2007年07月30日
プロレスの神、逝く
あくまでも個人的な話ですが、この週末は休んだ気がしません。明日からの一週間、何か気合が入らない事を早々と宣言しておきます。
さて、残念ながら今日も訃報です。「プロレスの神様」と呼ばれていたカール・ゴッチ氏が亡くなりました。享年82歳でした。
プロレスファンには説明の必要が無いでしょうが、アントニオ猪木が標榜する「ストロングスタイル」や猪木の流れを汲む「猪木イズム」なども、本を質せば「ゴッチ・イズム」が源流にあります。彼の指導で多くの名レスラーが生まれましたが、同時に某有名レスラーは早々にゴッチの指導に背を向けたりもし、必ずしも万人受けするスタイルではなかった頑固な一面もありました。
そしてあるテレビ番組での事。他人を滅多にほめないと言われるゴッチ氏の最高の褒め言葉は「まぁまぁだな」だと言うエピソードを紹介した藤原組長、続けて藤原さんはその言葉を言われた事はありますか?と聞かれ、「ちゃんこ鍋を作ったときに1回だけ」と笑っていました。
そんな日本語のやり取りを怪訝そうに聞いていたゴッチ氏に「最近のレスラーについて一言ありますか?」 との質問が。通訳を通じてこの質問を聞いたゴッチ師はギロリと視線を送り一言
「Dancer」
もう10年以上も前の名言です。しびれる語録を残した神、彼には評価は分かれますが、功績を称えるとともにご冥福をお祈りします。
最後に。選挙が終わり、テレビから幾多の勝者の喜びの声、敗者の無念の声が聞かれますが、どうしても気になるのが敬語の使い方。「〜させていただく」と言う妙な「謙(へりくだ)り」の連発はバカじゃないか?と言いたくなるものばかり。要所要所で使うのは良いんですが、「私の考えを訴えさせていただき、ご理解していただいた結果、当選させていただきました。つきましては全力をつくさせていただき・・・」ってのはちょっと誇張しすぎですが、何か主体性が感じられないと同時に、心にも無いことを言っているように思えるですが。
まぁ、取りあえず謙ってりゃ間違いないって事でしょうかねぇ?
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