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2015年04月12日
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」見てきました
 今年(やっと)2本目の映画鑑賞はアカデミー賞4部門受賞のこの映画。結論から言うと映画鑑賞力が低く、しかも例年の1/10のペースで映画を見てる今の私にはあまり楽しめませんでした。いや、悪い映画じゃないと思いますし深みもありましたが、過去に見た「圧倒される映画」と肩を並べるほどでは…と感じました。(あくまでも個人的な感想です)



 正直なところ、アカデミー賞好みの映画だなぁ…って感じ。ミッキー・ローグの「レスラー」とナタリー・ポートマンの「ブラック・スワン」を足して2で割った様な映画に思えたと言う事は、既視感がたっぷりとも言えなくはないし、ワンカメ風アングルは慣れるまで少々苦痛でした。

 それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレばありますのでご注意を。

【感想:Start】

 確かに良い映画だと思います。が、上にも書いた通り過去の栄光にすがる主人公は「レスラー」を、現実と虚構の狭間を描いた部分では「ブラック・スワン」を連想させます。あと、超能力の描写で勘の良い人なら楽屋で荒れるシーンで気づくと思いますが、終盤にネタバレします。これは同じくブラック・コメディーとの触れ込みでありながらこの映画同様、ほとんど笑えなかった「フィルス」を思い出しました(笑)。

 と、過去に見た映画との類似点を列挙し、ラベリングをするだけで批評(感想)と思ってる、何もリスクを背負わない人間は…と言うようなセリフが交わされるシーンがあります。ここがこの映画の山場だと思いますが、残念ながら他に心に残る様なシーンを拾え上げられなかったのは私の底の浅さに起因します(笑)。

 確かに「落ちぶれたかつてのヒーロー」の姿を描く映画ってのは定番の一つですんで、その事をもって陳腐などと言う批評は的外れでしょうが、前回の「アメリカン・スナイパー」同様、批評を許さない映画に思え、個人的にはあまり感情移入できなかったと言う、とにかく個人的な好き嫌いだと思いますんで、あまり参考になる感想じゃないと思います。

【感想:End】

 最後に。実はこの作品も親父と一緒に行ってきました。もちろん親父が興味を持ったからですが、親父の映画情報のソースは某新聞。その新聞の批評、御多分にもれず提灯記事って感じですが、親父は完全にその新聞の盲信者。そこで高評価なら間違いない!ってテンションですが、親父と行って傑作と感じた映画は…



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