ユピテルのレーダー探知機 2018年モデルの「
W51」を導入しました。
https://direct.yupiteru.co.jp/products/detail.php?product_id=3601&_ga=2.202600465.1471839430.1523284011-758968729.1433774695「W51」は、ユピテルの最新レーダ探知機「A330/GWR403sd」から”「
無線14バンド受信機能削除・取扱説明書の削除」"を省いただけのほぼ最上位スペックのレーダー探知機。”無線受信機能"はほぼ使用しない機能ですから、まったく問題はないと思います。なお、説明書はwebからダウンロードできますし、ユピテル製品を使用している方なら説明書は読まなくても使用できます。
「W51」はネット通販専用ですが、以下のとおり発売直後にもかかわらず「19,800円」程度のワンプライスとなっており、これは前モデルの「W50」もそうでしたが、モデル末期までほとんど価格変動がありませんので購入するなら早い時期の方がお得といえます。
なお、ほぼ同性能の「GWR403sd」は4月10日現在、約「30,000円」と、「W51」より1万円以上高価となっています。こちらは、年末に向けて徐々に価格が下がっていきますが、しばらくは「W51」との価格差は大きいままでしょう。
▼楽天 ユピテル W51 (19,800円前後)
▼amazon ユピテル W51 (19,800円前後)
▼(参考)amazon GWR403sd
ちなみに、「A330」/「GWR403sd」のスペックは以下のとおりで、W51とほぼ同じです。
・A330
https://www.yupiteru.co.jp/products/radar/a330/・GWR403sd
https://www.yupiteru.co.jp/products/radar/gwr403sd/「A330」と「GWR403sd」の違いは、販売経路が違うだけと思われます。(メイン販路のカー用品店の値崩れ防止のために型番を変更している、といっても過言ではないでしょう。)
「W51」は、実売価格が10,000円以上安い非常にお買い得なモデルで、特に現在ユピテル製のレーダー探知機を所有している方からの買い替えに最適です。
「W50」と「W51」を並べて撮影してみました。
見た目は、2017年に発売された「W50」とほとんど変わりません。(大きさも同じ)
よくみると、「SUPER CAT」のロゴの位置が変更され、イルミネーションで光るバーが追加されています。
もちろん、電源ケーブル、OBD2接続ケーブルも共通なので、配線もそのまま使用できます。
起動してからの使い勝手ですが、ユピテルの「2015年〜2017年モデル(GWR103sd〜GWR303sd)までは見た目も機能的にもあまり変化がありませんでしたが、2018年モデルでは見た目やメニュー画面などが大きく変更されており、「変わった」感があります。
たとえば、待ち受け画面や警告画面など、レーダー等の目標物に近づくと「あと1000m,500m」などアナウンスしてくれますし、目標物までの距離が大きく表示されるので、とても見やすくなっています。。
現在のおおまかな「住所」や「道路名」も比較的見やすい場所に表示されるので、、土地勘のない場所に行った際の信号待ちなどで周囲の状況を確認したい場合など、意外に便利です。(カーナビの画面では、「道路名」まではわからないことがおおいですし)
また、メニュー画面が2017年モデルから引き続き「静電式タッチパネル」なので、スマートフォンのように軽くタッチするだけで操作できるので操作性は良好です。さらに、今回のモデルから、よりスマホライクな操作を意識したのか、メニュー表示が大きなアイコンになり、操作しやすくなっています。全般的に「設定変更」がわかりやすくなり、説明書がなくても操作できるようになっています。(設定変更できる項目が減っているとも言えます)
しかし、残念ながら2017年モデル(「A320/「GWR303sd」/「W50」)などに比べ改悪されたと思われる点がいくつか見受けられます。
まず、「待ち受け画面」や、「OBD2接続時の画面」など、従来は好みに合わせた待ち受け画面が多数ありましたが、この表示バリエーションが結構減少しています。(その他、あまり使用している方がいなかったのか”男性ボイス”も消滅)
特に「OBD2表示」は、燃費や車速などの車両情報を表示できるのでかなり便利(というか、こちらのほうがメイン?)なのですが、ビジュアル的に表示できるバリエーションが少なくてなんだか簡素化された印象。
このように実に地味な画面になりました・・・(この他にもう1種類あるのですが、表示数が少なく役に立たない)
また、音声アナウンスがやたらと増え、それの「ON-OFFの設定」がないものが多いです。
今後のファームウェアのアップデートで対応してくれれば良いのですが・・・
たとえば、ショッピングセンターの立体駐車場や商業施設の地下駐車場など、周囲が暗いところに侵入すると、レーダー探知機本体の照度センサーが反応し「
周囲が暗くなったのでヘッドライトをオンにしてください」的なアナウンスが流れます。
しかし、昨今の車種は”オートライト”の装備が当たり前でありますし、そもそも駐車場やトンネルに入っただけ(しかも短いトンネルでも)でいちいち警告するのはどうかと思います。実際、かなり気になりますよ・・・
これは「OFF」にすることができて当たり前の設定と思います。
また、いわゆるハートフル音声(リラックスチャイム)といわれる、「
○時間運転しています。休憩しませんか?」的なアナウンスも強制的に行われ、OFFにすることができません。
これは、事故を防ぐ上でも有効なアナウンスと思いますが、これもレーダ探知機に必要かといわれると?これもOFFにできないのはどうかと思います。
また、線路沿いの幹線道路などを走行する際に、踏切が多い場合、ひたすら延々と「開かずの踏切です」など、踏切の近くの道路を走行しているだけでアナウンスが出続けるなど、演出過剰な印象です。(これはOFFにできますが・・・)
ナビゲーションとは連動してないのでしょうが無いですが、進行方向とは無関係な周辺にある警告が次々鳴るので、かなり煩雑な印象を受けます。
レーダー探知機は機能的にはほぼ完成されており、年々小変更を繰り返しながら、基本的には毎年「進化」していますが、2018年モデルに関しては2017年モデルに比べ機能的には「退化」(簡素化)した部分が見受けられ、もしくは「過剰演出」な部分があり、2017年モデルからの買い替えをする必要性は低いと感じます。
(それだけ2017年モデルは完成度が高かったと)
ただ、肝心の本来のレーダー探知機としての機能的には良好で、収録データ数やその精度も上がっていると思いますので、新たに購入するのであれば問題はないと思います。同社の2017年モデル(A320/GWR303sd/W50等)からの買い替えは「保留」が良いのでは、というのが素直なレビューです。
なお、「無線LAN対応SDカード」ですが、ユピテル純正品ではなく、東芝のFlashair(W-04)なども使用可能です。「W51」に付属の4GBのSDカードの中身をコピーして使用することができます。
価格は半額程度ですし、こちらの方が容量も多く、転送速度も早いので候補になると思います。
ただし、純正品ではありませんので使用の際は”自己責任”となりますのでご注意を。
▼ amazon flashair W-04(16GB)
▼楽天 flashair W-04(16GB)
私的にはちょっと期待はずれな2018年モデルでしたが、今後の進化としては画面の「高精細」化やドライブレコーダーとの連動、という点でしょうか?