2015年04月27日
山椒の実と木の芽の効能や保存方法と副作用について
山椒(木の芽)はミカン科の植物です。。うなぎなどにふりかける粉山椒は山椒の実を乾燥させて製造します。中国の四川料理でもよく使われ、口にすると口の中がピリピリとしびれます。この刺激は舌を敏感にさせます。これにより塩や砂糖を少なくしても味を感じることができるため、食事制限をされている方や健康を気遣っている方にうってつけの食材です。料理に入れたり飾っておくことで食中毒の予防効果もあります。ナスやタケノコなど体を冷やしてしまう食材と合わせると良いかと思います。
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山椒の栄養と効能・カリウム:取りすぎた塩分の排出や血圧を正常にさせる効能がある栄養素です。
・ビタミンA:免疫力アップの効能が有り、目にも良いとされている栄養素です。
・サンショール:消化の促進、基礎代謝の向上、脳の活性化に効果的な成分です。唐辛子にも含まれています。
・ジテルペン:山椒の香りの成分。抗酸化作用を高め、免疫細胞を活性化させる効能があります。
・シトローネ:山椒の皮に含まれている健胃の効能がある成分です。
山椒の保存方法
山椒の粉は香りを失いやすく、変色しやすいので保存パックなどで冷凍するのが良いです。
うなぎに山椒をかける理由
説1:昔のうなぎは泥臭さがあったので、山椒と味噌を合わせたものに漬けこんでから焼いたのでその名残と言われています。
説2:うなぎは脂が多く、胃がもたれてしまうこともあるので、消化を助けるためにかけると言われています。
山椒の新芽
春に出てくる山椒の新芽は「木の芽」と呼ばれ、お吸い物、ちらし寿司、茶碗蒸しなどの飾りでよく使われます。
山椒の実(夏)
夏前に青い実を収穫し、「青山椒」「実山椒」と呼ばれ、塩漬けや醤油漬けにし、タケノコなどの煮物に入れたり、ちりめんじゃこと煮込んで「ちりめん山椒」などにします。
山椒の実(秋)
秋になると実から種が弾け出します。種をとって乾燥させ粉状にしたものが参照の粉となります。
食べ過ぎの副作用の危険性
食べ過ぎると嘔吐、下痢、目の充血などの副作用が起こり、更に大量に摂取すると意識障害、酪莊酊状態に陥るなどの危険性があります。
お風呂に山椒
保温性や血行を促進する効果があるので山椒の葉をお風呂に浮かべることで、保温性を高め冷え性やしもやけ、ひび、神経痛の症状の緩和に効果が期待できます。その効果は美容品にも応用されています。
山椒の種類
・野山椒:山だけでなく庭などでも自生しているものを見かけることができます。食用。
・朝倉山椒:野山椒より房につく実の数が多く、大きい。主に佃煮に使用されます。
・ぶどう山椒:乾燥させ香辛料や薬用に使います。
・犬山椒と冬山椒:双方とも山椒の仲間ですが、匂いが悪く食用できません。
*この他に食用では山朝倉山椒、カラス山椒があります。
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