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2020年11月01日

俳優の錬金術 量子生物学Quantum biology 15

俳優の錬金術 量子生物学Quantum biology 15

『光というのも面白い存在で、私たちが見ているものは、結局は光だ。
その物自体を見ているようで、本当のところは、物が反射する光を見ている。』
       (文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る「はじめに」 より )

視覚(visual perception)とは
 網膜/retinal,vitamin Aアルデヒド(aldehyde,有機化合物) が受けた光子photonの
電気信号electrical signalへの生物学的変換biological conversion




光受容体のための11-cisレチナールの生成
Generation of 11-cis Retinal for Photoreceptors

錐体coneは独特の視覚サイクル経路を持っている

ヒトの視覚の大半を担う錐体は
11-cisレチナールretinalの需要が増す日中の視覚機能に特化している。

錐体視覚サイクルは錐体光受容体と網膜内のミュラーグリア細胞muller glia cellを含む。

この錐体のユニークな能力により
 内部セグメントに供給された11-シスレチノールretinolから11-シスレチナールretinalを再生する。

光受容体で生成されたオールトランスレチノールretinolはミュラー細胞に送られ
 未確認の異性化酵素isomeraseにより11-シスレチノールretinolへと異性化される。

次にミュラー細胞からの11-シスレチノールretinolは錐体光受容体の内部セグメントに入り
 視覚色素visual pigment形成のために11-シスレチナールretinalに酸化される。

錐体内部セグメントは 11-cisレチノイドに対し高い親和性を持つ
 レチノイド結合タンパク質retinaldehyde-binding protein 1/RLBP1 を含む
 ミュラー細胞の頂端微絨毛apical microvilliに近接している

ミュラー細胞は 
 オールトランスレチノールretinolから11-シスレチノールretinolを生成する能力を持つ

更に
  膜輸送体IRBP/retinol-binding proteins/RBP(膜輸送体 membrane transport protein
  :生体膜を貫通し 非自発的な輸送を司る)は 微絨毛と共局在co-localizeし 
  11-cisレチノールretinolの主要な担体であり 錐体光受容体の周囲に高濃度で見られる。

錐体内部セグメントにおける IRBP ミュラー細胞 錐体特異経路の機能関係は未だ研究中だが
 一定条件下のphotonで視覚色素を効率的に再生する錐体の能力を説明す




グリア細胞glial cell 神経系を構成する神経細胞ではない細胞/神経伝達物質
ミュラーグリアMüller glia:
その独特の漏斗形状 網膜内の配向 より好ましい物理的特性 により
 網膜retinaを通る光伝達の要と観る。
幹細胞stem cell:(分裂して自分と同じ細胞を作る(Self-renewal)能力(自己複製能)と
 別の種類の細胞に分化する能力を持ち 際限なく増殖できる細胞 )として働く



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