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2015年09月26日

ステージ4の肺がんの母の孤独・・・がん患者の3人に1人がうつ病や適応障害の実態。

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簡単な経緯
約9か月前に緊急入院した母67歳。
当初は頭部に異常ありだけでした。
当時はそれだけでも衝撃でした。

最初の入院先で2015年を迎え、年明け早々に某大学付属病院に転院。
本格的な検査がなされること

1週間・・・脳内にある異常は脳腫瘍で大きさは2.5cm、しかも転移したものであることが判明。
原巣は肺にあり、左右両方の肺には無数の細かい点が・・・右の肺の下部には2〜3センチほどの
腫瘍があり、それがメインの腫瘍となっていることがわかりました。
その時点で母の余命は2か月、もちろんまったく治療をしなければという前提の話ですが・・・。

脳転移が確認されたことで、母の肺がんは必然的にステージ4と診断されました。
この場合、原発巣のがん(腫瘍)の大きさは関係ないのだそうです。

告知は医師から直接本人へ
近年の医療業界では、がんの告知はためらわずに行われているようです。
例外はあるとは思いますが・・・少なくとも私の母の病院では、遠慮がありませんでした。

母はかなりのショックを受けたと同時に、この説明をどのようにして私たち家族に説明するべきか、
そんなことを思い、考え、悩んでいたと言います。

更には、時が進むに連れて母は「家族は自分の病状について医師から聞いていて、それを隠している」
そのように感じていたようです。

実際、当初のことを思い返してみると、
「あんたたち知っているんでしょ?」といった言葉を何度か耳にすることがありました。
当時は「なんでそんなこと言うのだろう」と思っていましたが、
すぐにその理由は明らかになりました。

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後に効いた話によりますと、母は検査中に主治医から色々な話をされていて、
「がんが骨に転移していた場合は治療はしません」とか、
「脳転移していますので、手術や放射線治療、抗がん剤治療をしなければ余命2か月です」
そんな話も聞いていたそうです。
詳細説明を家族が受けたのは、母が知らされた日から1週間以上が経っていました。

その間、母は病室で毎日泣いていたと言います。
自分一人で抱え込もうとでも思っていたのでしょうか。

ふさぎ込みと立ち直り
がん告知を受けて絶望的になる人ばかりではありません。
実際私の母は、治療を重ねるごとに強くなっています。
しかし、体力がついてこないのも事実で、それは食欲と密接なつながりがあるように見えます。

母は生きる意味を模索するうえで、生きる喜び、生きる辛さの両方を味わい、それを理解し
常に現実を受け入れようとしていますが、不安や心配事は拭いきれないことも見て取れます。
がんになり、大切なことに気付いたと感謝し、その現実を受け入れ心穏やかに余生を過ごす
方もいるそうですが、母がそこまでたどり着くにはもう少し時間が必要の様です。

がん告知=死の意識
人は皆いつかはその命を終える時が来ます。捉え方が少々極端になりますが人間の致死率は100%です。
違うのは「いつ」、「何が原因」でその命が燃え尽きるのか・・それだけが違うのです。
がん告知をされてまったく動揺しない人もいないと思います。
「がん」という病気に「心」を飲み込まれることなく、自分に起こる辛い体験や出来事を
意味のあるものに変えて、心穏やかにその人生を全うできるのであれば、それはとても価値のある
ことだと思います。

心のケア
がん患者の心のケアと一言で言っても性格は十人十色・・・、ケアする方法も様々で、一つに絞ることは
出来ないでしょう。患者が考えている肉体的な不調や、人生観、価値観、全てがデリケートな問題です。
いかにして孤独感から解放してあげることができるか、孤独とは肉体的なことではなく、例え離れていても
孤独を感じさせない安心感と感動を適度に与え続けること。
多すぎず、少なすぎず、程よく、「いいかげん」ではなく「良い加減」で接したいものです。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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