海老をフィーチャーしたお店で、メニューは海老出汁のラーメンだけという徹底ぶり。11時から開いていますが、お昼前だというのに続々お客さんが入って、なかなかの繁盛ぶりです。カウンターだけのお店かと思ったのですが、奥にテーブルとこあがりがあるようです。
海老そばは600円ですが、実食者の感想では「全然海老を感じない」との事でしたので、「海老ガツン」680円をいただきました。ランチタイムは海老の炊き込みご飯もサービスで付くので、そちらもいただきました。
径の小さい、底の深い丼での提供。トッピングは海老の頭が目を引きます。白髪葱、チャーシュー、メンマ、ホウレンソウが載っています。チャーシューは巻いていないバラ肉でしょうか、油多めの柔らかいチャーシューでした。海老の頭は飾りかな?食べられるのかな?かじってみましたが固かったので一口だけでやめました。もっとしっかり揚げていればカリカリで美味しいんだけどね。
麺は細ストレート麺。麺量は普通かな。街の中のラーメン屋さんなので、もっと少ないかと思ったけど、私には十分な量でした。
肝心のスープですが、確かに海老出汁は効いています。でも「ガツン」というほどではないかな?これで「ガツン」なら、普通の海老そばはやっぱり他の方が言うように物足りない感じかもしれませんね。メニューを見ると「海老油マシ」もできるようなので、より「海老っぽさ」を感じたければ海老油を追加してもらった方がいいかも。
海老出汁というと、もちもちの木や誠和、田蛇、とがし等思い浮かびますが、それのどれとも似ていません。海老出汁、と言うよりも、海老を素材として使った上品な料理、という印象です。バリバリの海老出汁を期待したら拍子抜けするかもしれませんね。でも素材として使えばこういうラーメンができるんだ、という一つの発見ではあります。ガツンではありませんが、美味しかったです。
エビめしの方は、これまた上品な炊き込みご飯。プリプリの小エビが炊き込んであるので、こっちはこっちでエビっぽいビジュアルです。その割りには、あまりエビの風味は感じませんでした。通常150円で提供しているようですが、これがサービスに付くのですからランチタイムはお得ですね。
いずれにしても店内、いや店の前からして海老の香りが漂っているのですから、食欲もそそるし期待も高まるというものです。個人的にはもっと強烈な海老っぽさがほしかったです。
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