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2016年02月27日

音声をもっと残しておくべきだった

母が永眠して2か月以上が過ぎました。
母の遺品整理はいまだに終わりません。

使い古しの携帯電話(ガラケー)が2ケ出てきました。
バッテリーは残っていて、まだ電源が入る状態でした。

ちなみに母が最期に使用していた携帯はまだ新しいので
私が使うつもりで在庫として保管してあります。

比較的新しいその携帯には、画像データが少なく
写真も数枚しかありませんでした。
母が移っている写真はわずか2枚でした。
もっといろいろ欲しかったなぁ・・・

そんな中、更に古い携帯が出てきたことは
とても嬉しかったです。

早速電源を入れてデータ確認しました。
・・・、出てくるのは父の写真ばかり・・・

そうなんです・・・母の携帯だからと言って
母の写真や動画が出てくるとは限らない・・・
というよりは、あるわけがない・・・

最近の若い子ならともかく、母は自撮りなんてしない。
誰かが取らなければ、データとして残るはずが無かったのです。

たまたま、甥っ子が母の携帯をいたずらしていた時に
母が音声とともに撮れている動画がありました。
それを見つけた時は、いたずら坊主に感謝しました。

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その動画は、何気ない日常の母でした。
その何気なさがまた涙をそそる。

もっと欲しい・・・。
素直にそう思いました。

母は生きることに一生懸命でした。
そんな母を支えているつもりで看病していた
私たち家族にも余裕が足りなかったのだと思います。

母が生きていたという証は、私たちの胸の中に
頭の中に焼き付いています。
アルバムを開けば、そこには元気だったころの
母が・・・笑顔いっぱいの母が・・・

ただ・・・闘病中の母のデータが極端に少なかった。
率直に言って、後悔しています。
自宅療養中でも、抗がん剤治療中でも、色々な症状に
苦しめられていた母がいました。
そんな生活の中でも、母は調子の良い日には笑顔をたくさん
見せてくれました。

やせ細って骨と皮だけになってしまっても、笑顔はありました。
沢山の会話もありました。

写真を・・・音声を・・・
もっと残しておくべきだった・・・今、そう思います。
ほんの数十秒のデータでしたが、母の声が聞けて良かったです。
声が残っていて良かったです。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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