朝の着替えに1時間弱: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2015年12月12日

朝の着替えに1時間弱

母の悩みの種はむくみ
末期の肺がん患者である母の悩みが
がんそのものでなく、むくみだというと
少々大げさに聞こえてしまうのでしょうか？

息苦しさも日に日に良くはならず、少し動くだけでも
息切れをしてしまい、肩で息をしながら
「はぁーはぁー」します。

しかしながら、その息切れの元である動きにも
制限が出始めています。それが「むくみ」です。

母のむくみは下半身が中心でしたが、ここ最近になり
上半身にもむくみが見られるようになりました。

下半身のむくみは、最初はふくらはぎを中心に
ひざ下に集中していたのですが、日に日に範囲を拡大させ、
いつしかウエストまでがパンパンになるようになりました。

膝が曲がらない、足首も自由が利かない、歩行するにも
痛みが走り、足の甲に関しては激痛が走る。
まるで痛風患者のようです。

毎日リンパマサージを続けていることで一定のレベルで食い止める
ことが出来てはいるようですが、その症状にも波があり、
むくんでいる中でも、調子の良い日悪い日がはっきりしています。

むくみの影響で歩くことが困難なことも去ることながら、
母が一番危機を感じていることは、「着替え」です。
足が、膝がパンパンにむくんで、突っ張っているために
着替えるといういとも簡単だったことがままならない。

14年以上夫の介護を続けてきた母にとって
自分の夫に対して煩わしいと思っていたことが一つずつ解明される。
こんな思いだったのならもっと優しくしてあげればよかったと。

その夫（私の父）は現在介護施設に入所している。

母は自分一人で身の回りのことが出来なくなる日が刻々と
近づいているような予感を感じているかのように・・・。

ギリギリまで自宅で過ごしたい母にとって、肺がんの痛みや
苦しみなど、自分が納得できる理由での再入院ならともかく、
むくみが直接の要因では、何か煮え切らないものが残るのでしょう。

母の日常介護が出来るのは私と私の嫁・・・
しかし、着替えとなると母の抵抗感は半端ない。
私が娘ならともかく、異性である息子・・・、
その息子の嫁に着替えさせてもらうなんてもってのほか・・
だそうです。

母がそうならないように私は日々のリンパマッサージを
怠けずに頑張るのみです（笑）

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posted by satorich at 12:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 末期の肺がんになった母

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