2017年01月29日
本当の意味での癌治療を考える
推奨された癌治療
がんを患った患者さんの多くが、この抗がん剤治療という
治療方法を選択肢の一つとして提示・推奨されます。
がんの種類や、がんの進行度合いによって、抗がん剤治療の
種類もたくさんあり、その選択は病理検査の結果から一番
適していると思われるものが選択される。
抗がん剤はがん細胞を死滅させるための薬ですが、
がん細胞自体が、もともと自分の細胞が変異したものである
がゆえに、正常な細胞も同時に攻撃してしまうというリスク
を伴う治療方法・・・それが抗がん剤治療。
またそれによって生じる色々な症状が、俗に言う「副作用」
といい、この副作用についても様々です。
比較的副作用が強く出てしまう傾向にあるものから、
そうでないもの・・・そこには個人差もあるために
実際、治療を開始するまではどのような影響がでるのか
医師にもわからないことが多いのです。
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癌によって
がんのステージ(病期)の分類もがんによって違います。
大きく分けると、ステージ1〜4の4種類ですが、
ステージ4aなど、アルファベットを付けてさらに細分化
されています。
早期発見されると、腫瘍を手術で除去してお終いです。
あとは、以後5年間定期的に検査を繰り返し、その間で
再発や転移等が確認されなければ完治とされますが、
発見された時、既にがんが進行していることの方が多い
というのが現状のようです。
特に、転移が確認された場合、体中にがん細胞が散らばっている
可能性が高く、放射線や抗がん剤による治療を勧められることが
殆どではないでしょうか?
この場合、抗がん剤治療はただ単にがんの進行を遅らせるための
延命的な処置なのか、はたまた根治を望めるものなのかが焦点と
なると思われます。
抗がん剤でがんが消えた、という症例も数多く実在していますし
その真逆の症例?もまた数多くあるのも現実であります。
私の母は、非小細胞肺がん・ステージ4でした。
脳に転移していて、その脳腫瘍が原因で倒れたことで
肺がんが発覚しました。
抗がん剤治療はペメトレキセド+カルボプラチン療法で
6クールを約5か月間掛けて受け続けました。
辛い副作用もありました・・・食欲への影響はやがて母を
骨と皮だけにしてしまいました。
母は入院から12か月と3日で永眠致しました。
抗がん剤治療をしたから寿命が延びたという認識です。
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とある症例
ここで、私の手元にある本にのっているある肺がん患者さんの症例を
紹介させていただきます。
喘息の疑いで訪れた検診で、CT検査を受けた所
ステージ4の肺がんが見つかったそうです。
既に全身に転移しており、データ上ですと
半年以内の死亡率が約50%、3年生存率は10%という状況。
この患者さんは抗がん剤治療を受けず、肋骨と肺の痛みが
強くなった時だけ放射線をかけて、あとは何も治療せずに
タバコを吸い続けること3年と9か月間生きることが出来た
そうです。
単純に、私の母の4倍近くを生き抜いたことになります。
私の母にとって、抗がん剤治療は延命の為だったという認識
でいるのですが、この症例と比べてしまうと、致命的な治療
だったと言われても何も言えないのが本心です。
本当の意味の治療って、一体・・・何でしょうか?
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名前忘れてしまい匿名とさせてもらいます。
以前夜中にコメントして翌朝だったか
苦しそうに訴えていた父は救急車で搬送してもらい入院。
わずか10日あまりで他界しました。
今となっては記憶をたどるばかりで…
いつもいる場所、時間なんでもないことに目を向けてしまってます。
こちらのブログであと二ヶ月ぐらいかなと思ってましたが…
わずか二週間という結果に驚いています。
こちらの記事を読んで救われたことたくさんありました。
ここにお礼申し上げさせていただだきたくコメントしました。
ありがとうございました。