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2012年06月14日
「外事警察 -その男に騙されるな」見てきました
 めずらしく映画の感想が押し押しになっていますが、今日は月曜に見た映画について。兎にも角にもこの映画、「正義のためなら手段を選ばない」「手段を選ばないやり方を正義と呼べるか」と言ったハードボイルドで後味の悪いラストが期待できそうな予告編や宣伝映像で「見たい映画リスト」に入った作品。



 さて、さっそくですが【感想:Start】〜【感想:End】に。少々ガッツリしたネタバレがありますんでご注意を。

【感想:Start】

 まず一発目に書いておきたいセリフがあります。

「とにかく君は両親に守られたんだ。感謝しろよ」by斉藤さん

 まぁ、元ネタが分かる人にしか分かりませんし、外事警察&元ネタを知っている人でこの文章を読んでる人ってどのくらいいるかを無視してでも書きたい一言(笑)。もちろん、最後の爆弾解除のシーンについてですね。


 さて本題に戻りますが、この映画も「麒麟の翼」同様、テレビドラマの映画版でありながらオリジナルのドラマをまったく見ていない状態ででした。で、出だしなんですが、とにかくセリフの一部に見ていて背中が痒くなるようなベタなものがあり、見てて恥ずかしくなる説明セリフが序盤に目白押し。一気に心が離れていきました(笑)。

 ストーリーの方はイロイロな立場の思惑が入り乱れすぎ、どの状態で誰がイニシアティブを取っているのかわかりにくくなっているのが残念。これは「キラー・エリート」と共通したマイナスポイント。

 ただ、渡部篤郎演じる主人公の住本が情に厚いのか非情なのか、判断がつきにくい良い演技をしています。正に「その男に騙されるな」と言う感じ。約束が違う!って食って掛かっても、既に住本の術中にはまってしまう。そのクセ、裏をかかれてしまったりするシーンもあり、決して全てが思惑通りと言う訳ではありません。

 同様に真木よう子や尾野真千子の演技も良かったんで、ストーリーに入り込めましたが・・・だからこそ冒頭での「説明セリフ」が・・・(ry

 途中、要所要所で「オイオイ!」と言いたくなるご都合主義な流れや矛盾もありますが、最後にかなりの量をクリアしてしまいます。これがちょっと強引って気もしますが、良しとしましょう(笑)。

 ただ、それでも気になるのがラスト近くのカウントダウンシーン。ホント、悠長で退屈なやり取りだし、そもそも果織は娘を救いに来たのだから、あんな状況なら半狂乱になって娘を探すはず。ってか、あのシーンに持っていくために逆算したようなストーリーは如何なものか。

 まぁ、最後のDNA鑑定と女の子が容易に誘拐されたご都合&矛盾・謎をラストでチャラにする強引さはプラスポイントにしても差し支えのない小気味良さでした(笑)。

【感想:End】

 最後に。次に気になる映画をピックアップしておく。「REC/レック3 ジェネシス」「フェイシズ」はギリギリ見に行く稼動どうかの線で、「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」は広島では1週間しかやらないんで23日は外せない。が、「ベルセルク」もあるし…

 今月末あたりはまたまたスケジュール作りが必要かも。

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外事警察 その男に騙されるな@ぴあ映画生活



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