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2018年09月10日
メルセデス「AMG E53」 (ISG搭載モデル)試乗してみた。。。
発売したてですが、六本木のメルセデスミーにはいち早く導入されています。
気軽に、しかも六本木や青山エリアという都心で、20分程度ですが、気軽に試乗できるのは嬉しいですよね。
https://www.mercedesme.jp
「AMG E53 4MATIC+」、見た目は、普通のEクラスとあまり区別がつかず、ホイールもごく普通の感じです。
「AMG E63」のようないかにも凄いという感じのオーラがなく、まさに「羊をかぶった狼」という感じで、そういうクルマが好きな方にはツボにハマでしょう。
リヤビューに関しても、4本出しマフラーはさすが「AMG」という感じですが、それ以外は本当に普通のEクラス(というかCとの区別がつかない)です。
室内に乗り込み、シートに座った感じはとても良いです。(実際は右ハンドルでした)
ナッパレザーのシートは質感も、ホールド感も良く、とても上質で非常にいいですね。
ステアリングも手触り、操作性、パドルシフトの質感いずれも非常に良いです。さすがAMG!(ただ、ステアリング自体のデザインは好みではありません)
そして、シートベルトが「レッド」でスポーティ感があり、非常にカッコいいです。
しかし、問題はステアリング右側にあるシフトレバー(コラムシフト)。
当方、久々のメルセデス車の試乗ですが、これは本当に危険では?とあらためて感じました。
いわゆる、「ウィンカーレバーと間違える」という問題ですが、BMWやAudiなら、ウインカーと間違えても、ワイパーが動くだけで、特段問題がない(晴天時に、対向車から見られると恥ずかしいだけ?)ですが、メルセデスの場合は、停止時から左折ウィンカーを出す際に、誤って「バック」に入ったりしますので非常に危険です。
もちろん慣れなんでしょうけど、実際試乗中にも操作誤りのトラブルがしばしば発生しているとのことでした。
特に、商業施設から歩道を通過して左折して道路に出る際に、間違えてバックギアに入ると事故が発生してもおかしくないですね。
実際は先進安全装備が万全のメルセデス・ベンツなので、事故となる可能性は低いかもしれませんが。
さて、期待していた「ISG」&3L直6ターボエンジンですが、とにかくスムーズでエンジン始動もなめらかで、振動もほとんどないですし、ターボラグも感じられず、非常に快適です。ハイブリッド感はまったくないので、できの良いターボエンジンという感じです。
しかし、”AMG”という名前を関している割には全体的に大人しいです。また、後部からの低音の排気音が常に聞こえるのは好みが分かれそうです。もっとも街乗り程度ではまったく感じることの出来ないパフォーマンスなのでしょうが、少なくともエンジン点火後、走り出して「おおっ!」という点はありませんでした。
内装に関してはシート、ステアリング、シートベルトは非常に質感が高いものの、標準のインテリアパネルはごく普通ですし、天井やピラー、バイザーの質感も低く、比較的ハード樹脂が目立ち、車両本体価格が1200万円超のクルマと考えると、物足りなさがあります。
もっとも、Cクラスの出来が良いのもあるでしょうね。
運転中、気になったときは、緩めのコーナーでも「シートサイド」が自動的に動作し、ホールド性を高めてくれる機能ですが、少々動作が大げさに感じました。(たぶん調整できるとは思いますが)ワインディングロードでは非常に快適な機能だと思いますが、都市部の一般道で必要かなぁ?(なんかすぐ壊れそうな印象が・・・)
今回、初の「ISG」搭載モデルに試乗しましたが、街乗り程度ではISGっぽさは特に体感出来ず、AMG E53シリーズは、「63シリーズ」とは見た目も中身も全然違う別物なんですね。
クルマ好きなエンスーな方はおそらく「63」を選ぶでしょうし、「53」はどちらかというと「E200/E250」寄りで、時代に合っているとは思います。(JC08モード燃費は10.0lm/Lに留まるようですが、試乗をした感じだと実燃費と近いように思いました)
安全装備も万全、車内もゆったりしているし、快適性も保たれています。ただ、後席は排気音がちょっと気になりますが、スポーティセダンの決定版という感じはします。クルマに何を求めるか、ということでだいぶ評価が分かれるクルマと思いました。
(高価なので手が届きませんが)私的には「絶対にこれが欲しい!」という物欲を掻き立てる部分は特にありませんでした…
2018年07月14日
メルセデス・ベンツ CLS450 実車見てきましたっ!
4ドアクーペはスタイリッシュで実用的、私にとってはまさに理想の車です。
既存のメルセデス・ベンツデザインからガラッと変わり、プレスラインが少なく丸みの帯びたデザインと長めの吊目のライトは好みが分かれるでしょうね。(私は結構好き)
ショールーム映えする、ヒヤシンスレッドのCLS450 4MATIC。
真正面から見ると、やはりメルセデス・ベンツだな、と感じさせるものがあります。
ここ数年のメルセデス・ベンツのセダン系はどれもほとんど見分けが付きませんが、流石にCLSは全然違います。
2011年当時は先代CLSのカッコよさにはかなりの衝撃を受けましたが、今回はそこまで惹かれるものはなかったというのが正直なところです。人と同じで、車に「惚れる」ということはよほどのことでない限りありません。
ホイールはAMGデザインの19インチを装着。タイヤはSPORT MAXXでした。しかしらスタイリッシュなボディに19インチだと寂しく感じます。20インチにしたいところ。
ただ、内装の質感はやはりいいですね〜(見た目はほとんどEクラスですが)
日本に輸入される、多くの車両には「ナッパレザー」を装備したエクスクルーシブパッケージが装着されているようですがこれは正解!
とても質感が高いです。
メルセデス・ベンツの標準レザーの質感はそれほどではありませんが、オプションの「ナッパレザー」になると一気に質感が上がりますね。
CLSのナッパレザーも海外の家具ブランドメーカー(CassinaやB&B Italia等)で使用しているレザーような上質な香りとマットな質感の表皮仕上げがとてもいい感じでした。
ステアリングも良いです。
デザイン自体は余り好きではないのですが、その質感、触り心地、操作しやすいタッチセンサー式スイッチ。
デコラティブパネルは1種類しかありませんが、大変質感が良いので満足度は高いのではと思います。
それにしてもパネルの面積の広さは凄い・・・とはいえ、どのCLSも全部同じ仕様というのが残念です。ブラック系以外のパネルもほしいところ。
そして、スピーカーグリルといい、サテンメッキ調のスイッチといい、「魅せる」のが上手ですね。
(私的にはゴテゴテしているのでこのパワーシートのスイッチは好みではないですが)
内装の質感は高いものの、アウディA7やBMW6シリーズもそうですが、内装が基本的にセダン系と同じなのはちょっと残念。
CLSのそれもEクラスとほぼ同じなのでもう少し工夫があると所有感が湧くのですが。
なお、48V車とはいえ、アクセサリーソケットにはちゃんと12V電源が来ており、既存のカーアクセサリーは使用可能でした(前後席とも)
希少色と思われる、「ルビーブラック」のCLS450。
クリアランスランプのつぶつぶ感がなくなったのはとてもいいですね!
テールランプの点灯状態は、先代が衝撃的なデザインだっただけに驚きはありませんが、Eクラスとは大きな違いがありますね。
CLS450の「ISGシステム」にはすごく興味があるので、ぜひ試乗はしてみたいのですが、FRではなく、4輪駆動(4MATIC)ですし、現時点では一目惚れのときに感じる「ビビッ!」とくるものはありませんでした。先代CLS、アウディA7にはそれがあったのですが・・・
しかし、あらためて次に買うならやはり4ドアクーペは好みと思いました。
現行のレクサス車には4ドアクーペ車は存在しませんが、BMW6/8シリーズも含め、4ドアクーペはスタイリッシュでとても華があり、実用性も兼ね備えたジャンルの車で、以前のようなニッチ市場の存在ではなく、一つのジャンルとして確立してきたのではないでしょうか。
近々発売される「Audi A7」にも期待です。
2018年06月26日
メルセデス・ベンツ 新型「CLS」発表!
当方のブログにメルセデス・ベンツが出てくることはあまりありませんが、2代目「CLS」は購入目前まで行った車で、当時レクサスにはなかった(今もないですが)「4ドアクーペ」に惹かれ、最終候補まで残った1台です。
今では信じられないことですが、2代目「CLS」が発売された2011年頃はメルセデス・ベンツではまだ先進安全装備には力を入れておらず、いわゆる”アダプティブクルーズコントロール”(ディストロニック・プラス)や”プリクラッシュ・ブレーキ”(アクティブブレーキアシスト)の設定がそもそもなかったり、ドアミラーが小さく、運転席からの視界も比較的死角が多いことから断念し、それらを兼ね備える「アウディA7」をチョイスしました。
アウディ A7は当時から全車速追従型の”アダプティブクルーズコントロール”や”プリクラッシュ・ブレーキ”、”ブラインドスポットモニター”、各種障害物検知センサーを標準装備していた珍しい車です。その他、当時ほとんど見られなかった「前後フルLEDヘッドランプ」の設定があったことなど内外装ともに先進性が高く、当時頻繁に高速道路走行をしていた当方には「A7」の安全性・先進装備がCLSではなくA7を選択した最終的な要因でした。
当方は現行メルセデス・ベンツ車のちょっとアグレッシブなデザインが全般的に好きではありませんが(セダン系は特にほとんど見分けつかないし・・・)「新型CLS」や「新型Aクラス」から始まる、新世代デザインは割と好みです。(過剰なプレスラインが少なく、ちょっと丸みを帯びたデザインで吊目ライトが大型など)しかし、これは好みの問題ですね。
ラインナップは2世代目のCLSからずいぶん変更され、クリーンディーゼルの「CLS220d」が799万円〜、Sクラスに先行されたISG搭載・直6ターボエンジンの「CLS 450 4MATIC スポーツ」が1038万円からの設定とのこと。
NAエンジンやダウンサイジングターボはラインナップされていません。
CLS220dの場合は、オプションの「エクスクルーシブパッケージ(575,000円〜)を選択しても、値引き・諸費用などコミコミでも850万円前後というところでしょうか?絶対的な価格は高価ではありますが、この妖艶なデザインが800〜850万円程度で手に入るのは非常に魅力的と言えます。
ただ、CLS220dのエンジンはE220dと同等とすれば、特に特徴のない動力性能なので、外観とはちょっとアンマッチかもしれません。(ただ、高速道路での巡航はリッター20km/Lは期待できそうです)
しかし、このボディならば、私的には多少無理をしても新開発のISG搭載モデル「CLS 450 4MATIC スポーツ」を選びたいところ・・・
電動化システムの一種である、「48V電気システム」を採用した新世代のメルセデス・ベンツをぜひ体験したいものです。
▼メルセデス・ミー 「TRIAL CRUISE 」 (6/25現在、試乗車は配備されていない模様)
https://www.mercedesme.jp/trial/
なお、日本仕様の内装に関して、標準ではなんと「ブラック」1色のみ(!)
オプションの「エクスクルーシブパッケージ(575,000円〜)を選択することで初めてブラウン、レッド、グレー、ベージュなどが選べるようになるようです。エクスクルーシブパッケージは素材がナッパレザーになり、”シートベンチレーション”や”リラクゼーション機能”も装着されるのでぜひ選択したいオプションです。また、「CLS」は非常にスタイリッシュな外装デザインなので、セダンなどで一般的な「ブラック」以外の内装をぜひチョイスしたいところ。ただ、レッド以外は車内の色が単色系でまとまっているのが残念(個人的には「差し色」など複数の色使いが好きなので)
また、インテリアパネルも日本仕様では1種類(グレーアッシュパネル)しかないようで、これも複数のデザインから選べればよいのですが・・・
インテリアは「Eクラス」に準じたものですが、とにかく広大な面積を誇る「本木目インテリア」ときらびやかなアンビエントライト、そして1枚もののツインモニターが目立ちます。
ツインモニターは先進的ですが、見た目や美しさのデザイン的にはかなり劣ると思います。こういうのってモータージャーナリスト的にはどうなんですかね?このあたり、アウディは綺麗にダッシュボードに埋め込んでいてとても美しい。
そして、相変わらずユーザーから評判の悪い(はず)のナビゲーションシステムと遠隔操作デバイスも従来どおりのようです。
今後発表される新型Aクラスの「MBUX」は非搭載。今後の年次改良で「MBUX」がCLSにも搭載されると思われますので、しばらく「待ち」もありと思いますが・・・
なお、いつのまにかメルセデスはハイレゾ音源(FLAC)再生対応してたんですね・・・。
リヤビューもまるっこくて、なかなか独特で好み。ただ、エンブレムの位置はちょっと微妙かなぁ・・・レスの方がおしゃれ。
バンパー下に足を入れてトランクを作動させる機能(フットトランクオープナー)も備えているそうです。
さて、今年度はもうひとつスタイリッシュな4ドアクーペが日本上陸。
近々アウディも 新型A7(2世代目)を発売予定です。すでにディーラーでは事前予約受付中とのことです。
近々「ワンダー速報」さんでも見積もりのお披露目があるはず!
http://drumsyos.blog.fc2.com
7年前に「A7」か「CLS」か(または「BMW6グランクーペ」)で迷われた方は、奇しくも同じようなタイミングで再び悩まれるのではないでしょうか?先行発売された「パナメーラ」も含め、大型の4ドアクーペはとても妖艶で実用性も高いので気になる存在です。
ちなみに、新型CLSはマットペイントも選択可能。(受注生産)
価格が「261,000円」とマットペイントの中でもお手頃価格です。これも大変似合いますね!
2018年02月04日
新型メルセデス・ベンツAクラス・・・これは凄い!
https://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2019-a-class/
発表前から次のAクラスは相当凄いと言われていましたが、たしかに凄いですね!実はここ数年のメルセデス・ベンツの派手なギラギラしたデザインがどうも好きではなかったのですが、昨年末に発表された「新型CLS」以降の新世代デザインから、ずいぶんすっきりとして「なかなかいいなぁ」と思うようになりました。ということで第1印象はとても良いです。
特にヘッドライトの形状や光り方もすっきりとしていてとても好印象。アウディっぽさもある?
奇抜さなどはなく、シンプルなデザインでゴテゴテ感がありません。
コンパクトクラスのクルマは足回りやホイールが貧弱に見えることが多いですが、新型Aクラスは足回りも非常に精悍。
純正でこのホイールはかっこよすぎでしょう。これでAMGモデルになるとどうなるのか?
インテリアのクオリティは以前から話題になっていましたが、非常にいいですね。
これが日本では車両価格が350万円前後〜からのラインナップとなると、ものすごい商品力です。
ステアリングスイッチ周りもハード樹脂などはほとんど見受けられず、金属調塗装またはリアル金属素材を使用しているようで、非常に上質感があります。
注目なのが、ついにメーターフードを廃止し、ナビゲーションとのツインモニターを実現。
フル液晶ということで、「太陽光での視認性がどうなのか?」など気になる点はありますが、斬新です。
これは真似する高級車ブランドがでてきそうですね。もっとも、自動運転の時代だとメーターフードなんていらないですもんね。(スピードメーター自体も要らないかも・・・)
そして、エアコン内部がまるで戦闘機のジェットエンジンのようにイルミが光るのが凄い!
前席も、クラスをリードする質感が伺えます。ハード樹脂と思われる部分もかなり多いですが、ドアトリムの合皮レザーやセンターコンソール周りのピアノブラック調塗装、ナビゲーション周りのアルミパネルなど非常に高いクオリティを実現しているのが写真からも伝わってきますね。うーん、これはいいですねぇ。
薄いブルーのアンビエントライトもおしゃれな感じです。当然色調変更(マルチカラー)が可能でしょうね。
うーん、現在の日本車やレクサスのコンパクトクラスに欠けている機能のすべてがあると言っても過言ではないぐらいですねぇ。
操作デバイスは、遠隔操作デバイスを引き続き採用。AI機能を搭載した本格的な音声認識デバイス「LINGUATRONIC」を採用したことで話題ですが、音声認識機能はappleのSiriでもまだまだ実用性には乏しいと思いますので、果たしてどれぐらい自動車用アシスタントとして活用できるのか楽しみです。
レクサスのリモートタッチパッドの評判は全く高まらないので、AIを活用した遠隔操作デバイスかスマホライクなタッチパネルに回帰するかなど路線変更が必要な時が来ているかもしれません。
安全装備面では、新型LSでも採用された、自動レーンチェンジシステム(LCA)も搭載されていますし、実用的な装備としては、ブラインドスポットモニターが停止時にも動作する(ドアオープン時に警告)など、トヨタ/レクサス陣営ではまだ実現していないシステムも導入。
さらに、ドライバーが意識を失っているときの自動停止機能も装備。エントリークラスでこれを装備してくるとは!
こ、これは凄い。トヨタ/レクサスも見習わないと・・・
新型Aクラスに対し、レクサスは2010年から基本設計が変更されていないCTと、新発売のスモールSUV、UXで対抗しなければなりませんが、相当厳しい戦いになりそうです。UXはレクサス第3世代では初の普及価格帯のクルマとなりますが、おそらく内装の質感やモニター、音声認識機能などの先進面装備面では新型Aクラスとは圧倒的な差がつくはずです。(もちろん、敵わない)
新型Aクラスは各ブランドのコンパクトクラスのライバルを一気に引き離すクオリティと安全装備で非常に商品力が高いと思われ、日本デビューが待ち遠しい1台ですね。
2017年04月04日
GLCクーペ 220dを試乗してきました。
フロントマスクは最近のメルセデス顔ですが、ボディサイズが非常に大きく、なんと幅は193cmもあります!(SPORTの場合)
高さは160.5cmと、当然に機械式駐車場のノーマルルーフの155cmを超えていますので、都市部での駐車環境が問題で現実的な購入はかなり厳しいです。Cクラスベースの車格でありながら、なかなか購入のハードルが高い車となっています。
▼GLCクーペ 220d 4MATIC SPORT
リヤのデザインは大迫力!クーペライクで確かにカッコいいです。
なお、リヤディフューザー下に脚をすっと出し入れすると自動的にテールゲートが開閉する機構もあります。(しかもかなり精度が高い!)
内装はCクラスベースですが、もともとのCクラスの質感が非常に高いので不満はありません。
センターコンソール部分の質感の高さは素晴らしいですよね。
なお、トランスミッションは9速のものが使用されており、RX200tやNX200tの6速ATと比べると先進性と実用性の面で大きく優位です。(実際街中での走行でも小気味よく変速するのが感じられます)
土日は六本木近辺〜青山246号近辺は結構空いているので、この日も気持ちよく試乗出来ました。
レーダークルーズコントロールでの追従機能も体験できましたが、その制御はトヨタ/レクサス陣営の制御より、もう少し洗練されていてよりスムーズな減速と加速が行われます。また、停車中も様々な確度から車両周辺の状況を360度モニターできる機能があるなど安全面での配慮が行き届いていると感じました。
また、ブレーキを強く踏み込むと「ブレーキホールド」がかかるという仕組みも扱いやすく、他メーカーも同様の仕様にしてほしいと思うぐらいです。
後席にも乗って試乗する機会もあったのですが、後席も十分くつろげますし、リヤシートヒーターも押しやすい場所に備えているのでとても快適でした。また、見過ごされがちな後席のドアトリムの仕上がりも良いですね。ただ、遮音性は今ひとつですかね。
私的には、今回試乗した220dのディーゼルエンジン特有の振動やカラカラ音もあまり気にならず、トルクフルな走りは好印象でしたが、アクセルを踏み込んだ際のサウンドやエンジンフィールなどガソリンエンジンとの違いは確かにあり、ディーゼルエンジンが好みで無い方にはやはり合わないだろうな・・・と思いました。(これは、ハイブリッド特有のラバーバンドフィールが気になる方がハイブリッドを好きになれないのと同じようなものと思いますが。)
なお、内装の質感は、「ルーフ、ピラー、バイザー」などのレクサスが得意としている細かい部分の質感の低さはあいかわらずで欠点ですが、それ以外は十分な質感があります。ただし、内装が「ほぼブラックしかない」のはちょっと残念ですし、インテリアパネルの組み合わせも少ない。
そのほか気になったのは「ルームミラー&ドアミラー」の小ささと見づらさ、ヘッドアップディスプレイの視認性(解像度)、ナビゲーションシステム全般の扱いにくさ、タイヤ銘柄がハンコック製といったところですが、おおむね事前予想に比べ好印象でした。
シートベンチレーション機能がないのは輸入車のこの価格帯ではやむを得ませんね。
なお、セールスマンの話では(価格差はあるが)GLCクーペとレクサスNX(一部RX)とは結構競合しているとの話がありました。価格の違いは確かにあるものの、動力性能や内装の質感、安全装備の充実、「LEDインテリジェントライトシステム」の標準装備などという面でもレクサスNXは厳しい戦いを強いられている感がありますが、今年予定のマイナーチェンジで魅力ある改良が行われることが望まれますね。
2016年08月01日
メルセデス・ベンツ 新型Eクラスをチラ見してきた が?
目的は話題の新型「Eクラス」でしたが、あいにく37度以上の熱があったので適当に写真を撮影して辞去。
体調万全ならぜひ試乗したかったです・・・。
展示車は E200 アヴァンギャルド SPORTS。(7,270,000円)
レクサスで言えば、「GS200t F SPORT」のライバルといったところでしょうか。
GS200tのF SPORTは「6,599,000円」の予定なので、約60万円の差ですね。
(安全装備・先進装備などはかなり違いますが・・・)
リヤはやっぱりCクラスと見分けがつきにくいです。従来のほうが高級感あったと思います。
(車両価格を考えると現行Cクラスはホント良く出来ていますね)
ドアをオープンした途端に派手なアンビエントライトでお出迎え。
これはレクサスやアウディにはない表現。(これらはもっと光が控えめ&イグニッションOnで点灯等)
ちょっと派手すぎる印象がありましたが、64色あるので好みに変更できると考えると素晴らしい。輝度も調整可能。
しかし、相変わらずベンツはドアの開閉時の音がいいですね!
噂の12.3インチのツインモニター!大迫力ですが、いかにも全面液晶で長方形の枠。
私は液晶賛成派ですが、あまりにも平面的でつるつるパネル。もう一捻り欲しかった感が。
高精細でとても深夜のロングドライブなどでの眼の疲労度・高年齢層への配慮など、どうなんでしょうね。
私的には見やすいと思いますが、これが自動車評論家にどのように評価されるのか関心があります。
<日本車でこれだけの面積の液晶メーター採用したらボロクソいわれるでしょうでしょうね(笑)>
インテリア全景。非常に見栄えが良いです。しかし、モニター部分以外はCクラスとあまり区別がつかない?
こまかい部分はもちろん違いますが、正直なところ、価格差ほどの差があるかというと?
現状の日本導入モデルではブラック系統の色しかないのが残念。
レザーパッケージ(有償:45万円)以外では合成皮革がメインなので、質感もそこそこといった感じ。
面積の広い黒杢目のドアパネルもいい感じです。全般的に質感は高いですが、このあたりはCクラスが脅威の完成度だったのでEクラスになったからといって特段驚くほどのことはありませんでした。
アンビエントライトはリヤでも派手ですが、私は好みです。
さて各地で絶賛されている(と思われる)新型Eクラスですが、未試乗という前置きですが、「静的質感」の観点では結構気になる点がありました。(期待が高すぎたのかなぁ。)
まずはフロント。見た目がCクラスなど見分けがつきにくいのはアウディやレクサスなども同傾向なので除外するとして、ロア部分の無塗装樹脂パーツが意外に目立つのにはガッカリ。高そうな感じはしませんでした。
「天井の素材」、「Aピラーの素材」、「グリップ(天井にあるつかむところ)」、「サンバイザー」、「ルームランプあ周り」の素材は従来モデルもそうでしたが、非常に質素かつコストがかかっていません。
こんなところを気にする人は少数派でしょうが、私は新型車の場合は必ずチェックしています。新型EクラスはCクラスと同等で、車輌価格に見合ったものではないと思います。
バニティランプの光源はLEDですが、質感がひどすぎる・・・。Sクラスとの差が激しい。
後席。居住性は素晴らしいです。足元へのアンビエントライトもムーディでいい感じです。
しかし、「センターアームレスト」の質感や素材感は疑問が。素直に安っぽいです。
リヤのエアコン吹き出し口まわりも簡素なものです。(なんと独立温度調整ができない?)
これは新型アウディA4の方がいいですね。(レクサスGSもversion.Lだと独立調整機能あり)
トランクもごくオーソドックスなもの。天井にはフック、サイドにはネットがありましたが、開口部手前の樹脂パーツの素材感も今ひとつですし、豪華なラゲージという感じはしません。
まだまだこれからラインアップの拡充がなされると思うのですが、「静的質感」という意味では特段の感動はなかったというのが率直なところです。
E400を除いて内装は黒一色ですし、、、内装やインテリアパネルの組み合わせを選ぶ楽しさもほとんどありません。
現状ではHUDもごく一部のグレードしかオプション設定されていません。
海外での事前画像は素敵な内装がいっぱいあったんですけどねぇ。
事前スペックではGSクラスは「完敗」ってイメージを持っていましたが、価格以外でも内装の細かい部分の質感やシートの質感、レクサスクライメイトコンシェルジュの制御、内外装カラー&インテリアパネルカラーの組み合わせなど静的質感においてはレクサスGSが優位な点も結構あると感じました。
新型Eクラスはやはり「半自動運転」や「先進的な安全装備」の数々や「マルチビームLED&アダプティブハイビームアシストプラス」など運転しなければわからない魅力がポイントということなんでしょうね。
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ブログは、ファンコミュニケーションズが運営するA8.netのファンブログを使用していますが、最近ブログの更新に失敗したりアクセスやレスポンスが遅い・・・などの症状がしばしば発生していますので、バックアップもかねて試験的に他ブログを更新し、その後、本ブログに内容を移植するという形式にしたいと考えております。
つきましては、以下のURLに「のんびりなまけにっき2」を作成いたしました。
まだまだ使いこなせていないので殺風景ですが、よろしければこちらもごらんいただければ幸いです。
(当ブログも同内容で適宜更新します)
のんびりなまけにっき2
http://www.namaxchang.com
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2015年09月21日
メルセデス・ベンツ 豊橋新車整備工場(VPC)見学!
ツアーには、
1)オーナー枠
2)一般枠
があり、オーナー枠は無料ですが、すぐ申し込みが埋まってしまうほどの人気とのこと。
一般枠は、近畿日本ツーリストがグルメ等のバスガイドツアーと組み合わせて有料で企画しており、比較的簡単に申し込みができます。
いずれもメルセデス・ベンツのホームページやメールマガジン等で告知されるようですので要チェックですね!
当方が参加した会は午前の部で一般枠。(午後はオーナーさん枠のようでした)
しかし、一般枠にもかかわらず、過半数以上の方がメルセデスオーナーの方でした。
参加エリアも当方のように東京や横浜を始め大阪や北陸など遠方の方もかなり多かったようです。
有料でもオーナーさんが参加するということは、オーナー枠がいかに人気かということの証でもありますね。
港に近い、「かもめりあ」展望台から。
豊橋・豊川エリアはずいぶん久しぶりなのですが、車の数にびっくり!
まだ新しい整備場へ。スタッフ一同のお出迎え綺麗な待合室(ラウンジ)もあり、よい雰囲気でした。
スライドショーを用いてのプレゼンも見応えあり、メルセデスの歴史や自動車誕生の歴史なども学ぶことができました。(一度ドイツにいってみたくなりました)
整備工場の入り口には、ガラス張り+高品質なじゅうたん敷きのプレゼンテーションルームが。
限定車のSLが鎮座していましたが、納車を希望される方は、こちらに展示されるそうです。粋な演出ですね〜
正直なところ、工場見学ではなく、新車整備工程なので、トヨタ・レクサスの工場見学を見た後だと物足りなさを感じます。
しかし、作業員の方が非常にこまかくチェックされていますし、塗装ミス・傷なども丁寧に補修されているのがわかりましたので、メルセデス・オーナーは安心して購入できるのではないでしょうか。
まだ未発表と思われるモデルもあったようですが、詳しくないのでよくわかりませんでした(汗
クイズに正解するとおみやげもありますし、快適かつクリーンな見学会で、ご家族の方もたのしめるのではないでしょうか。他の輸入車メーカーのも見てみたくなるほど、楽しいイベントでした。