そのマガジンXですが、2018年5月号、表紙にレクサスの文字はありませんが、レクサスファンならば要注目の記事が!
https://mag-x.com/free_cont/index_member.html
▼楽天ブックス マガジンX 2018年5月号
NEW MODEL MAGAZINE X (ニューモデルマガジン X) 2018年 05月号 [雑誌] 価格:650円 |
1つ目は「新型クラウン」に関する記事です。
当方は以前から、新型クラウンは「2L直4ターボ」と「2.5L直4のハイブリッドシステム(カムリのFR版)」を当初発売し、マジェスタは廃止、と予想していました。そしてスポーツグレードにはGS350やIS350、RC350で改良採用された「3.5L V6エンジンの2GR-FKS」を採用・・・つまり、さすがにLC・LSで搭載された「3.5L+マルチステージハイブリッド」の搭載はコストの面からも採用はないだろうと・・・
しかし、マガジンXによると、「マジェスタ」の廃止の代わりとして、レクサスLC/LSに搭載された、「3.5L+マルチステージHV」が搭載されるとの衝撃の記事が!しかも記事には社内秘である「スタッフマニュアル」からの情報と思われるボディカラーやグレード名のほか、トヨタセーフティセンスやマルチメディアシステムの詳細情報が掲載されていることから、かなり精度の高い情報と思われます。(ちなみにベ○トカー誌でも同様主旨の記事あり。もっともこちらはハズレ記事が極めて多いのですが・・・)
ここで問題なのは既存の「LS500h」/「LC500h」との関係です。
レクサスに搭載されたエンジンやハイブリッドシステムをトヨタブランドに搭載するのはごく普通の話なのでその点は問題はないのですが、マルチステージハイブリッドシステムは、LCとLSでもかなり高価な設定となっています。
具体的に・・・
・LSでは「ツインターボ」と「マルチステージハイブリッド」の価格差は「約140万円」となっています。
・LCでは「V8」と「マルチステージハイブリッド」の価格差は「約50万円」となっています。
・GSでは「V6」と「2.5L+ハイブリッド」の価格差は「約30万円」(V6の方が高い)となっています。
つまり、マルチステージハイブリッドは新開発のV6ツインターボやV8エンジンよりも高価に設定されています。
それをクラウンに搭載とは、マルチステージハイブリッドモデル採用モデルの価格はどうなってしまうのか?
現行のマジェスタは、「約643万円〜約699万」(特別仕様車除く)レンジですので、これより大幅に価格が上がることは確実(そもそもトヨタセーフティセンスの標準採用で+15万は最低でもアップする)。そのため、おそらく「800万円前後」にはなってしまうのではないかと・・・
それでも「LS500h」との価格差は最低でも300万円以上あるわけですが、果たしてそのような値付けをしてまでクラウンとして発売する必要(ニーズ)があるのでしょうか?
これにはいくつかの背景があると考えられます。
まずは、新型「LS」が後席重視のクルマではなく、「ドライバーズカー」にシフトしたこと。
これにより、従来のように市街地での乗り心地などコンフォート性を追求する方や、ショーファーカー的な使い方をする方はLSではなく、「新型クラウンをどうぞ」ということかもしれません。
次には、「レクサスGS」の後継モデルが見えてこないということ。
GSに関しては残念ながらモデル廃止が徐々に現実味を帯びてきており、マイナーチェンジの噂も聞こえてきません。よって、「GS450h」を全面改良してLSやLCの「マルチステージハイブリッド」を搭載することはないでしょう。
一方、「GS450h」オーナーの新たな移行先として駆動方式がFFベースの「ES」では物足りない。また、「LS」ではボディサイズも大きすぎる、また価格も高すぎる・・・ということで、GS450hの後継として、マルチステージハイブリッドを搭載した「新型クラウンをどうぞ」というシナリオなのかもしれません。
なお、当方も所有して感じたのはLS/LCの「3.5L+マルチステージハイブリッド」は数値的には「500」というより、限りなく「450」に近いと思います。(つまり、本来のネーミングは「LS450h」/「LC450h」の方がイメージに近く、少なくともV8エンジン搭載車の「500」シリーズと同等ではない、ということ)
よって、GS450hオーナーや現行マジェスタオーナー、そして新型LS500hの方向性に違和感を持つオーナー層を「新型クラウンで取り込む」・・・と考えれば新型クラウンに3.5L+マルチステージハイブリッドシステムの採用は頷けます。
しかし、それにしてもLSやLCとの価格差は相当あるため、レクサスオーナーに配慮するのであれば、エンジンやモーター出力を多少デチューンし、「燃費寄りに振って(数値的な)性能差」を出す、という可能性は考えられます。
具体的例としては、最高エンジン回転数を6600回転から6000回転程度に落とし、燃費はリッター18キロ台を目指す、というもの。
しかし、特に同じセダン型の「LS500h」のオーナーさんにとってはまさに衝撃、ではないでしょうか?
内装の仕上げや快適装備はLSとクラウンで相当差があると考えられますが、「1120万円〜1640万円」もするLSと新型クラウンが「同じエンジン+HVシステムを搭載」、という衝撃はかなりのものと感じます。
また、いわゆるメディアでの比較の際にも、クラウンとLSでの価格差が問題となるのは想像に難くありません。
今やダウンサイジングの時代とはいえ、「LS」と「クラウン」に同じエンジン+HVシステムが搭載されるのは初ですし、しかもクラウンは小型、軽量。新型クラウンの方がコンフォートかつ乗り心地が良い可能性も高いです。
日本において強力なライバルであるクラウンのフルモデルチェンジに伴う「マルチステージハイブリッドシステム」の採用と、アルファード/ヴェルファイアの高性能・高級化に伴い、日本における典型的なセダン型の「LS」の存在意義が問われることになりそうな予感がします。新型クラウンの正式発表にはドキドキしちゃいますね。
(ちなみに、もう2つ目の注目点は「ザ・総括」にLS500が登場! 採点は如何に?)
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
最近、欧州でのGS販売中止の噂がインターネット上に出回っていますし、ホントGSがどうなるのでしょうか・・・
クラウンもいい車だと思うのですが、どうしても所有感がわかないというか・・・。
やはり王道のFR高級セダン、残してほしいものですが。
コメントありがとうございます。
新型クラウンへのマルチステージハイブリッド、販売現場でもすでに話題になっているのですね!
クラウンに搭載されば、その通りで軽量ボディですのでかなりのパフォーマンスが期待できますね。
かなり仕上がりも良さそうですし、デザインもなかなかいいので人気が出そうです。
しかし、ハイパワー型のマルチステージハイブリッドは、クラウンの方向性とも少し違う気もするので、出力等、チューニングの変更が行われる予感もします。
国産車でも最も話題になる1台と思います。正式発表が待ち遠しいですね!
LSについては既存オーナーさんからかなり厳しい評価が出ているとの話を聞きます。パワー不足、静粛性、乗り心地など、やはり目のこえた方からの評価はなかなか厳しいみたいですね。
特に最近ベンツSクラスの直6-ISG搭載モデル(S450)も発表されましたし、このままでは、現在の3.5Lマルチステージハイブリッドでは対抗できないように思います。
とはいえ新規開発のV8は現実的ではありませんので、マルチステージハイブリッド+ツインターボエンジンなどへの換装が理想的に思います。
LC500の購入を検討していたところ、今月からこちらに何度かお邪魔をさせていただいていました。
クラウンですが、僕もこの3.5L+マルチステージハイブリッドのお話は先週エルマークの方からお聞きしました。
管理人様のおっしゃるようにとても驚きました。
エルマークの方から代車でお借りし数日現行型のクラウンハイブリッドに乗りましたが
とても良い車でした。
僕は現在LS600hLに乗っていますが現行型のクラウンハイブリッドは軽くエンジンのパワーもそこそこあり日本の道路事情では十分もしくはそれ以上と思います。
LC500の見積もりをお願いしにエルマークのお店に入ったところ、次期クラウンのマルチステージハイブリッドのお話をお聞きし、正直なところ LC500ではなく、この次期クラウンの3.5L+マルチステージハイブリッドに大変興味を抱いているところです。
クラウンであれば車重はおそらくハイブリッドで重くなったとしても1800 kgほど、2000kgは切るほどでしょうか。そこへこのエンジンとハイブリッドですから、決して軽いとは言えませんがこの車重にこのパワーであれば、考えただけでもワクワクします。
今年の夏に新型クラウンの発表ですが、その際には3.5L+マルチステージハイブリッドもあるのでしょうかね。または1年ほど遅れて追加モデルとなるのかもしれません。いずれにしろ楽しみです。
お話は変わり新型LSですが管理人様のおっしゃる通り方向性を間違ったとしか思えません。 LS600hLは中期型ですがとても重い車重に、それ以上のパワー、それ以上のブレーキ、シャシーと走っていてとても気持ちがいいです。
しかし新型 LS ではそれらを感じることができませんでした。
担当の方にもV8モデルが出るのではないか、いや出すべきだとお伝えしましたが
早急に対策を考えてもらいたいものです。
また管理人様のLCの記事を楽しみにしていますね。
納車おめでとうございます!やはりご購入なされたんですね。
500Iパッケージはパーソナルユースではベストな選択と思いますし、ブログを楽しみにさせていただきます。
しかしLS500hの評判は芳しくないですね・・・今回の「ザ・総括」は確かに内容は厳しかったですが、点数は意外でしたね。しかし、これで500hだったら★2つぐらいだったのではと思ってしまいます。LCともっと差別化してエンジン自体のチューニングをもっと低回転トルクを重視すべきでしたね。LS600hからの乗り換えの方が多いようなので、動力性能と静粛性ついて物足りない方はかなり多いようです。
クラウンですが、仮に3.5LマルチステージHVが搭載されるとしても、おっしゃるとおり実用域でのトルクと燃費重視型にしてほしいですね!さすがにレクサスとの差別化はしてくると思うのですが・・・
理想は2.5LのマルチステージHVにして、新型クラウンと次期GSで共有にしてほしいのですが、次期GSが見えない中、新型クラウン専用になるようなパワートレーンの開発はしないのでしょうね。
やはり、GSの代替需要掘り起こしだと思いますし、かつて3.5リッターのハイブリットモデルもありましたよねー。
なんと、クラウンを多数乗り換えされていらっしゃったんですね。
確かに日本においては万能選手ですよね!あらゆるシチュエーションで使えますし、高級感もありますし!
マルチステージHV、はレクサスとの差別化もあるので、3.5L以外のエンジンと組み合わせてほしいところですが、なかなか新開発も難しいのでしょうか・・・
マジェスタも統合するとなると、価格帯が広がるのはやむを得ないかもしれませんね。
今後の正式発表に期待しましょう!
フレームを使っていた頃のクラウンは、良くも悪くも「特別なクルマ」だったと思いますが、ここ2世代のクラウンはあまりに普通のクルマになってしまったと感じていました。
現行クラウンの価格レンジはCクラスや3シリーズあたりと被る印象ですが、本来クラウンのあるべき姿はEクラス/5シリーズ並みの車格/価格だと思っていますので、3.5マルチステージの採用は良かったと思います。
もし低回転型にチューニングされていれば「流石、お見事!」です。どこの誰がLSやクラウンで6000rpmオーバーを使うのか?と。名より実を取るチューニングは勇気がいると思いますが、是非とも実行して欲しいです。今のチューニングは低回転域のトルクが薄すぎて・・・。
LSの立場が少々危うくなりそうな気もしますが、今回のLSは失敗作(と言いつつも買ってしまいましたが)と見ていますので、保険の意味でもクラウンの方向性は正しいと思います。
2つ目の注目点は・・・正直驚きました。総括らしからぬ「忖度評価」ですかね?
毎度長文申し訳ございません。
ほぼ全天候対応、多少の悪路、冠婚葬祭、ビジネス、操作性、乗り心地、動力性、走行性〔21系は特に改善〕、快適性、ブランド力などどれも平均以上で、500万前後というお手頃な価格が気に入っています。コストを含めた総合力では、やっぱりクラウン、となってしまいます。
しかし、マルチステージHV搭載とはいえ800万ではクラウンらしさは感じられません。
2.5マルチステージHVを600万弱がクラウンらしいと思いますし期待しているところです。