「営業中」の看板はあるものの入口を入るとすぐにまた扉があり、その扉は閉まっていました。右手には階段があるのですが、なぜか作業中を思わせる半透明ビニールでふさがれています。扉を開けると、何故か今度はロールスクリーンが下げられていて、敷居が高いというか、営業しているのかいないのかわかりにくいお店です。
店内はテーブル席のみ4卓。現在は醤油ラーメンとそれにトッピングを追加した数種類のみの営業。12月には味噌ラーメンも始まるみたいです。
とりあえず、オーソドックスに醤油ラーメン、670円。
看板にもありましたが、青森の縮れ麺を使っているとのこと。青森のラーメンとは珍しい。と言うか。イメージが湧きません。縮れ麺と言えば米沢ラーメンでは?
卓上の説明書きによると、スープは水にこだわり浄水器を使用。出汁は煮干し・鰹・昆布・鶏・野菜等による、との事。
説明を読んでいるうちにラーメン到着。
確かに麺は縮れ麺です。卵麺を使用した、細縮れ麺。米沢の縮れ麺は何度か食べたことがありますが、それ以上に縮れが強いです。これだけ縮れると逆に食べづらいのでは?モチモチの食感で悪くはないのですが、なんとなくアウェー感を感じます(?)。
スープは、見た目は結構色が濃いですが、飲んでみると甘さを感じます。ちょっとぬるめ。風味を大事にしてこの温度にしているのかもしれませんが、私にはちょっと不満でした。スープもいろいろ出汁をブレンドしているからか、今までに味わったことのないスープで、なんとも形容するのが難しい味。強いて言うなら、足し算ばかりではなく、引き算も大事なのでは?と思ってしまいました。
トッピングは刻み葱、メンマ、チャーシュー。チャーシューはバラ巻と肩ロースかな?どちらも脂身少なめ、気持ち厚切りですが、味わいとしては可もなく不可もなく。メンマは甘かったです。
総じて言えば、オープンしたてだからなのか、まだまだな感じ。もうちょっと研究してくれれば、もっと美味しくなるような気がします。コンセプトが曖昧なのかな?青森ラーメンと言われてもピンとこないし。「これが青森ラーメン!」という主張が前面にでれば、どんなラーメンになったとしても面白みはあるんだろうけど。まだ方向性が定まっていない感じです。
12月の味噌ラーメンに期待します。
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