2016年03月15日
人智学演劇本 Dawn Langman 「The Art of Speech」 16
写真はWEBより拝借いたしました
人智学演劇本 Dawn Langman 「The Art of Speech」 16
シュタイナー思想をベースとした演劇本 豪在 現役の演劇人 Dawn Langman によります
「The Art of Speech」とてもゆっくりですが 意訳しながら読み進んでおります
前回に続き 発声器官と言葉 宇宙との繋がりの章を続けます
唇
境界 我々の内界と外界 を司る唇は 特別の機能を授かっている
劇場の緞帳の様だ
発声の為に口を開ける時 自身の内界を外界へ暴露する
筋肉は緊張しているのだが 唇は柔らかく 自在に動く
唇は 子音 /b/ /p/ /m/ /w/ を生みだす
唇の柔軟性は 多様な形を取る
多方向へ導き 支え 口内奥/喉の近く で型を成す母音 も生み出す
また前方へ突き出し 丸め 唇の先で /ɔ/dot /ɔː/awe /u/took /u:/shoe を発声する時
は 前方一点に向け唇をすぼめる
この唇が形作る 極小の動作は 愛情 を表現する 所作 を想起させる
同様に この様な唇の所作より発せられた 言葉 を聞くとき
その音に含まれる 暖かさ をも感じ取ることが出来る
と たのしい演劇の日々
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