癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

「がん」
「がん」とは、生体内の正常な細胞が何らかの原因によって、細胞が異常な増殖を
はじめ、やがてそれが塊りとなります。
これが「腫瘍」です。
さらにそれが周辺の組織に広がり、別の場所（臓器など）でも同じことがおきることを
「転移する」といいます。
これが「悪性腫瘍です」

異常な細胞の発生のメカニズムの一つとして、細胞内の遺伝子が傷ついたことが原因と
考えられています。

がん（腫瘍）には手術で摘出できるものとできないものがあり、摘出できたとしても
がん細胞の転移を防ぐために放射線治療や抗がん剤治療が必要になることが多いのです。

放射線治療については予防治療だけでなく、直接がん細胞を死滅させるための治療もあります。
抗がん剤についてはがん細胞だけでなく良い細胞も同時に攻撃してしまうために、それが副作用
症状として現れます。

独自の比喩
がんについて調べていくと細胞や遺伝子から始まり、とても幅広い知識と
時には難しい医学用語が多用され、わかりそうでわからないことが多々ありました。

私が喩（たと）える「がん」のシステムは以下の通りです。


がん患者を「地球」、がん細胞を「人間」に例えてお話しします。

もともとは正常な人間（細胞）として地球上に誕生した人間は、生命・緑を大切にし、
大地を耕し、地球の恵みを頂いて過ごしてきました。
しかし時間とともに変化が現れ、心無い人間が増殖し始めます。
やがてその人間は緑を破壊しはじめ、必要以上の狩猟が横行し始めます。
自然破壊・・・資源の枯渇・・・大気汚染・・・オゾン層破壊・・・温暖化・・・
一旦崩れ始めた人間の行動はとどまることはなく、それは現在も続いている。

地球も蝕まれた身体をそのまま放置はせず、やがて治療を始めることとなる。
その治療は遥か昔から始めているのだが、がんを完全に消すことが困難な地球は
日に日にその治療方法を変えて対策を講じてきている。

・・・放射線治療・・・抗がん剤治療・・・自然治療・・・免疫療法・・・

地球には色々な選択があるのだと思います。
もちろん攻撃（治療）対象は人間です。

・・・それを定期的、時には不定期かつ突発的に行っている。
それが形となって現れる・・・それこそが、がん細胞への攻撃・・・
世界各地で起こる天変地異・・・自然現象・・・異常気象・・・
毎年、いや、毎日どこかで亡くなる命・・良いも悪いもなく奪われる命
まるで抗がん剤治療・・・

地球も生命体と考えれば当然の流れだと思います。


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