シングルマザー始めました。

10月末を待たずして、退職してきました。

その日は、上司は自分の思い通りにならない憤りを、私にぶつけているような一日でした。

お気に入りの子だって、結局は思うように仕事をしてくれない様子。
そりゃそうです。
誰も上司の頭の中が読めるわけではないし、以心伝心なんてありません。
言わなくてもわかるだろうなんて通じないんです。
仕事の指示なんてちゃんと伝えてこそ、スムーズな作業ができるのに。

そんなイライラの根源は、私だってことにして自分を正当化したいようでした。
本社の上司が私の言い分を理解して、動いていることも気に入らないというのもあるようです。

そこで取った行動が、またもや監視。
逐一の行動を監視カメラでチェックしたとしか思えないことを言いだしました。
朝から、筋の通らない文句を言われ、いつも以上のおかしな言動だったのです。

とうとう、夕方には自分の言葉に陶酔したような説教がはじまりました。

それを聞かされても、私はいたって冷静です。
もう何も迷うこともないし、心が動かないからです。
ただ、日々の仕事をこなすだけですから。
上司の理想論や教育論なんて聞かされても、それで心が変わることなんてないんです。

とうとう・・・

「月末までいてもいいし、今日辞めてもいいぞ」
と言われました。

「はい、では今日で辞めさせていただきます」
と答えて帰ってきました。

最後はあっさりでした。
私は肩の力が抜けて、ずっと重たかった肩から頭にかけて、やっと血が通ったような気がしました。

闘いが終わりました。
数か月でしたが、長い闘いだったような気がします。
もう二度と、こんな人とは関わらないだろうと思います。
回避すべき人間として、頭の中に完全にインプットされたから。