お隣はそば・うどんの賛久庵。経営母体は同じらしい。
予備知識として、丸信ラーメンという有名なラーメン屋さんの支店?分店?だったらしいのだが、現在は名前が変わっているけど当時とそれほど変わらないラーメンを出している、との事で興味がありました。
そんなわけで、いつもなら蔵王=麺王みらいなのですが、今回はこちらにうかがってみました。
賛久庵が比較的値段設定が高めだったので、こちらもそれなりかと思ったのですが、ラーメン650円。お勧めはチャーシュー麺のようですが、様子見でラーメン。券売機制です。
やはり蔵王は週末に客が集まるようにできているのか、平日の昼間はそれほどの混雑はなく、お客さんは3組程度。全席カウンターですが、席数は20席弱はあるかと思います。U字カウンターでしかも平日だからか、店員さんはお一人で頑張っておられました。
最初見た時は、ずいぶんスープの色が薄いなぁ、と思いました。塩ラーメンのように透明度の高いスープ。レンゲですくって飲んでみると、ちゃんと出汁も出ていますししゃっぱさもあり、上品で美味しいスープでした。が、なにやらスープの色にムラがあり、その部分をかき混ぜてみると、なんとスープが茶色に。醤油ダレを沈めているのか、分けて注いでいるのか、1杯で二度美味しい、1杯の中で味が変わるスープです。これはビックリ。とは言え、色が変わったからと言って、味も劇的に変わるわけではないのですが(笑
麺は手揉みと思われる細縮れ麺。若干平打ち気味。スープとの相性も良く、茹で加減も丁度いいです。細麺の宿命でゆっくり食べると後半のび気味になりますが、あまり固茹で過ぎても味気ないので、このスープにはこれくらいが丁度いいかな。麺の形状が、何かに似ているな、と思ったらチキンラーメンにそっくり(笑
もちろん、似ているのは形状だけで、味も食感も抜群にこちらの方が良いのは言うまでもありませんが。
自慢のチャーシューは、巻かないバラチャーシューで、脂身の多いタイプ。五福星のチャーシューに似ています。
美味しかったですが、わざわざ蔵王まで食べに来ようと思うほどではないですね。また蔵王に用事があったら寄ってみたいとは思います。逆に言えば、仙台市内にあったなら、機会を見つけて行ってもいいと思えるクオリティではあります。
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