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2017年01月25日

第四の発達障害〜親が犯した最大の罪かもしれません

はじめて聞いた言葉に衝撃を覚えました


ブログで繋がっている、とあるシングルマザーさんの記事で初めて知った言葉があります。

「第四の発達障害」

全く聞いたことがない言葉で、興味深くこの記事を読ませてもらいました。

この方の記事を読んで、強い衝撃と、親としてとても恥ずかしい気持ちになりました。
その理由は、私が以前長男に感じていた違和感がこれだったのだと気が付いたからです。

第四の発達障害とは、虐待などを受けたため発達障害と同じような症状が現れることです。

たしかに、親に無関心な態度ばかり取られていた子供は、無表情だったり、感情が現れないことがあります。
極端に人との距離を置いたり、他人に興味がなかったり。
逆に他人に対し攻撃的であったり、自己主張が極端に激しい子もいます。

長男は特定の物に対する執着が強く、興味がないものには極端に無関心でした。
気になるものがあると、それ以外のことは考えられず、そこに固執して駄々をこねたり癇癪を起したりもありました。

小学生の時は友達が持っているゲーム機やゲームソフトが欲しいと騒ぎ出すと、こちらが根負けするまで買ってと騒いだり、そのことばかりで頭がいっぱいになり、無気力さで二、三日学校を休むこともありました。

そんなところがとても育てにくいと感じたことも事実です。
そして、旦那の姉も同じようなことを繰り返す人で、人と関わることが出来ずに引きこもっている人でした。
だから、その姉と同じような面があることも、とても大きな不安材料でした。
そういう不安も夫婦で共有することが出来ず、とても大きな孤独を感じながらの子育てでした。

でも、今の長男を見ていると・・・

あれは親の接し方が悪かったことが原因だったのだと確信しています。
以前、このブログにも書いたかもしれません。
長男の発達障害を疑っていると・・・
読み返していないので書いていないかも・・・私の中でも曖昧になっています。
私としては容易に口に出してはいけない事だと思っていましたから。

ちょうど1年前ぐらい。
睡眠障害の外来に連れて行ったことがありました。
不登校の原因として「起立性調節障害」も疑ったからです。
とにかく・・・藁にもすがる思いで、何かはっきりとした理由を見つけたかったのです。

その頃の長男は、不登校になった原因を誤魔化していたので、自分でもよくわからないことが原因なのかもと思ったのです。
そこは、心療内科も同時に受診できるところだったので、私に言えないことを先生に話せるかもしれないと思ったのと同時に、発達障害かもしれないという気がかりを見てもらうためでした。


一度目の受診には黙ってついてきてくれました。
二度目の受診は何としても受けたくないと拒否されました。

その時、長男の言った言葉の意味が今ならよくわかります。

「俺は病気じゃないし先生に診てもらうようなことは何もない」と・・・

長男自身は自分をよくわかっていたのだと思います。
親の接し方が原因で自分がこうなっていることを。
父親から厄介者扱いされたり、子供との関わりを面倒くさがる夫にイライラしている母親の態度とか・・・
ギクシャクしている両親の関係を敏感に感じ心を痛めていたのでしょう。
それがつらかったんだよ・・・と言いたかったのかもしれません。

私はそんなこともわからずに・・・
もしかしたら長男自身がよくわからない生きづらさを感じているのかもと思い、何度も何度も受診の説得をしました。

私自身も知らず知らずのうちに長男を傷つけていたのだと思います。
長男が発達障害があるのではと疑っていたのですから・・・
「俺は病気じゃないし・・・・」の後の言葉として、そういう親の態度がつらいんだって言いたかったのだと思います。

確かにあの頃の私は、相当におかしくなっていたと思います。
何かも私のせいにし、だからお前が仕事も子育ても全部やれといい、全てを放棄している旦那。
旦那の一方的な言い分を真に受け、何もかもが嫁が悪いと陰口ばかりの義実家。

無責任に責め立てられることに、心の行き場がなくなっていました。

今の長男を見ていると・・・


欲しいと思ったものへの異常な執着も。
そこにこだわりすぎて他のことに無関心になることも。
全部親の接し方が作り出したものでした。

今でも、気持ちに波があり無気力感は襲ってくるようです。
でも、一方的にすべてを否定する父親と離れて、皆が穏やかに過ごせるようになったことで全てが激変しました。

否定されるのではなく今は出来なくても、今は実現できなくても、いつかは叶うという希望を持てる生活になったこと。
少しずつ毒を抜いて、長男の心が正常な成長を遂げていることが分かります。

親が原因で形成された精神的な特徴。

「第四の発達障害」

あってはならないことです。

それを長男自身が生まれ持った特徴かもしれないと思った私も母親失格でした。











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