今日、溜まりに溜まった書き込みにレスいたしました。皆さんの書き込みを無視していたわけでもありませんし、むしろリアルタイムで話題に乗りたいものもありましたので若干残念。レスが不十分だった方々、申し訳ありません。


　さてさて、ちょっと引かれるかも知れませんが今日、テレビ朝日開局50周年記念番組で報道をテーマにした番組が夕方にありましたが、そこでちょっと気になったコメントをした人物がいました。曰く、テレビの報道で国民が一つの方向に流れる恐さを言いたかったのでしょう。イラクで起きた人質事件で家族の発言がキッカケで叩かれた話を例にとり･･･ちょっと聞き捨てならない事を口にしていました。

　仮に北朝鮮がテポドンを日本に打ち込んだとき、世論が一方に流れて･･･って、それって悪いことなの？

　もちろん、過剰に一つの思想に偏るの危険性は認めますが、この様な例を出されたらちょっとヘンだろうと感じます。いや、テポドン打ち込まれたらすでに戦争じゃない？他にも例えば対馬に韓国が武力を以って上陸したとして、前述のコメントを述べた人物なんかは「韓国国民の全員がこの様な行動を支持しているとは思えない。日本は対話で問題の解決をすべき」なんて言い出しそうです。


　ここで感じるのがやはりテレビ（正確には既存ジャーナリズム）は基本的に国民を「愚かな民」と考えているのではないか、だからこそ自分達が（彼らの考える）「正しい方向に導く」必要があるとの思っているんじゃないかと。だからこそ愚民が情報を発信する、意見を表に出すインターネットを嫌うのではないかと勘ぐってしまいます。

　私のモットーは、何を考え何を主張しようとも、その批判は私も含まれることを覚悟し、自分も批判の対象になりえることを認識して文章を書いています。ゆえにこの覚書も「賢いコメンテーター氏に対する浅い知識しか持ち合わせない愚民の駄文」と捉えられてけっこうです。

　ただし、言い方を変えれば（彼らの考える）「正しい方向に導く」事を使命と考える連中に素直に従わないへそ曲がりがここにいますよ、と言っていると思っていただければ幸い。

　やっぱりテポドンを打ち込まれたら、対馬に武力侵攻があったとしたら私は無条件に激昂するでしょう。そして数年後、「あの頃は世論が一方向に流れて酷かったなぁ」と言えるのは良い結果が出た場合だけ。

　冒頭のコメンテーターさん。世論が偏るのも仕方ない･･･と思えるのはどの程度の被害が出た場合ですか？

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