっていたアメリカを旅し
心霊 神秘主義について研鑽を積む
ブラバツキーは有名なサイキック 霊媒 ハシッシュの常用者で
彼女独自の神秘思想哲学を世に送り出した

神智学は西洋と東洋オカルト実践の融合である

彼女は外国人入国が禁止されていた当時のチベットの
マハトマ/偉大な魂 と呼ぶばれる 霊的成就者/アデプト の教理を
自動筆記により授かり
1877年に『ヴェールを脱いだイシス神』
1888年『シークレット・ドクトリン』 を上梓する
 
神智学協会は国際的教団として信奉者は集い普及した メンバーには
ウィリアム・バトラー・イェイツ(アイルランドWilliam Butler Yeats1865-1939)
ワシリー・カンディンスキー露Wassily Kandinsky1866-1944)
ピエト・モンドリアン和蘭(Piet Mondrian1872-1944)
オルダス・レナード・ハクスリー英(Aldous Leonard Huxley1894-1963) 等
 
神智学協会が目指したものは 
未知なる体験の科学的証明とオカルト実践であったが
心霊現象研究協会(英The Society for Psychical Research 1882年設立
ケンブリッジ大学心霊主義研究者による非営利団体)
が 1884年のブラヴァツキー夫人と神智学協会のトリック暴くクローン事件)
このSPRの活発な活動は心霊主義衰退を当然導くも 
水面下で活動は続けられる
19世紀の末にはフリーメーソンとエジプト秘儀への関心がオカルト界を支配する
神秘学協会も20世紀オカルト運動 ニューエイジ運動に多大な影響及ぼす

メイザースもブラバツキーと関わり 
フリーメーソンの会合を持ち 
神智学協会ロンドン支部では彼のカバラ論を披露し 更に
フェミニスト運動の先駆者アンナ・キングスフォード Anna Kingsford (1846-1888)
との出会いにより 黄金の夜明け団は男女同権を受け入る

マザースは多言語に通じ 
彼の日常は大英博物館図書室においてカバラ 秘儀魔術研究にあてられたが
独Christian Knorr von Rosenroth (1636 – 1689)キリスト教カバラ研究者の
『ヴェールを脱いだカバラ』The Kabbalah Unveiled (1684) を1887年翻訳出版
ここに顕された暗号の数々は黄金の夜明け団秘儀祭典を大きく容創る


次回へ続きます




と たのしい演劇の日々
<< 2024年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
月別アーカイブ
2024年09月(1)
2024年06月(1)
2024年05月(2)
2024年02月(1)
2024年01月(2)
2023年11月(1)
2023年10月(1)
2023年09月(4)
2023年08月(7)
2023年07月(4)
2023年06月(2)
2023年05月(2)
2023年04月(2)
2023年03月(3)
2023年02月(6)
2023年01月(4)
2022年12月(3)
2022年11月(1)
2022年10月(2)
2022年09月(4)
2022年08月(5)
2022年07月(4)
2022年06月(3)
2022年05月(1)
2022年04月(3)
2022年03月(2)
2022年02月(2)
2022年01月(3)
2021年12月(8)
2021年11月(5)
2021年10月(8)
2021年09月(10)
2021年08月(25)
2021年07月(9)
2021年06月(12)
2021年05月(16)
2021年04月(11)
2021年03月(11)
2021年02月(13)
2021年01月(11)
2020年12月(10)
2020年11月(7)
2020年10月(11)
2020年09月(9)
2020年08月(8)
2020年07月(15)
2020年06月(11)
2020年05月(27)
2020年04月(15)
2020年03月(11)
2020年02月(10)
2020年01月(6)
2019年12月(16)
2019年11月(12)
2019年10月(17)
2019年09月(5)
2019年08月(18)
2019年07月(11)
2019年06月(18)
2019年05月(14)
2019年04月(14)
2019年03月(14)
2019年02月(14)
2019年01月(19)
2018年12月(21)
2018年11月(22)
2018年10月(30)
2018年09月(23)
2018年08月(20)
2018年07月(14)
2018年06月(13)
2018年05月(11)
2018年04月(7)
2018年03月(14)
2018年02月(7)
2018年01月(10)
2017年12月(13)
2017年11月(3)
2017年10月(12)
2017年09月(2)
2017年08月(14)
2017年07月(10)
2017年06月(5)
2017年05月(5)
2017年04月(16)
2017年03月(5)
2017年02月(5)
2017年01月(4)
2016年12月(8)
2016年11月(5)
2016年10月(8)
2016年09月(13)
2016年08月(6)
2016年07月(12)
2016年06月(11)
2016年05月(11)
2016年04月(4)
2016年03月(11)
2016年02月(6)
2016年01月(6)
最新記事
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。