2014年05月08日
「プリズナーズ」見てきました
冒頭からいきなりですが、この映画はオススメ。いや、正確にいえば私には超私好みなだけかもしれませんが、ここ数年の中でもトップクラスの作品です。(個人的感想です)
予備知識として知っているストーリーではありますが、幼い娘が行方不明になるオープニングはけっこうストレスを感じつつ、徐々に主人公に感情移入していきながらもやがて彼の狂気に気持ちは離れ、それでも否定しきれない心情も感じられ、
この映画、本当に先が読めない。行方不明の二人の少女が生きているのか死んでいるのか。犯人と思しき人物は本当に犯人なのか無実なのか。ヒュー・ジャックマン演じるドーヴァーの行動は正しいのか間違っているのか。そしてその行動は娘たちの救出に繋がっているのか送らせているのか。そして事件を担当しているジェイク・ギレンホーク演じるロキ刑事は有能なのか無能なのか。
それでは毎度おなじみの【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
あっ、その前に1つ。これ、流血シーンはけっこうありますし、拷問シーンも殴るなどの原始的なものですが、弱い人にはきついかもしれません。
【感想:Start】
冒頭にも書きましたが、この映画はツボにはまりました。同じく先が読めないと言う点で時間を忘れる感覚もありますが、行方不明の少女たちの捜索が遅々として進まず、異常に長くも感じます。
そして最近の映画にありがちな手法を考えると、本当に犯人が分からなくなります。一番の容疑者であるアレックスなのか、途中から現れる容疑者なのか。途中、身内の兄や姉まで怪しく感じてしまいました(笑)。
改めてストーリーですが、ありがちな容疑者逮捕&証拠不十分で釈放。父、怒りの監禁&拷問…と言う流れではありますが、とにかく娘を救いたい一心での行動ではあるものの、自身の呵責もあり、無理やり自分の行動を合理化したり…。
厳密にいうとあんな監禁&拷問を素人がやったら、ほぼ確実に殺してしまうし、ほかにも細かい点では突っ込めるシーンや設定が散見されます。さらに言えば、(ガチのネタバレになりますが)かなりご都合主義的な着地点ではありますが、おおむね満足行けると思います。
まぁ、説明不足なのか、回収しきれていない伏線(神父による殺人の経緯や、ドーヴァーの父の自殺、儀式に使われたと思われる大量のへび等々)も残っていますが、もしかしたらDVDででも確認しないと理解できない様な所もあります。(ってか、私が理解力不足なのかもしれませんが)
総評として、終わり方も含め満足いく作品でした。個人的採点では年間に2〜3作品にしか与えない90点以上が付けられると思います。
【感想:End】
最後に。これから先、上映される映画で「MONSTERZ」ってのがありましたが、ストーリーを見ると…韓国映画の「超能力者」のリメイクだった。あの映画、なかなか良い出来でしたが、リメイク版を見に行くか思案中。
それから「ミスターGO!」って韓国映画がありましたが、原作は水島新司でOKですか?子供の頃に読んだ「野球狂の詩」でゴリラを阪神に入団させようとするが、コミッショナーに反対されて大リーグに行く…ってエピソードがありました。
ネットで調べたら「たそがれちゃってゴリ」って題名で、大リーグでの登録名が「ミスター・ゴリ」だったとか。
う〜ん…
【ちょっと追記】2014/05/09
「この映画、ひと事じゃない。」ってコピーが付けられていますが、私の勝手な解釈を。
もちろん、この映画の様に肉親が誘拐されるなどの話がひと事ではないと言う直接的な意味合いもあるかもしれませんが、ドーヴァーがアレックスから「ぼくがいる間、泣かなかった」と聞いたセリフが「ぼくが立ち去った後、二人は泣き始めた」とセリフを脳内変換してしまっていた。
監禁&拷問も後戻りできなくなっていながらのもどかしさ…などなど。
正しいと思いながらも「やっちまった」と思ってしまう一人の自分を感じる瞬間。これこそが「ひと事じゃない」って部分の様にも思えましたが…読み過ぎかな?
予備知識として知っているストーリーではありますが、幼い娘が行方不明になるオープニングはけっこうストレスを感じつつ、徐々に主人公に感情移入していきながらもやがて彼の狂気に気持ちは離れ、それでも否定しきれない心情も感じられ、
この映画、本当に先が読めない。行方不明の二人の少女が生きているのか死んでいるのか。犯人と思しき人物は本当に犯人なのか無実なのか。ヒュー・ジャックマン演じるドーヴァーの行動は正しいのか間違っているのか。そしてその行動は娘たちの救出に繋がっているのか送らせているのか。そして事件を担当しているジェイク・ギレンホーク演じるロキ刑事は有能なのか無能なのか。
それでは毎度おなじみの【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
あっ、その前に1つ。これ、流血シーンはけっこうありますし、拷問シーンも殴るなどの原始的なものですが、弱い人にはきついかもしれません。
【感想:Start】
冒頭にも書きましたが、この映画はツボにはまりました。同じく先が読めないと言う点で時間を忘れる感覚もありますが、行方不明の少女たちの捜索が遅々として進まず、異常に長くも感じます。
そして最近の映画にありがちな手法を考えると、本当に犯人が分からなくなります。一番の容疑者であるアレックスなのか、途中から現れる容疑者なのか。途中、身内の兄や姉まで怪しく感じてしまいました(笑)。
改めてストーリーですが、ありがちな容疑者逮捕&証拠不十分で釈放。父、怒りの監禁&拷問…と言う流れではありますが、とにかく娘を救いたい一心での行動ではあるものの、自身の呵責もあり、無理やり自分の行動を合理化したり…。
厳密にいうとあんな監禁&拷問を素人がやったら、ほぼ確実に殺してしまうし、ほかにも細かい点では突っ込めるシーンや設定が散見されます。さらに言えば、(ガチのネタバレになりますが)かなりご都合主義的な着地点ではありますが、おおむね満足行けると思います。
まぁ、説明不足なのか、回収しきれていない伏線(神父による殺人の経緯や、ドーヴァーの父の自殺、儀式に使われたと思われる大量のへび等々)も残っていますが、もしかしたらDVDででも確認しないと理解できない様な所もあります。(ってか、私が理解力不足なのかもしれませんが)
総評として、終わり方も含め満足いく作品でした。個人的採点では年間に2〜3作品にしか与えない90点以上が付けられると思います。
【感想:End】
最後に。これから先、上映される映画で「MONSTERZ」ってのがありましたが、ストーリーを見ると…韓国映画の「超能力者」のリメイクだった。あの映画、なかなか良い出来でしたが、リメイク版を見に行くか思案中。
それから「ミスターGO!」って韓国映画がありましたが、原作は水島新司でOKですか?子供の頃に読んだ「野球狂の詩」でゴリラを阪神に入団させようとするが、コミッショナーに反対されて大リーグに行く…ってエピソードがありました。
ネットで調べたら「たそがれちゃってゴリ」って題名で、大リーグでの登録名が「ミスター・ゴリ」だったとか。
う〜ん…
【ちょっと追記】2014/05/09
「この映画、ひと事じゃない。」ってコピーが付けられていますが、私の勝手な解釈を。
もちろん、この映画の様に肉親が誘拐されるなどの話がひと事ではないと言う直接的な意味合いもあるかもしれませんが、ドーヴァーがアレックスから「ぼくがいる間、泣かなかった」と聞いたセリフが「ぼくが立ち去った後、二人は泣き始めた」とセリフを脳内変換してしまっていた。
監禁&拷問も後戻りできなくなっていながらのもどかしさ…などなど。
正しいと思いながらも「やっちまった」と思ってしまう一人の自分を感じる瞬間。これこそが「ひと事じゃない」って部分の様にも思えましたが…読み過ぎかな?