旭川・生活暮らし情報お届けブログ(旧自転車通行ガイドblog版)

冬サイクリングのイベント紹介の記事でも少し触れた「中川町の冬サイクリング」に先週末参加してきた。中川町は旭川から約150km以上離れたところにあり、車だと高速道路を使わないで2時間50分程度、高速道路でも2時間30分とかなり遠いところにある人口1600人ぐらいの小さな町で主な産業は林業。北海道の市町村は札幌市とその周辺自治体や一部を除いて少子高齢化＆過疎化状態にあり打開策のひとつとして町内を中心としたサイクリングコースの作成やレンタルサイクルを導入する自治体が増えている。今回訪れた中川町でも中川町観光協会(&中川サイクリングクラブ)が町おこしの一つとしてサイクリングイベントを年3回開催しており、今回の冬サイクリングはそのうちの１つとなる。



集合場所は「中川町オートキャンプ場ナポートパーク」という場所。すぐ隣に温泉付き宿泊施設の「ポンピラアクアリズイング」があるのでここの駐車場に車をとめて準備した。それにしても高速道路を使わずにかつ冬の長距離移動ということでかなり疲れた。家を5:50分ぐらいに出発して着いたのは9:00前ぐらい。約3時間の長旅で途中アイスバーンありの緊張で網走で行われたオホーツクセンチュリーランのときの比ではなかった。やはりできることなら冬の長距離移動は車を使いたくないと感じた。


駐車場にははっとりスポーツ商会さんの車が。どうやらスタッフ総出でのサポートだった。



奥の集合場所に行くと既に大勢の人が。参加者は29人とかなり多くよくもこんな寒いイベント(当日9時頃の気温は氷点下13度ぐらい)に物好きが集まったもんだと思ったが、自分もその一人だということはツッコまないでください(笑)。



参加者のほとんどはMTBで一部ファットバイクの人が居た。



集合時間は9:30でスタートが10:00予定だったが9:30前に既に全員集まったので観光協会の方と中川町サイクリングクラブの方から挨拶と説明があった後スタートとなった。



コースは市内の町道メインでポンピラ山が見える場所へ向かった。



走行中の写真は撮影している余裕がなかったためご勘弁を(運転に集中しないと雪で不安定なのでコケやすかった)。ひとつ驚いたのが車が全然居なかったこと。名寄町の松浦武四郎ライドや剣淵町のイベント時もかなり少なくてびっくりしたが中川町はそれ以上に車が全然来なくて快適だった。このサイクリングの間にすれ違ったり追い越された車はわずか数台程度だった。






途中の休憩ポイントではかなりの絶景を見れた。




少し移動して別角度から。向こうに見える山がポンピラ山。この後は道の駅中川へ向かった。



道の駅での休憩の様子(外)。





道の駅の中の様子。



道の駅を出た後は市街地を抜けて出発地点に戻った。本来は佐久方面に行く予定だったが時間がおしていたので今回はカットとなった。途中中川町の名物でもある冬の天塩川を見物。



この川、真冬はかなり冷え込むため写真のように凍りついてしまうことで有名な川。町ではこの氷が何時頃溶けるかを予想するクイズ(海氷クイズ)を毎年開催しており、何月何日何時何分までを当てないといけないが一番近かった人には賞金10万円をプレゼントする太っ腹企画を行っている(それ以外にも近かった順に賞金や景品がもらえる)。



天塩川を見物した後は役場方面から天塩中川駅の前を通過してぐるっと戻って少し登り坂を越え無事スタート地点に戻ってサイクリング終了。



その後昼食を食べて参加者同士で自己紹介して解散となった。



残念ながらここでも昼食の写真を撮り忘れたためかわりにポンピラアクアリズイングの写真を。昼食はこのポンピラアクアリズイング内のレストラン「ウェルビー」からチャーシュー麺、醤油あんかけ焼きそば、ハンバーグカレー、カツ丼などを申込時に事前申告し、レストランとは別会場で団らん形式で食べた。管理人は集合会場に到着した時に仲良くなった人と談笑をして親交をはかった。

ということで初めて冬のサイクリングイベントに参加してみたが思ったよりも雪道が楽しかった。こういった車がほとんど来ない地域できちんと除雪された町道は冬サイクリングのポテンシャルを秘めているかもしれない。そして車がほとんど来ない中川町はサイクリングに適していることがよくわかった。これ以外にも春先にロードバイクのサイクリングをやっているようなので次回はこれに参加してみようと思う。

ちなみに今回の路面状況はほぼ圧雪でアイスバーンはほとんど無し。一部除雪車により路面が固まってない部分が結構あった。こういった路面ではクロスバイク用のウィンターマラソンプラスでは雪にグリップせず空転したりバランスを崩してコケそうになる場面が多々あった(固まった圧雪はまったく問題ないのだが)。ネットのレビュー通りサラサラの新雪には弱いようでかつタイヤ幅も40C(1.6インチ)しかないためやはり苦手というのが結論だ。